F1と並ぶ自動車競技の最高峰、世界ラリー選手権(WRC)の日本大会「ラリージャパン」が16日開幕した。モナコのモンテカルロで1月に始まった今季の最終となる第13戦。19日までの期間中、愛知、岐阜両県の公道などに設けられた競技エリア「スペシャルステージ」(SS)で22回のタイムアタックを経て、年間王者が決まる。 午後7時からの最初のSSは、サッカーJ1名古屋グランパスの本拠、豊田スタジアムであり、すり鉢状の施設に躍動するラリーカーの爆音が響きわたった。 自治体として今回初めて運営主体となった愛知県豊田市が、ピッチの天然芝をアスファルトに張り替えて提供。同時に2台が走る「デュアルSS」とし、1日に3万5千人収容の有料観覧席を設けている。 第12戦までの結果では地元、愛知県長久手市出身の勝田貴元選手がドライバーズランキングの7位に付けている。 競技に先立ち、豊田スタジアムでは夕方から、出場車両が