オムニチャネル時代では、自社商品/サービス(以下、商品)に対して、(1)消費者の気持ちを振り向かせ、(2)買う気にさせ、(3)実際の購買行動を行わせる、という3つのステップの適切な運用の成否が、ビジネスの勝敗を決定づける。ECサイトの場合は、これに(0)自社商品が買えるサイトに消費者を連れてくる、というさらなるハードルが加わる。 そこで本稿では、この4ステップを適切にマネジメントすることで、自社商品の「ポチる」を促す仕組み、仮称「ポチリング・マネジメント」について一つの提言を行いたい。キーワードは、「エスノグラフィー」「ビッグデータ」「データサイエンス」「データ・サイエンティスト」「ソフト・スキル」の5つだ。 1.エスノグラフィー 筆者はマーケティング業界が「エスノグラフィー」を単純に「観察手法」と訳したことが、その本質を矮小化させたと考えている。 消費におけるエスノグラフィーとは、「消費
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