「ここはイマイチだけど」「それでも良かった」……つまり「ここは過小評価するが」「それでも評価できる」と、短所から先に挙げていく評価というのは、さも中立的に評しているように思わせられるぶん、聞いてる人の気分を悪くさせる場合があります。 それは発言者の性格次第でもありますが、長所短所というのは見方の問題であって、的外れな基準で中立を装った論調を選ぶのは、ときに見苦しい。 「こういう欠点はあるけどそれを補う面白さもあるから評価してます」などと擁護(フォロー)している風を装っても、まずそこを短所と決め付けるのは勝手な基準だろう、と。 なんだその上から角度の「評価してやってる目線」は? と周囲には聞こえるわけです。 A「ええ、ここは確かに言い訳できない欠点でえ、でも……(よーしここからオレのベタ褒めの時間だー)」 B「そんな風に悪く言わないでください」 A「ええっ、僕はこの作品をー、すごく評価しよう