昨今、大学におけるPBL(Project Based Learning)型教育でのアジャイル開発の実践事例が増えてきました。 各大学のこれまでの成果とその高い教育効果を紹介し、学生社会人を問わずプロジェクト実践者の相互学習と交流を目的としたイベントを開催します。 2020/1/25 参加方法を掲載しました2019/11/30 会場および現時点のスポンサー一覧を掲載いたしました2019/11/23 スポンサー応募フォームを設置しました2019/11/7 ページをオープンしました

あるミッション系の大学から講師委嘱の依頼がやってきた。その科目は私の個人的な知識と経験から興味深い話がたくさんできるであろう分野で、具体的には、著作権特許権と検閲、電子書籍とDRM、著作権特許権の保護する範囲を越えようとする不自由なソフトウェアライセンス、岡崎図書館事件、兵庫県警Alertループ事件、神奈川県警CoinHive事件、あるいは本の出版事情や再販制度といった内容を取り扱うことになる。 例年70-80人の履修者がいて、1学期間に1コマ100分が14回に加えて内容の理解の確認のための課題と評価だ。 単純計算で一ヶ月に7時間の授業と、準備時間を授業時間と同じぐらい確保し、課題作成と80人分の回答を評価する時間を考えると、最低でも月に20-30時間ぐらいは必要だ。質をあげようとすればもっと長時間の労働になるだろう。大学なので報酬は安くても引き受けるとして、期間を定めた個人請負なので時給
スマートキャンプのエンジニア今川(@ug23_)です。 今月3日から6日にかけて産業技術大学院大学のenPiT2プログラムの一環である、 enPiT2 PBL基礎・夏合宿「アジャイルチームキャンプ」(以下、夏合宿)に社会人メンターとして参加してきました。本記事ではその参加レポートをお送りします。 会社側には業務として送り出していただきました。任意で受講するenPiT2の受講生たちと直接関われる機会が得られ、直接採用につながらなくても「今の学生エンジニアが求めるもの・流行り」などの情報収集になるし、アジャイル開発を実践していることを伝えられるという会社側へ与えるメリットも説明して最終的には代表OKをいただきました。 enpit.aiit.ac.jp enPiTは 高度IT人材を育成する産学協働の実践教育ネットワーク という題がついており、学生時代のうちから実践的なIT教育を行って社会で活躍で
はじめに スケジュール 1日目 アジャイル開発とスクラム & ワークショップ 2日目 TDD入門 & TDDワイワイ会 3日目 & 4日目 スクラムによるプロダクト開発 5日目 全体ふりかえり まとめ やったこと わかったこと 次やりたいこと はじめに 昨年も参加したenPiTに今年はメンターとして参加しています。 箱根で行われた5日間のアジャイルチームキャンプに参加してきました! スケジュール 1日目 アジャイル開発とスクラム & ワークショップ 午前中は座学でアジャイル開発とスクラムに関する講義がありました。 アジャイル開発とスクラム 午後は折り紙や画用紙などを使って「何らかの機能を持つオブジェクト」をお題にスクラムの実践でした。 去年のenPiT合宿でもやったやつ! 2日目 TDD入門 & TDDワイワイ会 午前中はTDDの座学、午後は実際にCyberDojoを使ってチームごとにTD
このブログでは日本(の学部)からアメリカのコンピューターサイエンス博士課程へ出願した際のスケジュールや行った対策についてまとめています。 はじめに 自己紹介 アメリカのCS博士課程とその合否決定プロセス スケジュール 必要な書類やその対策 TOEFL及びGRE 対策 TOEFLのミニマムスコア TOEFLのSpeakingのみ高いスコアを要求されている GREのミニマムスコア 望ましいスコアについて GPA 望ましいGPA GPAに関する懸念事項 GPAが4.0換算でない場合もしくはGPAなどを大学が成績証明書に掲載していない場合 GPAが低い場合に挽回可能か 科目名がわかりにくい Curriculum Vitae (CV) 推薦状 誰にお願いすればいいのか 推薦状の執筆に際して推薦者に送った資料 推薦状の依頼・提出 Statement of Purpose (SoP) 「SoPは合否に対
私はアメリカの大学で「インタラクティブメディアとゲーム開発」を専攻しましたが、その時受けたSoftware Engineeringという授業が色んな意味で素晴らしかったのでその授業がどう素晴らしかったのかを紹介していきます。 リアリティーがすごい まずこの授業、生徒数が80人ほどいます。ここから教授がみんなを約15人ずつの5つの会社に分けていきます。そうです、我々生徒は実は会社員なのです。 そして初日に出された課題は「自分たちの会社のミッションステートメントを考えてくること」です。 それだけでなく、プロジェクトマネージャー・プロセスエンジニア・リリースエンジニア・ドキュメンテーションマネージャー・クオリティーマネージャーの役割を会社のどの社員が取るのかを決めてこないといけないというのです。私たちは言われるがままにミッションステートメントを用意し、次の授業に備えました。 プロセスがすごい S
ロンドンから車で2時間ほど西に位置する人口5000人ほどの街、マルムズベリー。こぢんまりした中心街には、中世の趣をそのまま残したレンガ造りの家が立ち並び、見晴らし台に登れば眼下には広々とした田園風景が広がる。 そのマルムズベリーからさらに車で10分ほど走ると見えてくるのが、「ダイソン インスティチュート オブ エンジニアリング アンド テクノロジー」だ。 ダイソンが設立・運営するこの大学は、2017年設立。 イギリスの名門・ウォーリック大学と提携し、4年で学士号が取得できる大学だ。しかしその中身はいわゆるイギリスの普通の大学とは大きく異なる。 まず、授業料はすべてダイソン負担だ。代わりに、学生は週のうち3日は隣接するダイソンの研究・開発拠点で働き、2日を大学の授業などに充てる。 授業料の負担に加え、1年間で1万8000ポンド(約248万円、1年生の場合)の給料も学生に支払われるという。ダイ
世界的に過熱するAI開発競争。そのなかで日本のAI開発は周回遅れになっていると度々指摘されてきました。本連載は、囲碁AIの研究開発を行う福原智氏の著書『テクノロジー・ファースト』(朝日新聞出版)から一部を抜粋し、筆者が囲碁AI開発を続けるなかで感じた国内AI業界が抱える問題点について紹介していきます。今回は囲碁と関係の深い日本が、囲碁AI研究で米国に遅れにとった理由について考えていきます。 推論AIをつくろうという第五世代コンピュータで行われた囲碁の研究は、あくまでサブプロジェクトの扱いにすぎなかった。囲碁がプロジェクトの中心になっていたら、違うエンディングにたどりついたのではないか。そう思うと歯がゆい。 ゲームに勝つというアプローチでAIを研究する歴史は古い。1950年には、すでにコンピュータ・チェスの論文が登場している。そして、昔からAI学者は次のように言い伝えてきた。 「Chess
過去の記事 社会人博士に進学しようとしている人へ - yumulog | 社会人博士の日記 にも似たようなことは書いてるんですが。 社会人博士での進学を検討しているなら、入学前にとりあえず論文読むのを習慣づけるのがお薦めです。arXivやResearchGateやオープンアクセス誌の普及もあって無料で読むことができるものが増えてきましたし、学費よりはACMやIEEEの会員になる方が安いので。進学した場合に研究時間を実際どのくらい取れそうか計測する参考になりますし、研究室選びの参考や研究テーマ検討にもなりますし、博士課程では査読付き論文を数本書くことになるので修了のハードルの高さが想像つきやすくなりますし。あと単純に論文読むの面白いです。 実際の論文サーベイは英語論文が対象ですが、慣れるまでは日本語の論文を読む方が良いと思います。情報処理学会論文誌だと、2年前より古いものであれば無料で読めた
先日、2018年度 enPiT ビジネスシステムデザイン分野ワークショップというものがありました。 今まで、chikuwait.hatenablog.com chikuwait.hatenablog.com とかで書いてきたプロジェクト学習と、enPiTを1年間やってきたわけですが、ついに筑波での発表で終了というわけです。絶賛虚無虚無プリン。この気持ちを整理するためにも1年間を振り返ってみようかなと。 いつもの前提 プロジェクト学習 公立はこだて未来大学では3年生の必修授業で「プロジェクト学習」と呼ばれる学科・コースの枠を超えた通年の開発演習があります。この授業では様々なテーマで最大15人程度のチームを組んで1年間取り組みます。詳細はこちらを参照。 www.fun.ac.jp enPiT enPiTは、 「成長分野を支える情報技術人材の育成拠点の形成(enPiT)」は、4分野における高度I
miholovesq.hatenablog.com Developers Summit(通称デブサミ)2019で登壇してきました。 感想と資料を置いておきます。 登壇したセッションについて 大学におけるイマドキのエンジニア教育 13:05~13:50【14-D-4】大学におけるイマドキのエンジニア教育 kyon_mmさんにお声がけをいただいて、kdmsnrさんと。 そもそも東工大のプロジェクトに角さんを紹介したのはわたしだったりするので、あれから数年、わたしも東工大で仕事をするようになって、ここで巡り合わせたか〜って感じで感慨深いです。 控えめに言って、登壇してて最高に楽しいセッションでした。 セッションを企画してくれたkyon_mmさん、どうもありがとうございました。 自分がやっているRSGT2015でまさにこのネタを企画したのに、セッション参加者は十数人程度と寂しかったのを覚えています
Regional Scrum Gathering Tokyo のアドベントカレンダー2018 11日目です。 永瀬さんの提案により実現したこの企画。とても良記事ばかりで、25日までではなく年末まであったらいいのにな、という気分です。 昨日は、土肥さんの『RGSTを通して振り返る自分とScrum』でした。土肥さんが書いてくださった”年の終わりに、セッションプロポーザルを書くことで、何が今年の学びだったのかを振り返り、年の最初にRGSTに参加することで、刺激とエネルギーをもらうというサイクル”を作れていることは運営側にとって大変喜ばしいことですし、私自身もRSGTに参加することで、その一年が始まる気がしています。 さて、私の記事では、私がアジャイルコミュニティに出会うまで、そこからどのような人々と出会い、XP祭りやRSGTの実行委員となったのか、そして今後どのようなことをしていきたいのかを語り
講義におけるウェブサービスやオープンソースソフトウェアの活用と課題 Mon Nov 26 18:42:04 JST 2018 (modified: Mon Nov 26 18:58:16 JST 2018) views: 2781, keywords:教育,ご報告 この記事は最終更新日が5年以上前のものです。 このテキストは、2018年11月26日に開催された、千葉工大のFD(Faculty Development)フォーラムの発表予稿を加筆修正したものです。参考文献、あんまり調べてませんすみません。(引用した佐藤さんの卒論に丸投げしました。) 発表資料(ポスター) 1. はじめに スマートフォン、タブレットPC、ノートPCは、情報を早く、効率よく得るために必須の道具となりつつあり、講義での利用促進も叫ばれている。特に、プログラミングの伴う講義(数学や制御などアルゴリズムを書いて理解できる
前提 僕が居る公立はこだて未来大学では3年生の必修授業で「プロジェクト学習」と呼ばれる学科・コースの枠を超えた通年の開発演習があります。この授業ではサービスの開発や心理学研究、楕円曲線暗号のアルゴリズムの高速化やアルゴリズムの改良といった様々なテーマで最大15人程度のチームを組んで1年間取り組みます。実社会に根ざした問題群を解決していく方法を探求する取り組みらしいです。また、教員はあくまでもアドバイザーで、どんなことをするのか、何で開発するのか、どう開発していくのか、スケジュールはどうするのかすべて学生が主体となって決めていきます。そのため、チームによってですが、授業の時間以外も時間を費やすことが多く、3年生はプロジェクト学習に全力を注ぐと言っても過言ではないと思います。詳細はこちらを参照。www.fun.ac.jp 僕が所属しているプロジェクトは「ビーコンIoTで函館のまちをハックする
XP祭り2018に参加してきました。 午後イチのワークショップで出張「TDD+モブプログラミングでワイワイする会」、LT祭りでLTをやってきました。 TDD+モブプログラミングでワイワイする会 XP祭り2018:TDD+モブプログラミングでワイワイする会(TDDワイワイ会) tddyyx.connpass.com 運営のこの5人がファシリテーターとなって、いつものTDDワイワイ会の短縮バージョンをやりました。 t_wadaさんの基調講演「テスト駆動開発の過去・現在・未来」からの流れがあったためか、予想より多くの方にご参加いただけたことと、当のt_wadaさんやモブプログラミングスタートアップマニュアルの作者であるtakaking22さんも参加してくれたので、嬉しかったです。 そしてTDDワイワイ会の運営メンバーも、あっあのXXさん!とかなりがちかと思いきや、特別持ち上げることもなくいつもの
※2018年6月19日 追記※ こちらに続編を書いております。よろしければ、こちらもお読みください。 初めまして、須藤か志こと申します。 あんまりブログなどで自分の個人的な生活や思想を発信し、見てもらうことに興味がなかったのですが(ゆえに今まで長続きしませんでした)、やってみようと思います。よろ! 自己紹介をします1996年1月31日生まれです。 釧路市の某病院で、須藤家長女として産まれました。 私は釧路工業高等専門学校電気工学科を2017年3月に卒業しました。 男の子がクラスに40名以上、女子は4名のみという男女比が偏ったクラスでしたが、楽しい高専生活でした。 ご存知の方も多いと思いますが、高専は通常5年間が在学年数です。 私の場合、5年次にフィンランドへ交換留学をしたので、それを含めると6年間高専に在学していました。 留学に関してはもう2年前の話になりますが、あまりきちんとまとめたこと
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