静岡県沼津市は13日、沼津御用邸記念公園(同市下香貫島郷)の開園50周年を記念して天皇専用自動車「旧御料車」の展示を始めた。昭和44(1969)年ころから平成20(2008)年ころまで昭和天皇や上皇…

知的障害者の原画をもとにプリントされた「ヘラルボニー」のネクタイ=名古屋・栄の「Hisaya−odori Park」で(岡本沙樹撮影) 知的障害者が描いた絵画や、作品をモチーフにしたアパレル製品を展示、販売する期間限定の美術館兼店舗「サステナブル・ミュージアム」が、名古屋・栄の「Hisaya−odori Park」の一角に開業した。独特な感性が生かされた作品を広く紹介しており、店舗責任者の大田雄之介さん(28)は「障害のある人たちへのイメージを変えていきたい」と意気込む。 (大野雄一郎) リニューアルした名古屋テレビ塔のお膝元に、白を基調とした広さ約二百平方メートルの店舗が登場した。家の設計図から着想を得たという縦二メートル、横三メートルの絵画や、色とりどりの線がしま模様に連なったデザインの「アートネクタイ」が並ぶ。さながら現代アートの展示室のような雰囲気だ。 運営するのは、岩手県花巻市の
観光バスやタクシーなどを運行する「勢(せ)の國(くに)交通」(三重県四日市市)は、バス専用の飛沫(ひまつ)防止板「おひまつくん」=写真=を開発し、全座席に装着して運行している。六月以降、コロナ禍の影響で観光目的のバス運行は少なく、小川啓社長(57)は「バスの新しい乗り方を提案していけたら」と意気込む。 (磯部愛) アクリル板は縦四十五センチ、横三十五センチ。客がぶつからないように、板の左右と上の部分には青い棒状のクリップを目印代わりに付けた。同社は三月から白い不織布を天井からつり下げる対策を講じていたが、車内の見通しが悪く、客の様子も分かりづらかったことから、アクリル板を全座席に導入しようと決めた。 アクリル板の装着が難しく、小川社長を中心に社員たちが方法を模索。両面テープやネジなどさまざまな方法を試し、座席の持ち手部分を一度外して、穴をあけた板を挟み込む方法を思い付いたという。板の製造は
JR高山線が全線で運行を再開した当日、下呂方面から高山方面に向かう始発列車を多くの住民らが祝った=7月23日、渚駅 岐阜県飛騨川沿いの渓谷を駆け抜ける列車、地域のバス停を巡る路線バス、これらの姿が「当たり前」と思えるのが、いかに尊いのか思い知ったのは7月豪雨だった。 7月8日早朝。下呂市内の被害状況を取材しようと出掛けた。萩原町上呂で目に入ったのは、土砂で埋まったJR高山線の軌道。坂道と交差する踏切から土砂や水が大量に流れ込んでいた。傷んだ軌道を見るのはつらく「これは大変だ」と思ったが、さらに大きな被害が下呂市北部を中心に出ていることは、この時点では把握できていなかった。 高山線は同月23日始発からの全線再開となった。この日、高山方面に向かう始発列車へ、飛騨小坂駅から下呂市長に同行する形で乗り込んだ。列車には、多くの高校生の姿。豪雨の影響で通学できなかった生徒たちだ。隣の渚駅は高山市。両駅
岐阜県警生活環境課と加茂署、関署は16日、人気アニメ「それいけ!アンパンマン」のキャラクターを模した人形焼きを無断で販売したとして、著作権法違反と食品衛生法違反(無許可営業)の疑いで、関市の露天商の男性(45)と妻で経理を担当していた女性(45)、いずれも従業員の露天販売員で同市の男性(31)と美濃加茂市の男性(24)の計4人を書類送検した。 書類送検容疑は6月16日ごろ、美濃加茂市内の路上に駐車した移動販売用トラックで、アンパンマンをかたどった人形焼きを無許可で販売した疑い。 加茂署によると、著作権者のアニメ制作会社から5月、県警に「岐阜県内で移動販売車を使って無許諾で『アンパンマンカステーラ』を販売している者がいる」と捜査依頼があった。4人は会員制交流サイト(SNS)で日時や場所を予告して販売。4人はいずれも容疑を認め、「コロナ禍で仕事がなく、人気アニメキャラクターなら効率よく金もうけ
松本市のアルピコグループは、市内を走るアルピコ交通上高地線の電車を貸し切りにして挙式やフォトウエディングができる「電車ウエディングプラン」の販売を、十二月から本格的に始める。 アルピコ交通と、ホテルブエナビスタ(同市)などグループでホテル運営やブライダルなどを手掛ける東洋観光事業(茅野市)の共同企画。全国の鉄道ファンや地域住民に広くアピールしようと、グループの若手社員が発案した。 十六日にはモニターとして、茅野市の会社員小沢純一さん(35)とアルピコ交通社員で妻美紀さん(29)夫妻が、プランを利用して婚礼衣装を着て前撮りをした。二人はカメラマンや衣装担当の女性らと松本駅から電車に乗り込み、走...
今季の日本フットボールリーグ(JFL)で、史上初の五連覇を目指すホンダFC(浜松市)は十六日、プロ契約の井幡博康(いばたひろやす)監督(46)と、同契約の三選手が今季限りで退団すると発表した。ホンダはクラブの完全アマチュア化への移行に着手しており、井幡監督らと契約更新をしない方針を打ち出した。後任監督には、安部裕之コーチ(41)が有力視されている。 井幡監督は浜松大(現常葉大)コーチなどを経て、二〇一四年、ホンダFCの監督に就任。「観客が見て、楽しいサッカーを」と、パスとドリブルを駆使した非常に攻撃的なサッカーを導入。同年にJFLで優勝すると、一六年から四年連続でJFLを制覇。今季も二十三節を終了して、首位に立っている。
湧水の問題は山梨、長野両県も含めた広域で対応すべきだと語る大阪経済大の稲場紀久雄名誉教授=大阪市の同大で リニア中央新幹線の着工を国が認可し、十七日で六年。南アルプストンネル静岡工区(静岡市葵区)の工事による大井川の流量や地下水への影響をめぐり、静岡県とJR東海との間で協議が難航、仲介役の国土交通省主催の有識者会議で議論が進む。水循環が専門で大阪経済大の稲場紀久雄名誉教授(79)が本紙の取材に、リニア工事で「静岡の水循環が危機的になる」と懸念し、対応するには情報公開が重要と強調した。影響は広範囲に及ぶ可能性もあり、「長野県や山梨県と連携して対応するべきだ」と訴えた。(高橋貴仁) 稲場名誉教授は、地下水を含む水を「貴重な国民共有の財産」と規定し、保全を掲げる水循環基本法(二〇一四年施行)の法案作成の中心人物だ。水循環とは海水や地表の水が蒸発して雲になり、雨や雪として地表に降り注ぎ、地中に染み
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