目次 1.「風俗で働く」若い女性に説教する婦人科医 2.風俗で働く若者への説教の弊害(社会的な問題) 3.自分を大切にできないこと(心理的な問題) 4.支援者こそが学ばなければならない 5.情報をアップデートすること 1.「風俗で働く」若い女性に説教する婦人科医 婦人科医の河野美代子が、風俗で働く(若い)女性たちへの警鐘を鳴らしている。河野さんによれば、性風俗店で働く若い女性たちは「あまりにも無防備」だという。近年は、簡単にセックスワークに従事できるようになり、性感染症にかかったり、望まない妊娠をしてしまったりして、婦人科を受診する。まだ高校生の子どもたちもいる。その子たちへ、河野さんは医者の立場から「こんな無防備なことをしていてはあなたの体がダメになってしまう」と説教するという。さらに、仕事中に殺されたセックスワーカーについてはこんな風に書く。 殺されてしまった女性もいます。警察に協力を
練習が終わるまで水を飲ませない野球部のような古臭い提言「週刊現代」(8月31日号)に寄稿された曽野綾子氏の「何でも会社のせいにする甘ったれた女性社員たちへ」が物議を醸している。女性社員は子どもが生まれたら一旦退職するべきで、子どもが大きくなったらまた再就職をする道を確保すればいい――。この手の議論が物議を醸すこと自体に頭を抱えてしまうし、昨今の労働環境・雇用情勢にちっとも目を向けていない時代錯誤な精神論が炸裂しているだけなのだが、その記事の反響を伝える翌週の「週刊現代」の記事を読めば、この「女性よ、甘ったれるな」にウンウンと頷く面々も数多くいらっしゃるご様子。 お喜びなのは誰か。会社の管理職のオジサマたちだ。あるいは、曽野氏の意見に賛同した金美齢氏が反響記事で「若い世代の甘ったれた姿勢を正さなければ、日本はどんどんダメになり、衰退する一方です」としたように、若者バッシングをしたくってたまら
本日(5/16)朝日新聞朝刊文化面に、風営法でのクラブ取り締まりの行き過ぎを指摘する記事出ている。 「風営法違反の店、摘発相次ぐ クラブじゃ踊れない? 時代と法のずれ指摘する声も」 そこでも指摘されているとおり、事態は深刻で、関西、とりわけ大阪ではクラブが壊滅状態、他の地域でもこのまま黙っていたらクラブは壊滅してしまいかねない情況です。 この問題は、昨年から話題になっていて、わたし自身も関西に行く度に、いろいろな関係者にあって話を聞いたり話し合ったりしています。 どうも様子がおかしい・・・。なんでこんなことになってるんだろう。戦前の日本じゃあるまいし・・・。 最初はそんな感じでした。でも事態は刻々と悪くなる一方です。 本来この法律は戦後まもなく、売春を取り締まるために作られたものです。そもそも当時のダンスは男女がペアで踊るものしかなく、これが売春の温床にもなっていたという事情があって許可を
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