■節電目標7%・計画停電回避 道内の今冬の節電目標が2日、電力需要が過去最大だった2010年度に比べて7%以上と決まった。野田政権は、風評被害による観光への影響も考慮し、地域ごとに順番に電気を止める「計画停電」は万一に備えた準備を含めて見送った。代わりに深刻な電力不足に陥った場合、大口利用者に電力使用を抑えてもらう対策を打ち出した。 ■緊急時、1300件に調整打診 節電の要請期間は12月10〜28日の午後4〜9時、来年1月7日〜3月1日の午前8〜午後9時、来年3月4〜8日の午後4〜9時。土日祝日と年末年始は対象外だ。この前後の12月初めと3月中旬以降も、数値目標なしでの節電を求める。 北電の電力需給見通しによると、厳冬期で需要が増加する来年2月も供給予備率は5・8%(予備力33万キロワット)で、安定供給の目安となる3%を上回る。泊原発の再稼働が見込めないため、火力発電所のフル稼働で