渋谷のセンター街や原宿の竹下通りそばなど、都心の商業一等地に店舗を構える世界的な日用雑貨チェーン店「MINISO」が、北朝鮮の首都・平壌に店舗を開設していたことがわかった。 国連安全保障理事会は、核ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、制裁措置を科している。専門家によると、平壌での店舗開設は国連安保理の決議違反に当たる可能性が高い。日本の警察当局や貿易管理当局も情報収集に乗り出している。 平壌市内の高層マンション街に北朝鮮第1号店 MINISOは「株式会社名創優品産業」(本社・東京都中央区銀座3丁目)が経営する、急成長中のカジュアル雑貨ブランドのチェーン店。同社が北朝鮮第1号店を開設した場所は、同国の金正恩朝鮮労働党委員長の肝いりで建設が進められ、4月に完成したばかりの平壌市内の高層マンション街「黎明(リョミョン)通り」だ。 この問題で筆者が取材協力してきた北朝鮮関連ニュース専門サイトのNK