検索サイト「グーグル(Google)」利用者の男性が、自分の名前をGoogleに入力すると、身に覚えのない犯罪行為が表示されるとして、米Googleに表示をやめるように求めて提起していた訴訟で、2013年4月15日、東京地方裁判所において判決が言い渡された。東京地裁は「無関係の単語を閲覧しやすい状況を放置し、男性の社会的評価を低下させた」として名誉棄損やプライバシー侵害に当たると認定。Googleに対して表示の停止と慰謝料30万円の支払いを命じた。 この裁判で争点になっているのは、Google検索の「サジェスト機能」。Googleでキーワードを入力すると、そのキーワードに関連すると考えられるキーワードが自動的に表示される。 一般的なキーワードが表示されるだけなら検索の助けになるが、例えば「旦那」というキーワードを入力すると、「嫌い」といったネガティブなキーワードもサジェストされる。人名や企
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