「平成」との別れを惜しみ、岐阜県関市平成(へなり)地区の空気を詰めて売り出された缶詰「平成の空気」が、完売していたことがわかった。缶詰を企画した会社は「予想以上の人気だった」と驚きを隠さない。 まだ元号が平成だった4月、平成地区にある「元号橋」で地元の人たちが缶に空気を詰め、売り出された。価格は1個1080円。 企画したヘソプロダクション(大阪市)の稲本ミノルさん(43)によると、販売後、問い合わせが相次ぎ、海外からも取材の申し込みがあったという。600個限定の予定だったが、人気を受けて増産。販売予定の約950個を完売した。 材料の空気にお金はかかっていないが、缶の材料費などでもうけはないと稲本さんは説明する。関市の地元には「どこにでもある空気を売るのは詐欺ではないか」という苦情も寄せられた。しかし、地区や周辺住民の有志で地域おこしに取り組んできた美濃羽治樹さん(69)は「缶詰は元号橋で地
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