東京都内で、配達へと向かう郵便配達員(2005年9月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/Toru YAMANAKA 【8月2日 AFP】日本郵政が運営する日本の郵便サービスは、遅配や配達物の紛失が当たり前ともなっている一部の国々での郵便サービスとは対照的で、国の誇りですらある──。郵便拠点のネットワークは小さな田舎町にまで広がり、遠隔地に暮らす人々にとって重要なライフラインとなっている。 日本郵政は事実上世界最大の銀行で、保険や貯蓄サービス事業も展開する。郵便局は日本の高齢者たちが年金を引き出す窓口でもある。郵便物は祝日を含め週7日、玄関前まで届けられ、宅配便でもヤマト運輸や佐川急便などの大手に引けを取らない。 国内2万4000の郵便局では従業員20万9000人(2012年7月1日現在)が働いており、その配達能力は圧倒的だ。その配達能力によりインターネット小売大手アマゾン・ドットコム(Am