生徒たちが捕獲したマミズクラゲ。傘の直径は成体でも2センチ程度だ(児玉白楊高校提供)(写真:産経新聞) 生態が謎に包まれていることから“幻のクラゲ”と呼ばれているマミズクラゲが、埼玉県熊谷市内の池で大量発生している。高校生が発見したもので、発生は3年連続。関係者は「連続して発生するのは珍しい。猛暑の影響では」といぶかしんでいる。 マミズクラゲは一生を川や湖などの淡水で生活する小型のクラゲで、傘の直径は成体でも約2センチ程度。もともとはイソギンチャクのような姿で、夏の終わりから秋にかけてクラゲに成長する。 全国に分布するものの発見例は少なく、まれに大量発生することがあるが、その翌年は発生しないことが多い。また、一気に発生してはすぐに消えてしまう“一過性”のクラゲで、寿命も2〜3週間ほどと短いため、生態について詳しいことは分かっていない。 マミズクラゲが見つかったのは、熊谷市須賀広の大沼