CBCテレビ(名古屋市中区)と名古屋市が7月に共催したコンサートで、視覚障害者の女性を、購入した中央席ではなく端席に座らせていたことが、市への取材で分かった。女性は端席へ誘導される際、自分で歩けるにもかかわらず車いすで移動させられたという。 市によると、コンサートは7月5日に日本特殊陶業市民会館(名古屋市中区)であった「プラハ放送交響楽団」の公演。市内の70代女性は4階の中央席を購入していたが、主催者側のスタッフが女性を車いすに乗せ、同じ階の端の席に誘導した。その際、差額5千円を払えば1階の車いす席があることも案内したという。女性は結局、4階の端席でコンサートを聴いた。 コンサート後、女性の家族を通じ市に「自分が購入した中央席で聴きたかった」と抗議があった。市によると、スタッフは当日が雨で足元が悪かったため車いすを勧め、4階席は傾斜がきつく危険なので端席に誘導したと説明しているという。 市
国土交通省と環境省は27日、山間部などで小型無人機ドローンを使った荷物配送の実験をする地域として、北安曇郡白馬村など全国5市町村を選んだと発表した。白馬村では、山小屋で使う食料品や医薬品、山小屋で出たごみなどをドローンで運ぶ実証実験を10月ごろに始める予定。現在は主に民間ヘリコプターで輸送しており、ドローンに代えることで経費節減や人的負担の軽減につながる可能性があるという。 事業者と自治体などでつくる各地の協議会がそれぞれ、年内をめどに実証実験を行う計画。白馬村の協議会は村や山小屋の運営会社、村振興公社などで構成する。八方尾根スキー場から村営八方池山荘までの約1キロ区間(標高差約350メートル)をドローンで往復する。安全性の確認のほか、ヘリと比較した費用対効果などを調べる。 国は300万円を上限に実験費用を負担。年度内に各地の実験結果を踏まえた報告書を取りまとめる。 実験は人口減少などによ
小6と中3が対象の全国学力調査の成績を、校長や教員の人事評価とボーナスに反映させる。各学校への予算配分も、結果にあわせて増減させる。 大阪市の吉村洋文市長が、こんな方針を打ち出した。 学力を底上げするのが狙いだというが、理解できない。成績が振るわない学校・地域を置き去りにし、格差を広げかねない。子どもの弱点をつかんで授業の改善に役立てるという調査の趣旨を逸脱し、過度な競争や序列化を招く恐れが強い。 市長は方針を撤回すべきだ。 大阪市は、全国20の政令指定都市のなかで、学力調査の平均正答率が2年続けて最下位だった。市長は危機感を示し、順位を上げると宣言。人事評価の具体的な仕組みは市教育委員会とともに協議するとしているが、数値目標を示し、達成したかどうかを目安にする考えだ。 あまりに短絡的で乱暴だ。 子どもの学力は家庭の経済状況と強い関係があることが、学力調査に伴う研究でわかっている。行政によ
だいだい色のノリカイメンに寄生し、触手を伸ばすテンプライソギンチャク=鳥羽市鳥羽3の鳥羽水族館で(同館提供) 鳥羽水族館(鳥羽市鳥羽三)で二十七日、新種として論文が発表されたばかりのイソギンチャク「テンプライソギンチャク」の公開が始まった。同館によると、世界中の水族館で飼育、展示されるのは初めて。「生態には謎が多く、飼育を通じて生態解明を進めたい」と話している。 ムシモドキギンチャク科に属する新種は三~四ミリと小さく、スポンジ状の海綿動物「ノリカイメン」にめり込むように寄生。だいだい色のノリカイメンから赤い触手を突き出した様子が、エビの天ぷらに似ていることから、東京大などの研究チームが命名し、今年四月に日本動物学会の学会誌で発表した。 鳥羽水族館で展示しているのは三百個体ほどで、今月八日に市内の離島・菅島の磯で、名古屋大臨海実験所の協力を得て採集した。餌は甲殻類のプランクトンを与えている。
三十一年前に作られた模型「黄金の犬山城」が、犬山市犬山の市文化史料館で公開されずに眠っている。金ピカで派手すぎるのが裏目に出て、史実に基づいた展示を旨とする文化史料館や国宝犬山城には飾れない。重さは約三百六十キロあり、たやすく置き場所を変えられないのも難点だ。市教育委員会が活用策を探ったが妙案は出ていない。 「黄金の犬山城」は、一九八七年に開かれた犬山城築城四百五十年イベント「キャスティバル犬山87年」で、当時の市長が会長を務めた実行委員会が製作し、イベント閉幕後に観光振興を目的に市に寄贈した。実物の十八分の一の大きさで縦一メートル、横一・一メートル、高さ一・三メートル。金箔(きんぱく)が施され、市教委によると製作費は当時で三千万円。しゃちほこ部分は十八金だが、盗難を恐れてダミーを付けて、本物は市が保管している。
しつこい猛暑で、犬山市犬山の動物園「日本モンキーセンター」が暑さ対策に苦心している。公開時間を減らしてサルを休ませたり、ゴリラにフルーツ入りの氷を与えたりして、残暑が去るのを待っている。 公開を制限したのは、ワオキツネザルの群れを露天のケージ内で間近に観察できる「ワオランド」。人気スポットだが、今年初めて一日当たり計三回、延べ三時間半に公開を限定した。 制限は七月下旬に始め、先週末で終日公開に戻すはずだったが、暑さがぶり返し、やむなく延長した。計五十五匹を四グループに分け、一グループのみ外に出し、残りはエアコンと扇風機がある屋内で休ませている。
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