岡崎市池金町の北山湿地で、絶滅したと思われたサギソウの花を岡崎高校(明大寺町)の生徒らが見つけた。湿地の再生を目的に、環境調査を進めていたさなかの発見に、生徒たちは「貴重な花が見つかるような湿地だと知って、よりやる気が出た」と喜ぶ。 生徒八人は本年度から市と始めた「湿地再生プロジェクト」の一環で、八月二十日に北山湿地を訪れた。目的地に向かう途中でマムシがいたため、回り道をした先に、白くて小さな花が二十本ほど咲いていた。二年大植湘太さん(17)は「珍しい形をしていたので、きれいな花だと思った。絶滅危惧種を見つけたと知って、童心に返ったような純粋なうれしさを感じた」と振り返る。 同行していた愛知教育大、渡辺幹男教授(植物分類学)が後日、遺伝子解析をして、野生の花であることを確認した。渡辺教授は「野生のサギソウは、自然が残っている場所にしか生えない。今回の発見で、北山湿地の価値がより高まった」と
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