生後約8カ月の子ライオンのミイラ。(PHOTOGRAPH COURTESY SUPREME COUNCIL OF ANTIQUITIES OF EGYPT) エジプト、カイロ南郊にあるサッカラ遺跡で、子どもと見られるライオンのミイラ5体が発見された。発見場所であるサッカラ遺跡のブバステイオン墓地は、ネコのミイラの地下共同墓地として知られている。 エジプト考古最高評議会が組織した考古学者チームの発表によると、ミイラにされた子ライオンは、いずれも体長90センチほどで、生後約8カ月と見られる。多数のネコの木像や青銅像のほか、コブラやワニを含む他の動物のミイラとともに発見された。おそらくエジプト第26王朝(紀元前664年〜前525年)のものだろうと、考古最高評議会は述べている。(参考記事:「監修者が解説、特別展ミイラはここがすごい」) ライオンは特別な存在だった 現在のエジプトで、ライオンの群れが