三菱重工業(東京)が、子会社の三菱航空機(愛知県豊山町)が手掛ける国産初の民間ジェット旅客機「スペースジェット(SJ、旧MRJ)」の事業化を凍結する方向で調整していることについて、同県の大村秀章知事は23日、報道陣に「三菱側から凍結決定の事実はないとの報告を受けた。地元の産業として応援する姿勢に変わりはなく、連携してこの厳しい状況を乗り越えていきたい」と述べた。 県は、航空産業を自動車産業に次ぐ第2の経済の柱と位置付け、三菱航空機の拠点となる県営名古屋空港の整備などで協力。スペースジェット以外にも、三菱重工業や川崎重工業、SUBARU(スバル)が米航空機大手ボーイングの中型機「787」の主要部品を県内の工場で製造するなどしている。
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日本のミステリー小説の祖といわれる推理小説家、江戸川乱歩(一八九四〜一九六五年)=写真。名古屋市で少年時代を過ごしたが、地域との縁は、なぜかこれまであまり注目されていなかった。地元でもっと広めようと、彼が卒業した瑞陵高校(同市)の同窓生ら有志が、市内の旧宅跡近くに記念碑を設置する。三十一日、除幕式がある。 (宮崎正嗣、大野雄一郎) 乱歩は三重県名張市に生まれ、三歳で名古屋市に転居した。旧制県立第五中(現在の瑞陵高校)を卒業。早稲田大に進学するまでの約十五年間を、現在の同市中区栄やその周辺の複数箇所で過ごした。作家になった後、地元紙・名古屋タイムズに「準名古屋人」や「故郷の味」と題した文章を寄...
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「やぶ刈り取りに補助」 「防災無線で注意喚起」 「朝夕に消防車が警鐘」 「生ごみ外に置かずに」 小松、白山、加賀市で人がツキノワグマに襲われ、JR北陸線加賀温泉駅前のショッピングセンター店内に半日も侵入されるなど、南加賀では市中でのクマの目撃、人的被害が相次ぐ。市町は警報を出すなど警戒を強めている。(小室亜希子、平井剛、坂麻有、都沙羅) ◇小松市 県の「出没警戒情報」(八日)より早く、九月二日にクマ出没警報を発令した。那谷町の県道で男性が襲われたのがきっかけ。中山間地を中心に、消防車や市の公用車で毎日、パトロールする。クマを引き寄せる市中のカキの摘み取りや隠れ場となるやぶの刈り取りについて町内会向けの補助制度を新設。人家にクマを引き寄せないよう取り組む。 クマの出没が過去最多を更新しており、今月十二日、市民向けにクマと合わない、引き寄せない、出合った場合の対処を記したポスターを五百枚作製。
桑名市京町の市博物館が、近年人気の高まる刀剣の展示に力を入れている。本年度から2階で収蔵品を並べた刀剣展を通年で始めたほか、11月29日までは特別企画展「三重刀剣紀行」を開催。特別企画展では、桑名を拠点に室町時代から数代続いた刀鍛冶の名跡「村正」の作品など70点が楽しめる。 (諏訪慧)...
関ケ原合戦や壬申の乱など歴史的な史跡が多い関ケ原町を案内する「せきがはら史跡ガイド」。「岐阜関ケ原古戦場記念館」の一般公開(二十二日から)を前に、細見昌男代表(76)=同町関ケ原=は「開館を機に多くの人が関ケ原に来てくれれば」と期待する。...
岡崎市長選で初当選し、二十一日に初登庁した中根康浩市長(58)。公約の一つに掲げた「全市民への五万円支給」実現のための財源約二百億円をどう調達するかが注目される。内田康宏前市長が二期八年間で進めた「ハコモノ」事業への批判票を集めた中根市長には「福祉や子どもたちにお金を使ってほしい」と期待する声が多い。ただ五万円支給により、新市長が考えるほかの政策が実現できなくなったり、従来の市民サービスが縮減したりする可能性も指摘される。中根市長が主張する主な財源五点を検証した。(鎌田旭昇)...
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