清流・長良川の象徴でもあるアユが巨大化し、街を襲う－。そんなユニークな設定の特撮短編映画「アユラ」の撮影が岐阜市内で進んでいる。17日には映画のクライマックスシーンの撮影が報道陣に公開され、参加した約100人のエキストラが熱のこもった演技を披露した。...

上田市天然記念物で、環境省のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されているトンボ「マダラヤンマ」の観察会が１７日、同市富士山のため池「居守沢(いもりざわ)大池」であった。地域の自然に親しんでもらおうと、同市塩田公民館と地元の富士山水土里(みどり)会が主催。参加した市内外の約６０人は、飛び回るトンボを熱心に探した。 腹部に瑠璃色の斑点がある雄が数匹…

金沢美術工芸大彫刻専攻の学生が中心となって運営する「金沢彫刻祭２０２３」が１７日、金沢市内１０カ所を会場に開幕した。学生や教員、外部アーティストら９３人が出品し、市内各地で芸術と触れ合える機会をつくり出した。２４日まで。　（奥田哲平） １９８１年から２年に１度開催する恒例行事で、今回のテーマは「うつろい」。同大キャンパスが来月から同市小立野の県立図書館隣接地に移転することに加え、学生が制作活動に向き合う中で変化していく意味を込めた。 県立図書館での開会式で、安島諭学長補佐は「図書館が学生にとっていい発表の場となり、市民が芸術に触れ合う場として活用できれば」と話した。図書館会場には約３０点が並び、上田千裕さん（２３）の木彫作品「重なる記憶」はメタセコイアの大木から等身大の自分を削り出し、「日常生活の中で無意識にできた習慣を形にした」という。 ほかの会場は金沢２１世紀美術館前広場や市役所第２本

豊田市消防本部で今月、ある消防車両が世代交代を果たした。その名も「排煙電源車」。車体に搭載された大型送風機が特徴で、トンネルや工場の火災時に強力な風量で煙を吹き飛ばす。この機能を備えた車両の配備は珍しく、先代は全国初だった。2代目は「消火・排煙車」で、排煙機能はしっかり継承されたという。消防ファンも注目する珍しい新旧の車両に迫った。 ドドドド…。大きなエンジン音を響かせながら、市消防本部に現れた真っ赤な大型消防車。全長約8メートル、総重量15トン。車体側面には「排煙電源車」と書かれ、後部に載せられた直径約1・7メートルの送風機が存在を際立たせる。送風量は1時間あたり21万立方メートルで、一般的な家庭用扇風機の約200倍の風量を送ることが可能だ。 市消防本部によると、大型送風機から風を送ることで、トンネルなど風が起こりにくい空間から煙や可燃性ガスを排除できる。2005年に4千メートル級の「猿

撮影中の風景。結心さん（右）を抱っこし持ち上げようとする、河合那苗さん（中）＝日本プール利用推進協会提供 事故や病気で車いす生活を送る人が、重力を感じにくい水中で愛する人を抱き上げる撮影イベントが17日、豊橋市の屋内プール、アクアリーナ豊橋であった。「アモーレ（愛する人）リフティング」と銘打った企画で、全国で2回目。参加者は「初めてわが子をしっかりと抱っこでき、感動した」と喜びを語った。 プールのバリアフリー化などを進めるNPO法人「日本プール利用推進協会」（東京都）が開催した。企画したのは、同法人副代表理事で理学療法士の横山三純さん（40）＝豊橋市。車いす利用者から、「子どもを抱っこしたい」と聞き、「リハビリでも使うプールの中でなら、願いをかなえられる」と発案した。...

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