豚コレラの発生が確認された養豚場の入場ゲートで消毒の消石灰をまく関係者=17日午後2時39分、恵那市内 豚(とん)コレラ感染が17日に判明した岐阜県恵那市の養豚場は、県内で2番目に多い約1万頭を飼育していた。県は16日に有識者会議で豚へのワクチン接種の協議を始めたばかりで、接種に慎重な農林水産省の関係者も「今回は大規模でショック。昨日までとは状況が違う」と戸惑いを隠さない。出荷先の岐阜市食肉地方卸売市場にとっては「大口」の取引先を失う事態となり、市場経営や豚肉流通への影響を懸念する声も上がる。 「このままでは県内養豚業は壊滅する」。県養豚協会の吉野毅会長は声を荒らげる。16日に県庁で有識者会議に出席し、豚へのワクチン接種の必要性を訴えたところだった。「生産も流通もダメージが大きく、皆が精神的に疲れ切った。もうワクチンを打たせてほしい」と切望する。 同業者の間では、人材の流出も深刻という。会
松本市安曇の北アルプス・上高地に通じる県道上高地公園線で17日、冬季閉鎖が解かれ、同市市街地からの中継点・沢渡(さわんど)バスターミナル(同市安曇)と上高地を結ぶシャトルバスやタクシーの運行が始まった。シャトルバスは夏の繁忙期に待ち時間が長いのが課題だが、今年は大幅増便が予定されており、観光客の負担軽減が期待される。 同市安曇の釜トンネルから続く同線は、毎年秋から春先まで閉鎖される。解除後も、環境負荷や交通渋滞の緩和のため、マイカーは通年、一般の観光バスは八~十月の週末などで通行規制される。観光客の主要な移動手段はシャトルバスで、アルピコ交通(松本市)が、朝から夕方にかけて原則三十分間隔で運行している。
公立夜間中学(こうりつやかんちゅうがく)が22年(ねん)ぶりに埼玉県(さいたまけん)と千葉県(ちばけん)にできました。いくつになっても、外国(がいこく)からきた人(ひと)も学(まな)ぶことができます。全国(ぜんこく)に33校(こう)しかありませんが、もっと増(ふ)えるといいですね。 埼玉県川口市(さいたまけんかわぐちし)、千葉県松戸市(ちばけんまつどし)の夜間中学(やかんちゅうがく)では16日(にち)、入学式(にゅうがくしき)が開(ひら)かれました。新入生(しんにゅうせい)の国(くに)は中国(ちゅうごく)やベトナム、ブラジルなどさまざま。10代(だい)から80代(だい)までいます。これまで学(まな)ぶことのできなかった人(ひと)たちに、ふたつの中学(ちゅうがく)では漢字(かんじ)によみがなをふって入学(にゅうがく)をよびかけました。この社説(しゃせつ)にも同(おな)じようによみがなをふりま
またもや「政治とカネ」にまつわる問題である。政令指定市の市長をめぐる、巨額の政治資金の不明朗な出入りだ。 堺市の竹山修身(おさみ)市長が、自らが関係する三つの政治団体の12~17年の政治資金収支報告書で、2億円を超す記載漏れがあったと市議会に報告した。2月に問題が発覚し、3月に議会に報告書を出したが、不備が目立ち再調査を求められていた。 大阪府選挙管理委員会にもともと届け出ていた金額は、収入と支出の合計で2億4500万円だった。記載漏れは計2億3400万円で、収支の総額は2倍近くに膨らんだ。 その多額さに驚くばかりだ。竹山氏は「事務的なミスで、私的流用はない」と話すが、説得力に欠ける。市長には、詳細を明らかにして疑念を晴らす責任がある。それができないようなら、職にとどまる資格はない。 竹山氏は今回の議会への報告書を「最終版」とするが、内容には腑(ふ)に落ちない点が多い。 後援会が開いた政治
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