田中文部科学相は6日、秋田公立美術大(秋田市)など3大学の2013年度の開校を不認可とした問題について、大学設置認可に関する新たな検討会議を発足させる意向を表明した。 文科相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」(設置審)の見直しを検討会議で早急に行い、大臣が改めて3大学の設置認可を判断することで、来春開校の可能性を残す考えだ。高まる批判を受け、3大学の開校に道を開いて混乱の収拾をはかる。 ◇ 救済方針の発表を受けて、札幌保健医療大の開校を目指す学校法人「吉田学園」(札幌市)の吉田祐樹副理事長は、「田中文科相の言う『新しい仕組み』の意味がよく分からない。新たな基準を作るなら、次回から行うのが筋じゃないだろうか」と述べた。 その上で、「そもそも我々にどのような問題があったのかという説明がなく、受験生に説明できない状態が続いている。3年間かけて準備してきたのに、来春の開校に間に合う見直しがすぐ
秋田公立美術大(秋田市)など3大学の来春開校が不認可とされた問題で、6日、田中文部科学相は不認可の撤回を拒否したものの、文科相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」(設置審)に替わる組織で「再審査」を行うことを表明した。 設置審の答申を覆した前例のない不認可決定から4日。大学関係者からの猛反発を受けて、「政治主導」も急転回が避けられなくなった格好だ。 「私が性急にやったわけではない」。東京・霞が関の文科省で6日午前11時10分過ぎから始まった閣議後の記者会見。田中文科相は、秋田公立美術大、岡崎女子大(愛知県岡崎市)、札幌保健医療大(札幌市)の3校を不認可とした決定の正当性を矢継ぎ早に強調。認可の判断が必要なことを先月26日に初めて聞いたとし、いったん会見は終了した。 しかし、直後、「肝心なことを言い忘れました」と田中文科相は会見場に戻ってきた。そして出てきた言葉は、「新しい仕組みを早く立ち
田中真紀子文部科学相が来春に開学する予定だった3大学の新設を不認可にした問題で、田中文科相は6日の閣議後会見で「大学の乱立に歯止めをかけて、教育の質を向上させたい。それが私の真意だ」と述べた。改めて「今の基準では不認可」としたうえで、審査基準を早急に見直すとした。再審査して来春の開学を認可することに含みを残した。 文科省の大学設置・学校法人審議会は1日、秋田公立美術大、札幌保健医療大、岡崎女子大(愛知県)の3大学の設置を認める答申を出したが、田中文科相は翌日、これを覆して不認可にしたと発表。理由については、大学の数が多いとの認識を示し、「運営に問題があるところもある」「大学教育の質がかなり低下してきている」などと述べていた。3大学の評価には触れていなかった。 3大学は短大や専門学校から4年制大学への移行を想定していた。編入や進学を予定していた生徒が進路の変更を迫られるなど、混乱が広がっ
田中文部科学相が秋田公立美術大(秋田市)など3大学の2013年度の開校を不認可とした問題で、田中文科相は6日、大学設置認可に関する新たな検討会議を発足させる考えを表明した。 文科相の諮問機関「大学設置・学校法人審議会」(設置審)の見直しを早急に行い、改めて3大学の設置認可を諮問することで、3大学に来春開校の可能性を残す考え。高まる批判を避けるため、一転して3大学の救済策を示すことで、混乱の収拾をはかる。 閣議後の記者会見で、田中文科相は「3大学については、いまの仕組みの上では認められないが、見直し後、改めて判断する」と述べた。早急に、検討会議を設け、短期間で設置審のあり方や、メンバー構成などの見直しを進める。その上で、設置審に3大学の13年度の開校に向け、改めて諮問を行い、短期間で答申を出してもらうという。
トップ > 社会 > 速報ニュース一覧 > 記事 【社会】 名古屋中心部に活断層縦断の可能性 2012年11月6日 02時04分 名古屋市の市街地を2本の活断層が縦断している可能性があることを、名古屋大大学院環境学研究科の杉戸信彦研究員(理学)らのグループが航空写真や地質資料などの分析で突き止めた。市内に活断層があるとの見方は以前からあったが、これを裏付ける結果。京都大で16日に始まる日本活断層学会で発表する。名古屋市は市内に活断層を想定しておらず、愛知県や市も対応を迫られそうだ。 杉戸研究員らは2本を「堀川断層」「尼ケ坂断層」と命名した。堀川断層は名古屋市北部の矢田川の南から名古屋城の西側、名古屋駅の東側を通る。尼ケ坂断層は北区の名鉄瀬戸線尼ケ坂駅付近から、中区の鶴舞駅付近へ延びている。 長さはいずれも10キロほどだが、さらに北側に延びている可能性もある。堀川断層はJR東海道線や新幹線
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