朝日新聞東京本社の社員が約1900人分の個人情報が入ったノートパソコン(PC)を紛失した問題で、朝日新聞社は13日、このPCが見つかったと発表した。 個人情報は、9日にあった朝日新聞社と米紙ニューヨーク・タイムズの提携90周年を記念するシンポジウムへの参加を申し込んだ一部の人に関するもの。PCとともにかばんに入れていた社員証や記者腕章などもすべて無事見つかり、PCへの不正アクセスの痕跡もなかったことなどから、朝日新聞社は「現時点で個人情報流出の可能性は極めて低い」と判断している。 社員は6日朝、東京都内で電車内にかばんを置き忘れ、警視庁に届け出た。13日昼になって同庁から見つかったと連絡があり、経緯を調べたところ、6日昼すぎに駅員によって電車内で拾得され保管されていたことが分かった。