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夏山シーズンを控え、山小屋に宿泊予約が殺到している。新型コロナウイルスの感染予防で「３密」（密閉、密集、密接）を避けるため原則予約制にし、定員を制限している事情もあるが、７月２３〜２６日の４連休や週末を中心に既に予約が埋まった日もある。集中日にはテント場も過密が予想され、泊まる場所がなくなる登山者が出る可能性もあるとして、山小屋関係者が気をもんでいる。 「ここまで殺到するとは思わなかった」。北ア南部の槍ケ岳山頂直下、槍ケ岳山荘に勤務する穂苅賢三さん（３７）は驚いた。今月１日、営業を始める１５日から翌８月末までの予約受け付けを始めたところ、朝から夜まで電話が鳴り続いた。この日に受けた電話は約２５０件に上った。 同山荘は、今季の宿泊利用者の定員を通常の５分の１となる１日約１００人に制限。既に４連休はほとんど満室で、８月も週末や連休を中心に満室が出始めている。 穂高連峰の登山の拠点に位置する涸沢

Ｊ２ジュビロ磐田、クラウドファンディング実施 Ｊ２ジュビロ磐田は７日、新型コロナウイルスの影響を受けたクラブの運営費の補塡（ほてん）を目的とした「クラウドファンディング―夢と感動を共に！」を実施すると発表した。９日正午から特設ページを公開する。目標金額は２千万円。支援者には金額に応じ商品や権利などの返礼がある。シーズンシート代金返却の辞退者でクラウドファンディングに協力する場合、「払い戻し放棄（寄付）の取り下げ」も選択できる。詳細は公式サイトで。

県は、滋賀の地元ネタを面白おかしく紹介した漫画「三成さんは京都を許さない−琵琶湖ノ水ヲ止メヨ」とコラボした、県のＰＲ動画を作成した。「三成さんは滋賀は琵琶湖だけとは言わせない」とのタイトルで、七日から公開している。　（堀尾法道） 甲賀市在住のさかなこうじさんが描いた同漫画は、近江出身の戦国武将・石田三成が、現代にタイムスリップして県知事の特別秘書となり、打倒京都を目指す物語。

ＪＲ東海が目指すリニア中央新幹線の二〇二七年開業が困難になったことについて、浜松商工会議所の大須賀正孝会頭＝写真＝は七日の記者会見で「静岡や浜松に（東海道新幹線の）『のぞみ』を止めると言うなら応援する気にもなるが、自分たちの都合ばかり言う」とＪＲの姿勢に苦言を呈し、地元貢献が先決との見解を示した。 リニアの南アルプストンネル（静岡市葵区）工事を巡り、ＪＲは六月中にヤード（作業基地）整備に入らないと二七年開業が難しいとして、県に同意を求めていた。 大須賀会頭は、工事による大井川の流量減少を懸念する県や流域市町には「（ＪＲが）時間がない、と言うのは関係ないこと」と指摘。経済界が求めている「のぞみ」の県内停車や「ひかり」の停車増を引き合いに出し、「浜松にプラスになることがあれば応援する」と語った。

ボルトやナットで作った躍動感あふれる人形「ボルトマン」二百体が並ぶ作品展「熱闘！ボルトマン」が、磐田市新造形創造館（同市上新屋）で開かれている。細いボルトを微妙に曲げるなどして、筋肉の動きを表現している。二十六日まで。　（宮沢輝明） 愛知県大治町の友田工業の友田秀一さん（５１）が、作業廃材の鉄を溶接して作り上げた。東京五輪・パラリンピックをテーマにしたコーナーでは、バスケットボールのダンクシュートや陸上のバトンパス、柔道の背負い投げ、重量挙げといったシーンを再現。胸の筋肉は袋ねじで、腹筋にはナット六個を積み重ねて、力がこもる肉体を表現している。

聖一国師の生家の泉からくんだ水をまいて新型コロナ収束を願う米沢緑さん（中央右）や酒井公夫さん（同左）ら顕彰会関係者＝静岡市葵区で 静岡茶の祖とされる鎌倉時代の高僧、聖一（しょういち）国師（一二〇二〜八〇年）＝現在の静岡市葵区出身＝が一二四一年に霊水をまいて博多の疫病を収束させたとの伝説にちなみ、「聖一国師顕彰会」は七日、静岡市役所前で新型コロナウイルスの収束を願い水まきをした。 伝説では鎌倉時代、博多で疫病が流行した際、博多承天寺の開山住職だった聖一国師が霊水を街中にまいて疫難を封じたとされる。故事は約八百年続く博多の夏祭り「博多祇園山笠」の起源とされ、近年は静岡市にある聖一国師の生家の泉の水が、祭りの見せ場でまかれている。

リニア中央新幹線の南アルプストンネル（静岡市葵区）工事を巡り、県は七日、ＪＲ東海が求めるヤード（作業基地）整備は「本体工事かその一部」とする見解を再度示し、県自然環境保全条例に基づく協定締結が必要だとＪＲに再回答した。ＪＲから三日に再質問を受けていた。　（広田和也） 六月二十六日の川勝平太知事と金子慎社長とのトップ会談で、知事がヤード整備を明確に否定しなかったことを受け、ＪＲはヤード整備に着工できるのか否か、真意を問う文書を二十九日に県に提出した。 県は今月三日、ヤード整備には条例に基づく協定締結が要ると示した上で、水や自然環境についての対話が尽くされておらず、「協定を速やかに結ぶのは困難」と回答。難波喬司副知事は会見で、宿舎工事や林道整備を「活動拠点工事（＝準備工事の位置付け）」、トンネル本体を「掘削工事（＝本体工事の位置付け）」と区分し、坑口周辺や濁水処理設備などの整備は「掘削工事」に

国道２３号沿いで満開となった帰化植物のヒメジョオンに埋もれて調査する加田さん＝鈴鹿市柳町、肥田町境付近の国道２３号側道で 夏草がうっそうと茂る鈴鹿市柳町、肥田町境付近の国道２３号側道。強い日差しが照り付ける六月下旬、日本植物分類学会員の加田勝敏さん（７８）＝四日市市楠町南五味塚＝が現地を歩き、どんな雑草が生えているか丹念に調べた。 この季節、どこでも見られる小さな白い花が、風に揺れていた。松任谷由実さんの四十年余前のヒット曲「ハルジョオン・ヒメジョオン」で「♪ヒメジョオンに埋もれて…」と歌われたキク科の一年草。明治維新（一八六八年）ごろ、北米から日本に入ってきた。加田さんは六十年以上、植物を調べる在野の研究者。「電信柱が建てられるのに合わせるように、各地に広がったので『電信草』とも呼ばれる」と説明する。

約千四百年前の古墳時代末期−飛鳥時代に築かれたとみられる国史跡「段尻巻古墳」（土岐市泉町）の発掘調査で、埋葬された人物は土岐郡の領主の一族か有力な家臣の墓だとみられることが分かった。市は本年度、墳丘の修復など整備を進める計画で、六日、現地で整備工事の安全祈願祭が開かれた。 市美濃陶磁歴史館によると、段尻巻古墳は直径約二十四メートル、高さは約四メートルの円墳で、同時期の古墳としては大きいものだという。一九三八年に約五十メートル東にあり、石室が美濃で最大級の方墳、乙塚古墳とともに国史跡に指定された。発掘調査は二〇〇二年度から断続的に実施されている。

小牧市の中部フィルハーモニー交響楽団は、新型コロナウイルスの影響で公演が開けない中、フルオーケストラの演奏を収めた動画を公開している。市ホームページなどから視聴できる。 動画は一般向けと子ども向けの二本で、各二十分ほど。一般向けはロッシーニ「ウィリアム・テル」序曲より「スイス軍の行進」、子ども向けはシュトラウス二世「トリッチ・トラッチ・ポルカ」など、それぞれ三曲を収録している。 撮影は六月十二日、小牧市小牧二の市市民会館であり、県内の団員やエキストラ計四十七人が演奏。感染防止策として、オーケストラピットを用いて舞台を広く使い、管楽器奏者の前にアクリル板を設置して臨んだ。演奏後には、団員一人一...