朝倉義景所有と伝わる茶入れ(手前左)を眺める児童たち=22日、福井市の県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館で(蓮覚寺宏絵撮影) 県立一乗谷朝倉氏遺跡博物館(福井市)の特別展「朝倉義景の一生」が二十二日、同館で開幕した。今年で没後四百五十年の朝倉氏最後の当主、義景の生涯にスポットを当てる内容。本能寺(京都市)が所蔵する義景所有と伝わる茶入れなど、貴重な資料八十点を展示している。九月三日まで。 展示では義景の四十年の生涯を年代順に紹介し、家臣団や通好・抗争した全国の大名たちとの関係性をひもとく。展示の目玉となる茶入れは、所蔵する本能寺以外では初公開。高さ六センチほどの陶器で、表面の一部に溶けた跡がある。「本能寺の変」の火災で生じたと伝わる。 十五社(じゅうごしゃ)神社(岐阜県山県市)が所有する笏谷(しゃくだに)石製のこま犬一対も貴重な逸品。福井市の足羽山周辺で採掘される笏谷石は戦国時代、越前国以外では限
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