フルハウス/約1800タイトル計5千冊の在庫。店前の駐車場スペースはブックカフェに、裏にある倉庫(写真下。写真は柳さん)は劇場に改装予定。9月14~17日、ふたば未来学園高校演劇部が公演。敷地内にバーと子どもたちのための自習室を作る計画も。立ち読みは大歓迎(撮影/伊ケ崎忍)この記事の写真をすべて見る 芥川賞作家・柳美里さんが被災地に書店を開いた。福島県南相馬市の旧警戒区域に移住しての書店運営は、無書店地域に暮らす人たちだけでなく、柳さん自身の創作活動にも影響を与えているという。 【魅力的な本屋をフォトギャラリーでご紹介!】 常磐自動車道を東京から北上すること約4時間。芥川賞作家の柳美里さん(50)が今年4月に開店した書店「フルハウス」は、福島県南相馬市のJR小高駅からほど近い場所にある。作家の角田光代さんらが選んだ本が格子状の棚に直筆メッセージとともに収まる。中央の平台には、力強い筆致でサ
ネットの進化は、言論の世界も大きく変えた。ウェブ上を連日、膨大な「論」が流れ、時に激しい敵意も飛び交う。転換期の言論空間は、どうあるべきか。精神科医の香山リカさんに聞いた。 ◇ いくつかのウェブメディアで連載を持っている私だが、いちばん力を入れているのはSNSのツイッターにコメントをくれた人たちとのやり取りだ。もちろんすべてに目を通すことはできないが、特に「匿名」での「賛意ではなく批判(罵倒や誹謗(ひぼう)中傷もある)」に応じるように心がけている。そういう人たちと直接、やり取りできることこそ、SNSの最大の醍醐味(だいごみ)だと思うからだ。調査目的でそうしているわけではないが、連日、そんな対話を続けていて気づいたことがある。 まず、SNSでは理屈やデータよりも「1枚の写真」、つまり視覚的イメージが説得力を持つことだ。たとえば先日は「沖縄・辺野古での米軍新基地建設への抗議活動をする人の大半は
子どもが乗って沖に流された動物型の浮具の一つ(第8管区海上保安本部提供) 海水浴で動物型の浮具に乗った子どもが流され陸側に戻れなくなる事故4件が今月、京都府舞鶴市など若狭湾沿岸で相次いで起き、第8管区海上保安本部が使用の際の注意を呼び掛けている。陸から吹く風に押されて流されると大人でも簡単に追い付けないという。 8管本部によると、6~15日に舞鶴市で2件、福井県敦賀市、同高浜町で各1件あり、4~8歳の子どもが使っていた。うち舞鶴市の1件は竜宮浜海水浴場付近で15日午前11時半ごろ、白鳥の形をした浮具に乗って陸近くで遊んでいた大阪府寝屋川市の女児(6)が流された。父親が泳いで助けようとしたが引き離され、陸から450メートル先で府警の警備艇が救助した。 事故で使われた動物型の浮具は浮輪のように穴がなく、脚で水をかくことができないため特に流されやすいという。8管本部は「風が強い日は使用せず、保護
岐阜県飛騨市神岡町の観光自転車レールマウンテンバイク「ガッタンゴー」が発着する旧神岡鉄道奥飛騨温泉口駅で、納涼祭が開かれ、住民らが音楽ライブやトロッコのナイトツアーなどを楽しんだ。 ガッタンゴーを運営するNPO法人「神岡・町づくりネットワーク」が、地域住民に感謝の思いを伝えようと企画し、3回目。同駅構内に設けた舞台では、神戸市出身のシンガー・ソングライター、リピート山中さんらが出演し、オリジナル曲の「レールマウンテンバイクの唄」や神岡鉄道のテーマソングなどを披露した。 トロッコのナイトツアーは無料サービスで、住民らを乗せたネコ型のトロッコ車両をスタッフのオートバイでけん引し、市街地の旧飛騨神岡駅までの往復3・4キロをのんびりと走った。
国民の意見を聞く公聴会を前に、見過ごせない事実が判明した。 東京電力福島第1原発のタンクにたまる汚染水に、トリチウム以外の放射性物質が残っていた。一部の濃度は排水の法令基準値を上回っている。 多核種除去設備(ALPS)により「トリチウム以外は除去できている」としてきた従来の東電の説明と食い違う。 意図的に伏せていたのではないのか。これまでも東電は再三、都合の悪い情報を隠し、福島県民らの不信を強めてきた。その愚を自覚すべきだ。 第1原発では山側から地下水が原子炉建屋地下に流れ込み、汚染水が増え続けている。東電はALPSでの処理後、貯水タンクで保管するものの、タンクの数は680基、貯蔵量で90万トン超に上っており、あと2、3年で限界を迎えるとみられている。 処理後は人体への影響が小さいトリチウムだけが残るとされてきた。ところが、東電による昨年度の測定で、半減期が約1570万年のヨウ素129をは
長野、山梨両県と東京都の自治体や商工団体などでつくる中央東線高速化促進広域期成同盟会は20日、山梨県昭和町で本年度の定期総会を開いた。JR中央東線の高速化や利便性向上をJR東日本と国に対して求める要望書を決めた。特急「スーパーあずさ」と一部の「あずさ」に新型車両が導入されたことを踏まえ、早朝・深夜の特急新設、携帯電話がつながらない区間の解消といった利便性向上をさらに求める。 要望書には、高速化に向けて都内の三鷹―立川間の複々線化、カーブが多い高尾以西の線形改良などを盛った。駅舎改修やバリアフリー化の推進、駅や車内での多言語表記の充実なども求める。 同盟会会長の阿部守一知事はあいさつで「利便性向上については要望事項が着実に実現している」と強調。一方、高速化については「まだ道のりは遠い」とし、「引き続き粘り強く取り組んでいきたい」と述べた。 2年間の任期満了に伴い、新たに後藤斎山梨県知事を会長
平素より株式会社長野日報社のホームページをご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、弊社ホームページを2024年4月15日(月)にリニューアルいたしました。 より使いやすいホームページを目指して、デザインとページの構成を見直しました。 これからもコンテンツの拡充を図りつつ、お客様に有益な情報を発信してまいります。 今後ともご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
二〇二〇年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会が夏場に標準時を早めるサマータイムの導入を政府に要請した。暑さ対策が狙いというが、国民生活への深刻な影響をどれほど考慮したのか。 夏の日照時間を有効に活用するのがサマータイムの本来の狙いである。欧米などでは七十カ国が採用しているが、欧州連合(EU)は今夏、加盟国の要請を受けて廃止の是非の検討を始めている。
各務原市の蘇原第二小2年の福田こまちさん(7)=同市蘇原旭町=はこの夏休み、母かすみさん(31)と、小児がんや白血病などで髪の毛を失った子どもに人毛のかつらを寄付する「ヘアドネーション」に協力した。多くの人に知ってもらおうと、自分の経験を自由研究としてまとめた。 こまちさんがヘアドネーションを知ったのは、二〇一六年十月の中日新聞の記事「がんの子に私の髪あげる」で、美濃市の藤吉胡歩(こあ)さん(当時小学一年)が髪の毛を寄付した記事を読んだことがきっかけだった。「私も病気の子のために寄付しよう」と決意したこまちさん。お母さんにも一緒にやろうと声をかけた。かすみさんは「こんなに考えてるなんてすごいなと思って、一緒にやることにした」と振り返る。
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