国民民主党は17日の総務会で、夏の参院選で使用する党名の略称を「民主党」とする方針を決めた。有権者に知られた略称にすることで、得票の底上げを図る狙い。近く総務省に届ける。2017年の衆院選で、同じ略称を使った立憲民主党との間で「本家争い」が起こりかねない。同じ略称となった場合、比例代表の投票先を巡り、有権者に混乱が生じそうだ。 国民の平野博文幹事長は総務会で「国民民主は民主党の後継政党であり、法的にも存続政党だ。『民主党』と有権者に示すことに理がある」と説明した。 党規約は党名を「国民民主党(略称国民党)」としていたが、略称部分を削除すると決定した。