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平谷村の地域おこしを目指して村内でヒマワリ油の制作に取り組んでいる「平谷向日葵（ひまわり）しとねる会」が一日、温泉施設「ひまわりの湯」に隣接する畑でヒマワリの種まきをした。

鳥羽国際ホテル（鳥羽市）は、施設内のグランドピアノを貸し切りで演奏できる宿泊者向けの新プランを始めた。七月十日まで。 新型コロナウイルス感染症の影響で、楽器の演奏や発表の機会が少なくなっている中、ファミリー層など宿泊者が、子どもや家族の“ピアノ演奏会”を楽しめるようにと企画した。

美濃市御手洗の金属加工業シオンが昨年十月に開発した金属製のつけペン「ＤＲＩＬＬＯＧ（ドリログ）」が注目を集めている。ペン先と軸合わせて約三万円と高額だが、滑らかな書き心地と独創的なデザインが文具愛好家の中でひそかな人気を博す。四月には、市のふるさと納税の返礼品にもなった。　（秋田耕平） 特殊ステンレスでできたつけペンはガラスペンと同じように、インクをペン先につけて使う。一度インクをつけると、はがき一枚は十分に書くことができる。

岡崎市十王町の和ろうそく専門店「松井本和蝋燭（ほんわろうそく）工房」が一日、「和ろうそく絵付け体験キット」の販売を始めた。 絵付け体験ができる松井工房では、新型コロナウイルス感染拡大の影響で観光客が減少。そこで自宅でも絵付けを楽しんでもらおうと、四代目職人の松井深恵さん（４５）、ろうそく絵師の美尋（ひひろ）さん（４１）姉妹が開発した。和ろうそくを絵の具で自分好みに絵付けできる。

日本一の生産量を誇る豊川市産のバラをＰＲしようと、同市一宮町の砥鹿（とが）神社で二日、バラのデザインをあしらった御朱印符を購入した人に一輪ブーケがプレゼントされた。 同日の「とよかわバラの日」に合わせ、豊川商工会議所やＪＡひまわりなどでつくる「とよかわフラワープロジェクト」が実施。ブーケは五十本を用意し、午前九時ごろから配り始めたが、参拝客が次々と訪れたため、一時間ほどで終了した。

豊田市足助町の足助観光協会が、地元の魅力をＰＲする動画をつくり、同協会のホームページと動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開している。 動画は約一分の短編と、約三分半の長編の二種類。短編は、足助の古い町並みにある小路や、民家の軒先にひな人形を飾る「中馬のおひなさん」などの映像を、ポップなＢＧＭに乗せて仕上げた。長編はドローンで撮影した足助城や香嵐渓の紅葉を盛り込んだ。いずれも...

古代の信仰を今に伝える神秘性と、男根をかたどった独特の造形から、一部の縄文ファンの心を引き付けてやまない遺物「石棒（せきぼう）」。全国有数の出土数を誇る岐阜県飛騨市は５月、複数の石棒の3Dデータをオープンデータ化した。貴重な文化財のデータを芸術作品や商品に至るまで誰でも無料で利用可能にするという大...

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愛知県幸田町出身の絵本作家ひろたあきらさん（32）が地元の人たちに絵本の読み聞かせをするためのクラウドファンディング（CF）を、町が募集している。町の担当者は「コロナ禍で不安やストレスにさらされるなか、子どもも大人も心の疲れを絵本で癒やしてほしい」と話している。 吉本興業所属の芸人でもあるひろたさんは2019年2月、羊やキリン、お化けなどさまざまな群れを描いた絵本「むれ」で作家デビューした。 羊なのに1匹だけ毛がない。キリンなのに1頭だけ首が短い。様々な群れの中にいる、他とは違う存在を見つけていく――。全国の児童書担当の書店員が選ぶMOE絵本屋さん大賞2019で新人賞に選ばれた。21年4月には2作目「いちにち」も刊行された。 250万円を目標に6月末まで寄付金を募る。まずは町内の保育園や小学校などを会場にリモートで読み聞かせやワークショップ、移動式の絵本ギャラリーを企画している。新型コロナ

橋脚が傾いている影響で通行止めが続いている岐阜県各務原市の川島大橋。同市川島笠田町の小中学生は橋を渡って川島小学校と川島中学校に通っていたが通学路が封鎖されてしまった。市はすぐさま対応し、バスとタクシーで子どもたちを学校へ送り届けている。 　橋脚の傾きが確認されたのは金曜日だった５月２８日。県から...

諏訪市のＪＲ上諏訪駅近くでガールズバーや飲食店計７店を運営するＴ＆Ｊグループは、チョコレートを塗ったワッフルに菓子をトッピングした「ユニコーンワッフル」を開発し、キッチンカーで移動販売を始めた。どの店も夜営業で、新型コロナのために売り上げが激減。２５人ほどいた女性スタッフが１５人に減る窮状の中、収…

主演の新垣里沙さんの写真を囲み、ドラマ「鈍色ショコラヴィレ」の制作を発表した能崎将明社長（右から２人目）と金森正晃監督（右）＝金沢市内で 金沢市とチョコレートを題材に、来年二月に北陸放送（ＭＲＯ）で放送されるドラマ「鈍色（にびいろ）ショコラヴィレ」の制作発表が二日、金沢市内であった。金沢はチョコレートの支出額が都道府県庁所在市と政令指定都市で最も多いことから、市内の洋菓子店の社長を中心に企画。ドラマを通して「ショコラの街金沢」をアピールする。　（堀井聡子） ドラマは元「モーニング娘。」の新垣里沙さんが演じる会社員雨宮カカオが主人公。ブログで金沢の菓子の魅力を伝える「インフルエンサー」としても活動している縁で、チョコレート菓子のセレクトショップを任される。一話十五分で、全五話放送。実在する市内の洋菓子店が各話に一店ずつ登場する。八月に市内で撮影する予定。

福井市と市内飲食店が「インスタ映え」をテーマに開発してきた「ご当地メニュー」が完成した。第一弾として、海山の幸を詰めたもてなし膳「粋福（ふくいっぷく）ごはん」、旬のフルーツと福井銘菓を載せた「粋福パフェ」が一日に先行デビュー。会員制交流サイト（ＳＮＳ）への投稿を通じ、若年層に福井の食の魅力を印象付けてもらう。...

福井鉄道は二〇一六年まで福武線を走った人気車両「２００形」の新たなグッズとして、往時のカラー写真を使ったジグソーパズルを発売した。 ２００形車両が昭和の福井駅前電車通りを駆け抜ける構図。クリーム色と濃紺を大胆に配置した車両のカラーリングは、一九六〇（昭和三十五）年のデビュー当時と同じという。写真は過去の沿線風景を紹介する動画の制作過程で社内で見つかり、「貴重な写真で懐かしの景色を楽しんでほしい」と商品化した。

中央アルプスで国特別天然記念物ニホンライチョウの復活に向けた繁殖事業を進めている環境省信越自然環境事務所（長野市）は二日、二〇一八年に約半世紀ぶりに中ア・木曽駒ケ岳で見つかった雌一羽を含む三組のつがいが無事に越冬したことが確認されたと発表した。　（我那覇圭） 木曽駒ケ岳では一八年、北アルプスから飛来したとみられる雌一羽が発見され、信越事務所は繁殖に向けて二〇年に乗鞍岳から親子十九羽をヘリコプターで移送して放鳥。移送した十九羽のうち、親子十羽の生存を昨年十月までに確認し、「良好な生存状況が保たれている」として、いったん現地調査を終えていた。

千曲市議会が七日開会の六月定例会で、市の新型コロナウイルス対応に関する一般質問を自粛する方針を決めた。高齢者らへのワクチン接種業務に追われる市職員の負担を軽減する狙いだが、一般質問は重要な行政課題をただす貴重な機会でもある。識者からは「議員の役割を否定することにつながりかねない」との指摘も出ている。　（我那覇圭、城石愛麻） 市議会事務局によると、一般質問の自粛は五月末の市議会運営委員会で全会一致で決めた。休日返上でワクチン接種業務に対応している担当部署の職員が一般質問に対する答弁書の作成などで負担が増すことを懸念したといい、今月十四〜十六日に予定されている一般質問では新型コロナ以外のテーマを...

生活衣料総合店「堀出工房わたせい」を県内八店舗で展開する「綿清商店」（津市森町）は三日から、家庭内で未使用のまま保管されているマスクを回収し、県内でマスク不足に悩む人たちに届ける「マスクポストプロジェクト」を始める。新型コロナウイルスの収束が見えない一方、当初の不足が解消され、豊富に流通するようになったマスクを必要なところへ循環させようとの試みだ。　（鎌倉優太） 津、松阪、志摩、亀山、伊賀の五市八店舗に手製の「マスクポスト」を設置する。常駐する店員が検品し、約五十枚で、同店で使用できる商品券百円分と交換する仕組み。マスクの形状や素材は問わず、箱やビニールを開封済みであっても、未使用の既製品で...

県内各自治体で新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、医療従事者の確保が課題となっている。そのような中、期待されるのが、現在は職に就いていないが、看護師の資格を持つ「潜在看護師」だ。県看護協会も今月から、経験者を掘り起こそうと、ワクチン接種業務への就業を希望する元看護師たちに向けた業務復帰研修を始めた。 初回の研修は一日、岐阜市薮田南のＯＫＢふれあい会館であり、県内から十人が参加した。県看護協会が運営する看護師向けの無料職業紹介所「県ナースセンター」の山中多美子事業課長が講師を務めた。一時間の研修で、予診時に確認するポイントやアレルギー反応の特徴などを講義。実習用の模擬の腕を使い、腕の抑え...

二〇〇九年まで走っていた名鉄「７０００系パノラマカー」が一日でデビュー六十周年を迎えたのを機に、同社は五日、記念の乗車券と入場券を発売する。 乗車券は初代パノラマカーのシンボル「フェニックスエンブレム」を原寸大で“再現”した縦十一センチ、横六十センチ。ディスプレーとしても楽しめる。裏面に区間や料金を印字した。セットできる台紙にはパノラマカーに関する年表もあしらった。豊橋駅から大人片道千五百円分の区間に乗車できる。五千セットを用意し、購入は一人三セットまで。

二〇二三年放映のＮＨＫ大河ドラマ「どうする家康」に向けて、新城市は戦国時代の「長篠の戦い」の英雄として知られる鳥居強右衛門勝商（すねえもんかつあき）のはりつけ姿を描いた「鳥居勝商磔殺（たくさつ）の図」を修繕し、一般公開を目指すこととなった。ゆかりの寺や長篠城址（じょうし）史跡保存館で所蔵されてきたが、半世紀ほど人目に触れない状態が続いていた。　（山谷柾裕）

新型コロナウイルスワクチンの接種が本格化し、医師や看護師をはじめ多くの医療従事者が関わる中、薬剤師も接種の現場を支えている。ワクチンを実際に打つ前段階で、主に原液の希釈や注射筒に入れる分注作業を担当し、スムーズな接種に貢献している。　（梅田歳晴） 愛知県尾張旭市の集団接種会場「渋川福祉センター」。五月下旬、午後からの接種を前に午前中から会場裏の小部屋で、同市の「ぽぷり薬局」の薬剤師、丹羽松弘さん（６５）と長男善基（ぜんき）さん（３３）らが作業に当たっていた。

もくもくと湧き上がる噴煙があっという間に住宅地に押し寄せる映像はいまも記憶に生々しい。四十三人が犠牲になった雲仙・普賢岳（長崎県）の火砕流災害から今日で三十年になる。 「普賢様」とあがめられてきた活火山は一九九〇年十一月、百九十八年ぶりに噴火した。地元の自治体に噴火に備えた防災計画はなく、当初は「観光客が増える」と期待する声すらあったという。

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