愛知県では、愛知万博の理念を次世代へ継承するため、愛・地球博記念公園に、ジブリの作品を活用し、多くの方々に見て楽しんでいただける「ジブリパーク」を整備する構想について、平成29年5月31日にスタジオジブリと合意しました。 その後、構想の具体化に向けた調査を進めると共に協議を重ね、この度、スタジオジブリからジブリパークの基本デザインの提供がありましたので、発表します。 合わせて、平成30年3月30日にスタジオジブリと確認書を締結し、ジブリパークは2022年度中の開業を目指すことを合意しましたので、発表します。 愛知万博の理念をより良い形で未来に継承し、愛・地球博記念公園の魅力と価値を一層高めるため、公園整備事業として、2022年度中のジブリパークの開業に向け、しっかりと取り組んでまいります。 (1) 基本的な考え方 〇 愛知青少年公園、愛知万博(長久手会場)、愛・地球博記念公園と姿を変えなが
民放テレビの女性記者らへのセクハラ疑惑が報じられ、辞意を表明していた福田淳一財務事務次官の辞任を政府が決めた。 本来なら辞任を認める前に、セクハラがあったかどうか調査して、事実だった場合には懲戒などの処分をすべきだ。退職金の減額といった中途半端なやり方で済ませられる話ではない。 国民が納得できる事実解明とけじめを政府に求める。 辞任により福田氏は処分対象から外れた。官房付などの形で一時保留して調査する方法もあったのに、政府はそうしなかった。 福田氏はセクハラの事実を否定している。報じた週刊新潮を提訴する考えも示している。問題が法廷に持ち込まれれば、結論が出るまで時間がかかるだろう。 事実が解明されない段階で辞任を認めたことに、女性団体からは「セクハラを助長する」との声が上がっている。政府の対応には疑問が残る。 セクハラ問題への理解不足を裏書きする発言が自民党議員から続いている。下村博文元文
「海賊版サイト」による著作権侵害が横行している実態は深刻だが、政府の要請をいち早く受け入れたNTTの対応は疑問だ。 政府が指定した3サイトへの接続を遮断する「ブロッキング」を行うと発表した。「政府の決定に基づき、緊急措置として実施する」とした文書を出し、記者会見は開いていない。 インターネットの特定のサイトに接続させないよう政府が求めることは、検閲にあたる恐れがある。利用者の全ての通信を判別することが前提になるため、通信の秘密を侵すことにもつながる。 NTTが、検閲や通信の秘密との関わりをどう判断したのかは明らかでない。政府の意向だから従うというのなら、通信事業者としての責任は果たせない。判断した根拠を明確に示すべきだ。 漫画や雑誌を無料で読める海賊版サイトは大きな損害をもたらしている。出版社の経営や作家らの生活にも影響が及び、出版文化そのものを細らせかねない。 けれども、野放しにできない
木造復元する名古屋城天守閣へのエレベーター設置の是非を議論する名古屋市の有識者会議が24日、初会合を開いた。江戸時代の姿の再現か、時代に合わせたバリアフリー化かで賛成派と反対派の主張は平行線をたどったが、河村たかし市長は会合後、「設置すると400年前の姿ではなくなる」と述べ、エレベーター以外の設備でバリアフリー化を進める考えを強調した。市は5月に最終決定するが、障害者らが現天守閣と同様に求めてきた設置は、トップの判断で見送られる公算が大きくなった。 約504億円をかけ、2022年12月の木造復元を目指す市は当初、史実通りに完成するとしてエレベーターを設置しない案を示したが、障害者団体の反発を受けて再検討。この日の「バリアフリー検討会議」で議論を深めるとしていた。 市は会議で〈1〉エレベーターを設置せず、新技術の開発などでバリアフリーに最善の努力をする〈2〉天守閣内部に3階まで上がれる4人乗
マンガ文化に大きな足跡を残した手塚治虫の業績を記念する手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の第22回受賞作が決まった。マンガ大賞は野田サトルさんの「ゴールデンカムイ」。新生賞は「BEASTARS(ビースターズ)」の板垣巴留(ぱる)さん、短編賞は矢部太郎さんの「大家さんと僕」、特別賞は「あしたのジョー」などのちばてつやさんが選ばれた。 贈呈式は6月7日、東京・築地の浜離宮朝日ホールで。マンガ大賞には正賞のブロンズ像と副賞200万円、新生賞、短編賞、特別賞にはそれぞれブロンズ像と副賞100万円を贈る。 大賞・野田サトルさん「ゴールまで全力で」 日露戦争の武功から「不死身の杉元」とあだ名される主人公が、狩りの達人であるアイヌ民族の少女と共に、隠された金塊を探して北海道の山野を行く。アクション、ギャグ、グルメ、歴史、アイヌ文化の細緻(さいち)な描写と盛りだくさん。自称「和風闇鍋ウェスタン」だ。 「栄誉
愛知県長久手市の愛・地球博記念公園にスタジオジブリと県が2020年代初めの開業を目指す「ジブリパーク」の基本デザインがまとまった。メインゲートに「ハウルの動く城」の世界を模した施設をつくるほか、「耳をすませば」「となりのトトロ」などジブリ作品の世界観を感じられる区域を園内各所につくる。 メインゲートとなる区域には、映画「ハウルの動く城」に出てくるようなSFの要素を盛り込んだ「エレベーター棟」を設置する。公園への来場者が、入り口からジブリ作品の世界を体感できるような演出とする。 メインゲート周辺には、斜面の高低差を生かして、映画「耳をすませば」に登場する「地球屋」を再現。一帯を「青春の丘エリア」と名付ける。愛・地球博記念公園の前身の愛知青少年公園の管理棟があったことや、「耳をすませば」が中学3年生の女の子の恋を描いたことにちなむという。 約200ヘクタールある公園の緑地を生かし、歩いて作品の
今年の富士山静岡場所で行われたちびっこ相撲で、力士に挑む子どもたち=8日、静岡市駿河区の草薙総合運動場体育館で 静岡市で今月八日にあった大相撲春巡業「富士山静岡場所」で女児が「ちびっこ相撲」に参加できなかった問題で、日本相撲協会が「女児のけがが多く、安全確保のため」とした釈明に疑問の声が上がっている。一般的に、子どものけがを男女別でみると男子の方がけがが多く、協会の釈明は根拠が薄いように見える。識者は「男女関係なく、巡業は相撲の楽しさを知るイベントにしてほしい」と提案する。 協会広報部は、本紙の取材に「芝田山広報部長(元横綱大乃国)が口頭で説明した通り。具体的な事例があったなどと補足的な説明をすることはない」と答えた。広報部長は十二日、女児のけがの多さを理由に挙げ、女人禁制との関連性を否定していた。
官民連携による社会基盤の整備を支援する国土交通省の事業に、碧南市沖の「衣浦港外港地区」が選ばれた。衣浦港一帯では再生可能エネルギー発電所の新設などにより木材チップの需要が増しており、「エネルギー輸入拠点」として物流の増加に対応できる港に再整備するのが目的。本年度は国と県が二千万円をかけて地区内の調査を進め、施設や道路の整備の進め方を検討する。
名古屋グランパスは24日、愛知県豊田市のトヨタスポーツセンターで非公開練習。GKランゲラック(29)は、現在J1ワーストの失点数を記録している守備について「災害のようだね」と苦しい心境を告白。6連敗からの脱出がかかる清水戦に向け、クリーンシート(無失点試合)による勝ち点獲得を誓った。 チーム一のナイスガイから、笑顔が消えた。3失点で21年ぶりの6連敗を喫した神戸戦後は、「NO」の一言を残して取材ゾーンを通過。23日に取材へ応じたランゲラックだったが、さえない表情は失点の止まらない守備陣の厳しい現状を表していた。 第9節を終え、J1ワーストの17失点。奮わない攻撃陣もさることながら、守備の崩壊が連敗の要因なのは明らかだ。オーストラリア代表の守護神は“disaster(災害)”という単語を用いて「GKとしては最悪の事態で、災害のようだね」と嘆いた。
愛知県長久手市の愛・地球博記念公園に「ジブリパーク」を整備する構想で、スタジオジブリ(東京都)と県が、2022年度中の開業を目指すことで合意したことが分かった。今後策定する基本計画の素案として、ジブリが県に提供した基本デザインも判明。園内の未利用地や既存施設を活用しながら、ジブリの世界観を忠実に再現した。県は25日に基本デザインの概要を発表する。 基本デザインには複数の施設のイメージ図が描かれている。公園北口付近にあるエレベーター棟を、映画「ハウルの動く城」に登場するような、空想科学的な要素を取り入れた19世紀末の西洋建築風に改装。パークを象徴するメインゲートの機能を持たせる。周辺には、映画「耳をすませば」に登場する骨董(こっとう)品店「地球屋」を再現した建物も造る。
セクハラ発言報道をめぐって福田淳一事務次官が辞任し、財務省は次官と国税庁長官という「2トップ不在」の異常事態に陥った。セクハラ問題への意識の低さも露呈し、先送りした福田氏の処分もうやむやになりかねない。森友学園の公文書改ざん問題に続く不祥事で信頼はさらに失われ、省内では今後の政策遂行への懸念も高まっている。 「大蔵汚職のときでもこんなことはなかった。不祥事に幹部が軒並み絡んでしまい、人材払底だ」「省内の雰囲気はなお悪い。今回はひたすら謝るしかなく、申し開きができない」 財務省の幹部たちは、次官級幹部の相次ぐ辞任に、危機感を隠さない。 先月辞任した佐川宣寿・前国税庁長官と合わせ、同省は空席になった2トップのポストを埋めず、国税庁次長や官房長が代行する体制を取った。 異例の対応の背景には、今後、改ざん問題をめぐる大阪地検の捜査の結論や同省の調査結果の発表が控えているという事情がある。改ざんの詳
セクハラ発言を繰り返したと報じられた財務省の福田淳一事務次官の辞任が24日の閣議で承認された。同省は処分を先送りして調査を続け、その結果次第で退職金を減額するとした。これに反発する野党は麻生太郎財務相の辞任を改めて要求。麻生氏は続投する意向を表明したが、森友学園、加計学園問題と続く疑惑に政権へのダ…
財務省の福田淳一事務次官の辞任が、閣議で承認された。 しかし、本人も財務省も、テレビ朝日の女性社員へのセクハラを認めたわけではない。 次官は不自然かつ一貫しない言い訳を繰り返してきた。録音が自分の声かはわからない。いや、全体としてみるとセクハラではない。発覚した当初は省の聴取に「発言の相手が本当に女性記者なのかもまったくわからない」とまで語っていた。 財務官僚のトップが、かくも不誠実な態度に終始する。そのことじたいが許されまい。 さらに深刻なのは、問題をすり替えようとする政権や与党の姿勢だ。 「隠しテープでとって週刊誌に売ること自体がある意味で犯罪」。講演でそう語った下村博文元文科相が謝罪に追い込まれたのはつい一昨日のことだ。 にもかかわらず、麻生財務相はきのうの記者会見で「はめられて訴えられているんじゃないかとか、ご意見は世の中にいっぱいある」と述べた。まったく反省がないと言うほかない。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く