岐阜県の古田肇知事は１４日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請する方針を示した。飲食店や大型商業施設への営業時間の短縮要請も含め、週明けに市町村と協議する。この日開いた新型コロナ対策の本部員会議の後、古田知事は記者会見で「国は来週の後半、重点措置や緊急事...

岐阜県と岐阜市は１４日、県内２７市町などで計１２３人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。新規感染者が１００人を超えるのは４日連続。感染者は累計１万５６２人となった。 　感染者のうち、２０代は４８人、１０代は２２人と若者が多く、３０代以下は約８割を占めた。６０代以上は２人だった。 　１３日...

名古屋市の河村たかし市長が四日に東京五輪ソフトボール日本代表メンバー、後藤希友（みう）投手（２０）＝トヨタ自動車所属、市出身＝の訪問を受けた際に金メダルをかんだ問題で、市議会の服部将也議長と中村満副議長が十三日、「自らの責任を痛感し、明確なけじめをつけること」を求める要請書を市長に提出した。...

豊田市喜多町の名鉄トヨタホテルは十四日から、電車内の雰囲気を味わえるコンセプトルーム「名鉄電車ルーム６０４８」の宿泊予約の受け付けを始める。...

2018年に惜しまれながら閉店した日本初の子どもの本専門店「メルヘンハウス」（名古屋市）が、8月に実店舗を再開することになった。2代目の三輪丈太郎さん（45）は「これからの時代を心豊かに生きるきっかけとなるような、旬な本を子どもたちに手渡したい」と話す。 メルヘンハウスは、三輪さんの父・哲さん（77）が1973年、名古屋市千種区の四谷通近くで創業した。訪れた客と話しながらその子に合う本を探すスタイルが人気を呼び、94年には同区今池2丁目に拡大移転。常時3万冊の絵本や児童書を取りそろえ、子どもが選びやすいように本は表紙を見せて並べ、宣伝文句に惑わされないよう帯をつけず、透明なカバーで本をくるむこともしないといった方針を貫いた。 しかし、ネット通販が普及したことなどから経営が悪化。18年3月に45年の歴史に幕を下ろした。 2代目として旧店舗でも接客にあたってきた丈太郎さんは、閉店後も子どもの本

札幌に住む子どものおばけを主人公にした絵本「おばけのマール」で、愛知県一宮市を舞台にした新作が出版された。北海道以外のまちが登場するのはシリーズで初めて。出版に合わせ、絵本の原画展が一宮市三岸節子記念美術館で開かれている。 「おばけのマール」（絵・なかいれい、文・けーたろう）は、円山動物園や雪まつりなど、主に札幌市の風物をテーマに話が展開するご当地絵本だ。札幌の子どもたちに人気があり、シリーズ化されている。 第4作の「おばけのマールとちいさなびじゅつかん」（2008年）は、三岸節子の夫で同じく画家の好太郎を顕彰する道立三岸好太郎美術館（札幌市）が舞台になった。これが縁となり、三岸節子記念美術館が発行元の中西出版（札幌市）に「一宮を舞台に」と持ちかけていた。 7月に出版された第11作は「おばけのマールとモーニングのあとで」（1320円）。三岸節子とみられるおばあさんとマールが喫茶店で豪華なモ

県内で１３日に発表された新型コロナウイルス感染者１０９人は１０歳未満～８０代の男女で、うち２０人が県外在住、少なくとも１６人が県外との往来や滞在があった。長野市の新規発表は県外在住を含めて２３人で、２２人だった４月１４日以来、約４カ月ぶりに２０人を超えた。１３日午後４時時点で入院など療養中は５７３…

◇魚津水族館 展示　魚津市の魚津水族館は、国内外のメダカを紹介する夏の企画展を開いている。近年、金魚のように色、形を変えた改良メダカの種類が増える一方、県内にもいる在来種キタノメダカが環境省レッドデータブックで「絶滅危惧Ⅱ類」になっている。あらためて身近な魚類のメダカについて理解を深めてもらう。三十一日まで。 キタノメダカの他、ミナミメダカの改良種や国外産の最小種タイメダカ、二〇一八年に新種と分かったインドネシア・スラウェシ島のドピンドピンメダカなどを展示。特定外来生物で飼育、栽培、保管、運搬、放出、輸入が禁止されているカダヤシも展示許可を申請中という。

看板設置や地区放送　中能登町久乃木（くのぎ）の山すそでクマとみられる動物の足跡や姿が確認されたことを受け、町は現場近くに注意喚起の立て看板を設置した。周辺には墓があり、地元住民らが多く訪れるお盆時期ともあって、地区の放送などで安全確保の徹底を促している。（大野沙羅） 久乃木区内では今月三日、一、二頭のクマとみられる動物の足跡を周辺住民が発見。七日午前三時ごろには、イノシシ対策で畑に設置されていた監視カメラに、子グマとみられる動物が走り去る様子が写っていた。 現場周辺には墓が多数点在しており、例年お盆の時期は墓参りに訪れる人が多い。そこで町は急きょ、姿が写った畑近くの道沿いなど二カ所に「注意　熊出没」と書かれたクマのイラスト入りの立て看板を設置。地区では、今井純一区長自ら注意を呼び掛けるメッセージを録音し、放送した。町は久乃木と隣接する武部の両地区の計二百七十世帯に、注意喚起のチラシを配布す

新型コロナウイルス感染が急拡大し、コロナ病床が逼迫（ひっぱく）している。首都圏に近い県東部は６０％を超え、県西部も５０％に達した。お盆明けには、さらに感染者が増加するとの懸念もあり、医療関係者からは「病床の大半が埋まる」との声も。最前線で治療に当たる医師は「今、感染を抑え込まないと、連日、感染のピークとなる状況が続く」と危機感を強める。　（岸友里、久下聡美） 今月上旬、浜松医療センター（浜松市中区）に三十代男性が搬送された。「あっ、あっ、あの…」。マラソンを走った直後のように、息苦しそうに激しく肩を動かす男性がストレッチャーで運ばれるのを、感染症内科の田島靖久部長は見守った。歩くことはできず、明らかに重症。搬送されてすぐに、集中治療室（ＩＣＵ）に運び込まれた。

県内で十三日、新たに百三十七人の新型コロナウイルス感染が明らかになり、一日の新規感染者数は三日連続で過去最多を更新した。感染拡大に歯止めがかからないことから、県は同日、有識者検討会議を開き、国にまん延防止等重点措置の適用を十四日にも要請する方針を決めた。 県によると、県内の企業が実施した設備点検の作業員グループで発生していたクラスター（感染者集団）では、新たに作業員三人の感染が判明。関連する感染者は計十一人になった。

主人公のタンの幼少期から成人までの姿を描いたイラストを手に、漫画の制作に向けて意気込む中西さん＝高山市花岡町１で 漫画・アニメ作品「呪術廻戦」が人気になっていることを受け、作中に登場するキャラクターと同名の豪族「両面宿儺（りょうめんすくな）」がいたとされる高山市の住民有志が、地元に伝わる伝説を基にしたオリジナル漫画の制作に取り組んでいる。今冬の完成を目指しており、制作資金をクラウドファンディングで募る。 呪術廻戦は、二〇一八年三月に週刊少年ジャンプで連載が始まった漫画で、アニメ化もされた。作中で両面宿儺は、強大な力を持つ「呪いの王」とされ、人々から恐れられる存在。一方、宿儺の史跡が多く残る飛騨地方では、千六百年前に一帯を開拓して治め、当時の中央政権と対立した「英雄」として伝わる。こうした中、地元住民でつ...

長久手市のトヨタ博物館で、企画展「トヨタ博物館でＳＤＧｓを考える」が開かれている。エコカーなどを展示し、子どもたちが国連の掲げる持続可能な開発目標（ＳＤＧｓ）への理解を深められる内容にした。１０月１７日までで、８月３１日までは小学生無料。 酸素と水素の化学反応で電気を生み出す同社製の燃料電池車や、災害時に電力源となるハイブリッドカー、明治時代の人力車の３台を置いた。職員が段ボールで作ったカラフルな柱に「住み続けられるまちづくりを」などＳＤＧｓの１７の目標が紹介され、解説や「ごみを拾う」といった自分たちにできることも提案されている。

全国的に新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、県内でも感染者が急増している。十二日には過去最多となる七百三人が感染。十三日も六百三十八人の感染が確認され、拡大傾向に歯止めがかかっていない。感染力が強いデルタ株（インドで確認された変異株）への置き換わりが大きな要因とされ、自宅療養者や宿泊療養施設の入所者も増加している。（戸川祐馬） 感染状況を年代別でみると、七月二十一日からの流行の第五波では、三十代以下が６３・６％を占める。昨秋からの第三波（二〇二〇年十月〜二一年三月）は４５・６％、今春からの第四波（二一年三〜七月）は５３・５％で、若年層の増加が目立つ。

足元からぐんぐんと白い二本の水柱が伸びたかと思うと、体は海面から五〜八メートルほどの高さまでふわり。空中を軽やかに飛び回り、くるりと一回転を決めた。 ダイナミックな技を披露したのは西尾市東幡豆町のマリンショップ「リミット」の亀井義孝代表（６９）だ。「ここ二年ほどあまり練習していなかったから、少し下手になっちゃったかな」と白い歯を見せた。 足に着けた専用器具から水を噴射させ、水上を飛ぶ人気のマリンスポーツ「フライボード」。水上バイクが噴出する水流が、長さ十二〜十五メートルのホースを通ってボード下から噴き出し、水圧で宙に浮く仕組み。二〇一二年にフランスで誕生した。いまや日本選手権や世界大会もあり...

名古屋市消防局は、新型コロナウイルス患者以外の救急患者の搬送先が見つからない場合に、容体悪化を防ぐために一時的に患者の応急処置をしてもらう協定を、日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院（名古屋市昭和区、八事日赤）と結んだ。関係者への取材で分かった。コロナの感染拡大によって、コロナ以外の一般救急患者の搬送先がなかなか決まらないケースも増えている。救える命を救う目的で締結は十一日付。 関係者によると、患者の緊急処置が必要にもかかわらず、搬送先が決まらない場合、救急車が一時的に八事日赤へ運ぶ。八事日赤の医師は、市消防が受け入れ可能な医療機関を探す間、応急的な診察や治療をする。内臓疾患やけがなど...