EC2 上で複数のインスタンスを連携してサービスを構築する場合、参照先のIPアドレスを特定したいことが多々あります。 固定の IP アドレスを持つには、Elastic IP を使えばよいですが、なるべくドメイン名によってその辺の制御を行いたくなります。 AWS のネットワークは NAT のような状況なので、クラウド内で閉じたネットワークアクセスにはローカル IP 宛でアクセスしたいものです。 Elastic IP はグローバル IP を固定するものであり、ローカル IP はインスタンスの再起動などで変わってしまいます。 これ自体は、EC2 インスタンスの Public DNS から逆引きすることで、クラウド内では DNS がローカル IP アドレスを自動で返してくれます。 以上の仕組みを利用して、ドメイン名からローカル IP を次の手順で導けます。 ドメイン名から正引きしてグローバル IP
なんか最近AWS関連のスクリプトばっかり書いている気がしますが…今回はEIPを割り当てていないEC2インスタンスへの接続を簡単にするための仕組みを作りました。EC2は、EIPで固定IPを割り当てていない限り、START / STOPをするとIPアドレスが変わってしまうので、SSHなどで接続しに行くのにちょっと面倒だったりします。それをローカルで簡単に名前解決してあげようという趣旨です。 ローカルのhostsファイルを直接変更するモードと、Mac版 dnsmasqを利用するモードがあります。必要に応じて使い分けてくださいませ。ちなみに、ローカルPC直接じゃなくても踏み台サーバとかでやっても良いと思います。というか、そっちのがチーム開発時には便利と思う。 EC2HOSTの使い方 zaru/EC2HOST スクリプトはGitHubに置いてあります。AWS SDKを使用しているので認証用のキーを用
$ sudo cat /etc/named.conf // // named.conf // // Provided by Red Hat bind package to configure the ISC BIND named(8) DNS // server as a caching only nameserver (as a localhost DNS resolver only). // // See /usr/share/doc/bind*/sample/ for example named configuration files. // options { listen-on port 53 { 127.0.0.1; [EC2インスタンスのPrivateIP]; }; listen-on-v6 port 53 { ::1; }; directory "/var/named";
前回に引き続き、MySQLの話です。 今回は、リージョン間でMySQLのレプリケーションを行います。 まずマスター用(Asia Pacific Tokyo)とスレーブ用(EU-West Ireland)、それぞれ1インスタンスずつ用意します。 ここでは、例として、 マスターのIP:mmm.mmm.mmm.mmm スレーブのIP:sss.sss.sss.sss データベース:clouadpack レプリケーション用のユーザー:repl_user レプリケーション用のパスワード:repl_pass とします。 ここでは各IPはElasticIPでパブリックなIPを適用しておきます。 まず、マスター、スレーブ、それぞれでデータベースを作成します。 $ mysql -u root mysql> create database cloudpack; Query OK, 1 row affected
EC2 は便利なのですが、プライベート IP アドレスが変更されない保証が無いので、/etc/hosts に他のインスタンスのアドレスを書いておいても、ある日変わっている可能性があります。 そこで、ec2-api-tools の ec2-describe-instances でサーバーインスタンス一覧が取得できることを利用して、各サーバーの hostname 情報から、/etc/hosts を自動生成するスクリプトを書きました。 http://gist.github.com/479339 大まかな流れは以下です。 ec2-describe-instances でインスタンス一覧取得 各インスタンスの名前解決して IP アドレス取得 ssh で繋ぎに行って hostname コマンドの結果を取得 /etc/hosts の内容を生成 ひとつのサーバー上で cron でこのスクリプトを走らせて、
Amazon EC2で起動した仮想サーバ(インスタンス)では、サーバの内部から、そのサーバ自身の各種メタデータ(MetaData)を取得することが出来ます。 自前でAMIをカスタマイズする際、インスタンスの起動時に割り振られる(確定する)データ(例えば、IPアドレスとかインスタンスIDとか。)については、事前に扱いを決めることは難しいかと思います。 例えば、インスタンスIDをサーバ自身が判別できることで、サーバ起動のタイミングや、サーバ稼働中に、Amazon EBSボリュームを(自動で)自分自身に割り当てられたり等もできたりします。 また、余談ですが、Amazon EC2では、ユーザがインスタンスの起動時に任意のデータ(UserData)をインスタンスに渡すことができ、そのデータをインスタンスの中で扱うことも可能です。 この場合も、以下で紹介するやり方で、メタデータだけではなく、ユーザデー
今回はAmazon Web Services(AWS)における仮想サーバーのサービスであるAmazon EC2と、EC2インスタンスで使用可能なストレージであるEBS(Elastic Block Store)のつまずきポイントについて解説する。 EC2の仮想サーバーは専用のWebコンソール(Management Console)やコマンドラインツール、APIなどを利用して瞬時に起動できる。また、前回少し説明したアベイラビリティーゾーン(AZ)にまたがるように配置することも可能で、負荷が高くなった場合にスケールアップ/スケールアウトしたり、負荷が落ち着いた場合にスケールダウン/スケールインしたりすることが簡単にできる。OSはWindows、Linuxなどユーザーが使い慣れたものを自由に選択可能である。 EBSはEC2インスタンスで使用するブロックレベルのストレージボリュームだ。こちらもEC2
こんにちは。フレクトの大橋です。 ベターホームレシピ(http://bhmb.jp)では、MySQLを会員やレシピデータ用の インスタンスと、Cicindela用のインスタンスを同一のサーバにそれぞれ データをEBSに置いて運用しています。 レプリケーションなど信頼性向上のための施策をしているのですが、 運用上大事なのはバックアップです。 そこで、今日はEBS上のMySQLのデータのスナップショットを 整合性を失わずにバックアップする方法についてベターホームレシピでの 実運用の事例をもとに紹介します。 ■ 本題の前に・・・、Amazon RDSについて そもそも直接MySQLをEC2上にインストールしなくても、日々機能が強化されている Amazon RDSを使えばよいのではないか、という考えもあります。はい、その通りです。 特に最近はMulti-AZ機能なども提供され、安心感があります。
こんにちは、猛暑日記録が続く今日このごろです。; 本日は『EC2のNFSをマウントする方法』について説明します。 ※ 設定の仕方だけを説明するので厳密な「NFSパターン」とは異なります。 通常のNFSの設定通りにやったらはまってしまったので、今回は「正解パターン」と「NGパターン」を紹介します。 今回は”nfs”という名前のフォルダを共有します。 設定方法(正解パターン) 正解のやり方は割りと簡単な手順でマウントすることができます。 サーバ側 # yum install nfs-utils -y # mkdir /nfs # chmod 777 /nfs # vi /etc/exports /nfs *(rw,no_root_squash) # exportfs -ra ●起動 # service rpcbind start # service nfs start # chkcon
EC2 インスタンスの OS にちょこまか設定したので、カスタム AMI として保存したい。 カスタム AMI を作るウレシさとして感じているのは、 インスタンス作成時に、この AMI を指定すると、設定済の状態で作成することができる。 リージョンを跨がって AMI をコピーできるため、 [[参考:(Amazon Web Services ブログ: 【AWS発表】EC2のAMIをリージョン間でコピー可能に)]] Oregon リージョンで作った AMI を 東京リージョンで使うこともできる。 マルチリージョンで稼動させる状況で、同一の AMI を使用することもできる 実施したこと カスタム AMI を作成する(Oregon リージョン) 該当インスタンスを選択して、 Create Image ( EBS AMI ) を実行する。 名前を指定する。他の設定も可能 Create をクリックして
AWSのEC2インスタンスは色々なスペックタイプから選べるんですが、中でもt1.microインスタンスは特殊だったりします。単にスペックが低くて料金も安いというわけではない…というのをようやく理解したので、検証まとめ。 僕はこの特性をちゃんと理解せずに、安いからとt1.microをスケールアウト用に増産していました。料金も、t1.microだと$0.027/1hourで、m1.smallの$0.088/1hourと比べても3倍くらい違うので、t1.microを3台入れたほうが良いだろうと思ってたんです。 が、あまりパフォーマンスの割にコスパが良くないことに気がついて、m1.smallに切り替えました。 改めてサイトに表記してあるスペック表を見ると、t1.microは「最大2ECU」と書かれており、m1.smallの「1ECU」と見比べると一見t1.microが勝っているように感じられます。
はじめに Amazonのロードバランサー、“Elastic Load Balancing”(以下ELB)は他にあまりないクラウドのロードバランサー(以下LB)です。 極シンプルなELB×1+ノード×2で見積もってみると ※AWS東京リージョンのEC2,microインスタンスをノードとする ELB $20.16 ノード $19.44×2 =$59.04 1$80円で計算して4,723円/月 です。 これにトラフィックに応じた料金がかかります。 AWSの料金計算はいろいろな組み合わせがあって複雑ですが、サーバ会社の共用ロードバランサーを使うより、初期費用は格段に安く済みます。 さらにクラウドの恩恵が享受ができます。 しかし いくつか通常のLBと異なる特徴があります。 Amazonは詳細な理由を積極的に発表していないのですが、おそらくクラウドの可用性をとるためにいくつか、制約が必要だったように見
The document primarily discusses the configuration of AWS VPN connections, including details about virtual private gateways, customer gateways, BGP routing settings, and tunnel configurations. It outlines essential IP address schemes, routing protocols, and key management settings for establishing secure communications over the VPN. Additionally, there are references to specific commands and opera
先日、アメリカの方でAmazon Elastic Compute Cloud(EC2)のインスタンスファミリーとして新たに、「ハイメモリクラスタインスタンス」が発表されました。 「ハイメモリクラスタインスタンス」とは、インメモリ分析やデータベース、科学技術計算など、メモリ集約型のアプリケーション用に設計された新しいインスタンスです。 大容量のメモリが必要なアプリケーションなどメモリ集約型のアプリケーションにとって、もっともコスト効率のよいAmazon EC2インスタンスになり、他のインスタンスと比較してもより低価格なメモリが提供されます。 現在は米国東部リージョンのみで利用可能ですが、今後数か月の間には、他のAWSリージョンでも使えるようになるそうです。 オンデマンド・リザーブドまたはスポットインスタンスを利用することで、ますますAWSが便利になり使い方の幅も広がりそうですね。 さて、今回
Amazon EC2を使う前に知っておきたいこと色々。 仕事でEC2を使っているのですが、やって見る前に思い描いていたことと、実際にやってみると相違があったりしました。やる前に知っておくといいことをまとめてみました。 EC2を使う予定の方は参考まで。 それでは早速。 インスタンスの 32bit か 64 bit に注意する EC2では負荷が高くなったらハイスペックなインスタンスに変えればいいというのがありますが、32bitのOSイメージを64bitのインスタンスに入れることは出来ません。 最初はsmallインスタンス(最近ではmicro)から始まると思いますが、32bit でいうとハイスペックなもので High CPU のインスタンスまでになっています。それ以降は64bitなので、そこで環境を作り替えないといけなくなります。 とはいえ64bit環境はLargeからで安いとはいえないので、こ
はじめまして。五反田の「Clisk(クリスク)」という会社でシステムエンジニアなどをしている芹沢と申します。盟友であるLIGのゴウさんや紳さんと酒を酌み交わしているうちに、LIGブログに記事を書かせていただくことになりました。よろしくお願いいたします。 AWSとは? http://aws.amazon.com/jp/ AWS(Amazon Web Servicesの略)とは、Amazonが提供しているクラウドサービスの総称で、その中にはさまざまなサービスが含まれています。 EC2(仮想サーバー)、S3(ストレージ)、RDS(リレーショナルデータベース)、CloudWatch(監視)など、たくさんのサービスが提供されていて、それらのITインフラのリソースを、使いたいときに、使いたいものを、使いたいだけ、必要なスペックで、利用することができるのが特徴です。 多くのサービスは管理画面から操作でき
2010/04/07 米RightScaleの日本におけるサポートサービスを、日立システムアンドサービスが4月1日に提供開始した。国内でも一部のAmazon EC2ユーザーの間で知られているRightScaleだが、同社と提携して国内展開するのは同社が初めて。日立システムに、新サービスの目的と内容を聞いた。 RightScaleは、Amazon EC2などのIaaSサービスのフロントエンドとして、クラウド環境の構築や監視、自動スケーリング、移行などが行えるサービス。Amazon EC2のみのためのサービスと誤解している人もいるようだが、そうではない。Eucalyptusによるプライベートクラウド環境やRackspace Cloud(Amazon EC2と競合するIaaSサービス)、VMwareを使ったIaaSサービス事業者の一部にも対応しており、Windows Azureへの対応も予定して
「想定以上に使用するサーバー台数が増加する」 「管理コンソールのユーザーインタフェースがミスを誘発しやすい」 「Amazonの都合で仮想サーバーが再起動したことがあった」 「情報がすべて英語で、米本国との交渉が必要」 「クレジットカード払いなのが不便」 同社は2009年初めから、システム開発にEC2の仮想サーバーの利用を開始し、09年10月からは顧客企業向けのサービスもEC2上で稼働した。すでに80台弱のEC2仮想サーバーを利用し、コスト削減効果は3年間で5000万円を見込む。しかも単なるコスト削減にとどまらない効果がEC2にはあると語る。「当社は、マーケティング調査システムを自社開発しており、システム開発ユニットには委託先も含めておよそ20人のエンジニアが所属する。そのエンジニアの雰囲気が良くなったのは、EC2によって開発やテスト用サーバーを潤沢に使えるようになったためだ。当社は中国やフ
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