効率の良い暗記法や記憶力を高める習慣を身につけるために、記憶のモデルを紹介します。 どのように暗記するか、具体的な暗記法を今すぐ知りたいと思うでしょう。 しかし、何故そうなるのか仕組みを理解してから具体的な暗記法を知るほうが、納得して暗記法を使えます。また、あなた自身が、新しい上手な暗記の仕方を思いつくでしょう。 では、記憶とは何か、記憶のモデルを説明します。 記憶とは? 記憶とは過去の経験を保存し、後にそれを再現して利用する機能で、符号化(記銘)、貯蔵(保持)、検索(想起)の3段階からなります。 次に記憶の種類です。記憶できる時間により、感覚記憶、短期記憶、長期記憶に分類できます。 感覚記憶は、見たり聞いたりしたことを、そのままの形でほんの数秒という短い時間だけ覚えている記憶です。 短期記憶は、得られた情報(感覚記憶に入った情報)を符号化し、一般に十数秒から数分程度(数時間までという定義