台湾東部沖地震の被災地を支援しようと、長野市の善光寺で13日、若手僧侶でつくる「天台宗信越教区仏教青年会」が支援金を募った。多くの参拝者が足を止め、次々と寄付していた。 同会は、2016年の熊本地震や今年1月に起きた能登半島地震などでも募金活動をしている。この日は仁王門に募金箱を設け、10人ほどの僧侶たちが「ご協力をよろしくお願いします」と呼びかけた。2時間の活動で、約20万円が集まった。 会長の善光寺蓮華院住職、関口慈円(じえん)さん(42)は「善光寺には台湾からも観光客が来ていて、隣人のような存在。日本は東日本大震災で支援してもらっているので、恩返しになれば」と話した。