宮田村の社会福祉法人日本聴導犬協会は、国際アシスタンスドッグ協会（ADI、本部・米国）による補助犬団体への国際認定試験を受験した。ADIが5年ごとに設ける試験で、合格すれば同協会は4回連続での認定となる。有馬もと会長は「聴導犬や介助犬の普及につなげたい」と話す。（安江紗那子） 同協会は1996年の設立。当時、犬の殺処分が多いと知った有馬さん。保健所から引き取った犬が活躍できる機会をつくろうと、保護犬を訓練して聴導犬や介助犬にする仕組みを考えた。英国の専門機関で研修を受けた後、同協会を立ち上げた。...

岐阜県川辺町は登山GPSアプリを提供するヤマップ社と提携し、12月2日に初のイベント「YAMAPユーザーの集いin岐阜　川辺町」を開く。「川辺セブンマウンテン」と名づけた7山に関するクイズ大会や地元の人との交流を通じ、町や登山の魅力を広めたいという。 川辺セブンマウンテンは、標高200～600メートル台の米田富士、八坂山、大谷山、鬼飛山、遠見山、権現山、納古山（のこやま）。標高272メートルの遠見山から見下ろせる絶景が近年、「岐阜のグランドキャニオン」として話題となり登山者が急増。これを機に周囲の低山も知られるようになった。最高峰は、七宗町とまたがる納古山（632メートル）。 各山では、2015年ごろから、地元のボランティア団体が登山道の整備を進めてきた。川辺町も7山を売り出そうと、今年10月には、ステージと飲食中心だった従来の「川辺ふれ愛まつり」を「カワベマウンテンフェス・フモト」に一新

愛知県豊橋市中心部の豊橋公園に市が整備を計画している多目的屋内施設（新アリーナ）について、シンクタンク「東三河くらしと自治研究所」（豊橋市）は14日、計画をいったんとりやめるよう求める意見書を浅井由崇市長あてに提出した。 意見書では、新アリーナの事業費が際限なく増えていく可能性が高いことなどを理由に挙げ、「計画はいったんとりやめ、慎重に時間をかけて多数の市民の意見を集約し、民主的に方針を決定することが最も重要」と提言している。 研究所によると、前市長のときは事業費50億円の計画だったが、今年8月に市が公表した基本計画では周辺整備を含め230億円まで増え、今後さらなる増加が想定されるとしている。

【食べ歩き向けのプリン「山村ぷりんバー」＝伊勢市の山村みるくがっこう外宮前店で】 【伊勢】片手で持って食べ歩きできるプリン「山村ぷりんバー」が、三重県伊勢市の乳業メーカー山村乳業直営店「山村みるくがっこう」内宮前、外宮前両店に登場した。「プリンは容器に入っている」という概念を覆し、木の棒に四角いプリンを刺した新感覚のスイーツに人気が集まっている。 同社で20年来のロングセラー商品「山村ぷりん」は、人気があるものの、瓶入りでスプーンを使って食べるため、食べ歩きには向かない。そこで、山村ぷりんの味わいはそのままに、観光客らの食べ歩きに向くアイスバーのような形状のプリンを考案した。 瓶入りと同様、同社の牛乳と地元産の新鮮な卵を使用。なめらかな食感を損わず、棒から落ちない絶妙な柔らかさを出すため、対話型ＡＩを活用して棒の太さやプリンの形を研究し、凝固剤の配合を変えて試作を重ね、完成させた。 今月発

天井のステンドグラスから降り注ぐ柔らかな日差しを浴びているのは、黄金色に輝く巨大な涅槃（ねはん）像。愛知県岡崎市の一畑山（いちはたさん）薬師寺の納骨堂「瑠璃光殿」の中央にご本尊の薬師如来がまつられている。銅製で「やくし」の語呂合わせで全長は8・94メートル。像と台座は約3万枚の金箔（きんぱく）で覆われている。涅槃像といえばお釈迦様だが、大峠（おおごえ）謙信副住職（47）の「仏像には色々な形があってもいい」との思いで「世界で類をみない」薬師如来の涅槃像が11年前に完成した。訪れる多くの参拝者に愛され、触ることができるサイズ約1・25メートルの足裏の一部は金箔がはがれ落ちていた。（溝脇正）

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名古屋市の河村たかし市長は、自身が率いる地域政党「減税日本」が作家の百田尚樹代表の「日本保守党」と連携したことについて、本紙の単独インタビューに応じた。「一番感動したのは政治家の家業化を阻止すること」と述べ、自身の主張と同党の政策が合致したことが決め手になったと明かした。 【目次】 ▼インタビューの概要 ▼詳細な一問一答 ▼河村市長の政治遍歴 連携は日本保守党側から持ちかけられたという。同党は国政進出に向け、LGBT理解増進法を成立させた岸田政権を批判する保守層を中心に支持を集める構え。河村氏は「政治を成り立たせる基本のところを非家業化する」と述べ、自民党の世襲議員への批判層を取り込む意欲を示した。 同党の政策に、河村氏の公約の「名古屋城天守閣の木造復元完遂」が入っている理由について「歴史的建造物を大事にしようという思想。（基本計画は）文化庁で審議されるので国政での議論だ」と答えた。名古屋

細菌による感染症の治療には、抗菌薬（抗生物質）が欠かせない。ただ、下痢や湿疹といった副作用が起きることがあり、体を守る常在菌もダメージを受ける。使わずに済むなら、それにこしたことはない。しかし、細菌が原因ではない通常のかぜ（感冒）でも、抗菌薬が処方されることは珍しくない。そこには誤解が生み出す連鎖があるようだ。 抗菌薬の適切な使用の啓発に取り組む「国立国際医療研究センター病院AMR臨床リファレンスセンター」が2月と3月に抗菌薬への誤解に関する調査結果を発表した。 調査対象は過去3年以内に発熱やのどの痛み、せき、鼻水などのかぜ症状で受診して、お薬手帳をもとに処方薬が確認できた成人400人。調査員の医師が確認すると、19%の人で抗菌薬が処方されていた。 一方、400人全員に「処方された薬の中に抗菌薬が含まれていると思うか」と尋ねると、実際には処方されていないのに「処方されたと思う」と答えた人が