米航空宇宙機器大手ボーイングのロゴ(2019年3月12日撮影、資料写真)。(c)Jason Redmond / AFP 【10月19日 AFP】米航空宇宙機器大手ボーイング(Boeing)737MAX型機をめぐる問題で、同社のチーフテクニカルパイロットが2016年に行われたシミュレーター試験中に同機の失速防止システムが「作動しまくっている」と同僚に伝えていたことが分かった。AFPは18日、このインスタントメッセージを確認した。 737MAX型機をめぐっては2018年10月にライオン航空(Lion Air)機、今年3月にエチオピア航空(Ethiopian Airlines)機が墜落し、合わせて350人近くの犠牲者が出ている。予備調査によると、737MAX型機のために特別に設計された失速防止システム「MCAS」がセンサーの誤情報に基づいて作動し、機体が急降下して、パイロットによる操縦を妨げてい