大阪都構想をめぐり、維新の党が内閣官房参与の藤井聡京都大大学院教授の出演自粛をテレビ各局に要請したことについて、維新最高顧問の橋下徹大阪市長は藤井氏を反対派の「象徴」と表現し、出演することで「極めて中立性、公平性を害する」と述べた。これに対して藤井氏は「当方は、賛否などの政治的呼びかけはしない。学者としての所見を申し上げているのみ。そもそも放送法は、意見が対立している場合には多面的論点が必要とうたわれているはずだと認識している」と反論している。橋下氏と記者団とのやり取りは次の通り。 ◇ 「僕がテレビに出ていたときは考えられない」 --一部報道で京大の藤井教授の番組出演に異議を唱えられたとあったが、市長の指示か 「ええ、しました」 --意図は何か。報道に対する圧力ということになるが 「狙いじゃなくて、僕もテレビに出演していたのでよく分かっていますけども、選挙が近づいてくれば、公平性ということ