日本のキリスト教信者は人口の1%にも満たないが、2015年は長崎で隠れキリシタンが発見された150年になる。特に長崎の街かどではこのカトリック歴史に触れることができる。「隠れキリシタン」発見の歴史と原爆に関連する大浦天主堂とカトリック浦上教会を訪ねた。 日本のカトリック史上の“奇跡”イスラム過激派による世界的なテロで、イスラム教に対する関心と警戒心は日本で高まっているが、日本人は20億人以上の信徒を抱える世界最大宗派のキリスト教について、意外に無頓着であまり知らない。しかし、2015年は日本のカトリック信者にとって、「信徒発見150年」という極めて重要な年にあたる。 イエズス会宣教師のフランシスコ・ザビエルが1549年に、初めてキリスト教を日本に伝えてから450年余。その後、江戸時代にはキリスト教が「禁教」とされ、長崎、大分、熊本など九州に広がったカトリック信徒は『隠れキリシタン』として、