2014年12月4日、エクアドルの研究・教育機関ネットワークであるCEDIA(Consorcio Ecuatoriano para el Desarrollo de Internet Avanzado)が、新たに国内の機関リポジトリネットワークRRAAE(Red de Repositorios de Acceso Abierto del Ecuador)を立ち上げました。 RRAAEでは加盟機関のリポジトリの統合検索機能を提供しているほか、加盟機関等が作成したコンテンツの保存やオープンアクセス化、相互運用性の確保等を支援するとのことです。 現段階で15の大学・研究機関がネットワークに参加もしくは参加を検討しており、RRAAEのサイトで検索できるコンテンツの数は46,630にのぼります。 RRAAE http://rraae.org.ec/ Ecuador launches national
2014年12月14日、京都大学で大学生ビブリオバトルの全国大会「全国大学ビブリオバトル2014~京都決戦~」が開催されました。当日は全国の予選大会を勝ち抜いた30名の参加者が5組に分かれて準決勝を行った後、準決勝の勝者5名で決勝戦が行われたそうです。 決勝戦を勝ち抜きグランドチャンプ本に選ばれたのは、北九州市立大学の半田鈴音さんが紹介したロビン・スローン著『ペナンブラ氏の24時間書店』でした。そのほか、名古屋大学の河合さやかさんが紹介した『タテ書きはことばの景色をつくる』が準チャンプ本に、尾道市立大学の荻野奈々さんが紹介した『どんどん変に・・・エドワード・ゴーリー インタビュー集成』がタレントの眞鍋かをりさん、お笑いコンビ「笑い飯」の哲夫さんらゲストが選ぶ特別賞に選ばれました。 なお、前日となる12月13日には、立命館大学において、「ビブリオバトル・シンポジウム2014」も開催されていま
米国情報標準化機構(NISO)は2014年12月15日付けで、代替的な評価指標(いわゆるAltmetrics)に関する研究開発プロジェクト“NISO Alternative Assessment Metrics (Altmetrics) Initiatice”の第2期の活動計画を承認したことを発表しました。 同プロジェクトはAltmetricsに関する標準・推奨実践を定めることを目的に,スローン財団の助成を受け開始されたものです。2013年から開始された第1期の活動では研究者、図書館員、大学経営層、助成機関、出版関係者らの意見を集約し、今後プロジェクトで検討すべき課題を整理していました。第2期では以下の5つのトピックについて扱うこととし、2016年3月までの標準策定を目指すとしています。 ・代替的な評価指標の定義の確立 ・研究成果のタイプに応じた適切な指標とその集計方法の確立 ・指標の元に
2014年12月13日、カナダのハリファックス公共図書館(Halifax Central Library)がオープンしました。同図書館はハリファックス市に14ある公共図書館の中心として建てられたものです。建設には57.6億ドルが投じられており、その特徴的なデザインからCNNが選ぶ、2014年にオープンする“目を見張るような新しい建物”10選にも含まれていました。 2014年12月15日付けのLJ INFOdocket掲載記事で、同図書館の情報に加え、各メディアでの取り上げられ方をまとめて紹介しています。 Canada: The New $57.6 Million Halifax Central Library Opens! (Roundup)(LJ INFOdocket、2014/12/15付け) http://www.infodocket.com/2014/12/13/canada-th
生物医学・生命科学分野を対象とした無料の論文アーカイブPMC(PubMed Central)が、論文の引用時等に使える、論文情報の書き出し機能を新たに実装していました。 論文検索結果画面等に表示される”Citation”というリンクをクリックすると、その論文の情報を米国医師会(AMA)、米国医学図書館協会(MLA)、米国心理学会(APA)の定める引用文献書式で表した場合の表記が示されます。また、JSON、RIS等の形式で文献情報をダウンロードすることもできるようになったとのことです。 November 18, 2014 — Citation Exporter Feature Now Available(New in PMC、2014/11/18付け) http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/about/new-in-pmc/#2014-11-18 Research
2014年11月25日付けの米マサチューセッツ工科大学(MIT)図書館のブログで、同図書館がMITの学生を対象に、図書館スペースに何を求めるかを尋ねたセッションの結果が紹介されています。このセッションはMIT図書館のリノベーションに活かすことを目的に、2回にわたって開催されたもので、50を超える学部生・大学院生の参加があったとのことです。 MIT図書館のブログでは学生から出てきたアイディアを「図書館スペースは多様な活動をサポートする場であって欲しい」、「図書館の環境は行きたくなるような、居心地のいい場であって欲しい」、「図書館スペースはテクノロジーの利用を支援する場であって欲しい」という大きく三点にまとめた上で、それぞれの詳細を紹介しています。また、学生から出てきた全アイディアを5ページにまとめたファイルもあわせて公開されています。 What do students want in a l
2014年12月15日付けの米Library Journalオンライン版の記事で、公共図書館としては米国初の24時間開館を計画しているソルトレイクシティ公共図書館の試みが紹介されています。 米国では多くの大学図書館が試験期間に24時間開館しており、30を越える図書館が学期期間を通じて24時間開館しているものの、公共図書館では現在の実施例はないとのことです。ソルトレイクシティ公共図書館はダウンタウン分館を試験的に週7日・24時間開館することを計画しており、図書館運営委員会とソルトレイクシティ市議会の承認を得ることができれば実施に至るとのことです。 Library Journal誌の記事では計画の詳細等も紹介されています。 Salt Lake City Public Library Proposes 24/7 Operations(Library Journal、2014/12/15付け) h
9/28~29開催!未来ワークふくしま起業ツアー〜福島12市町村をフィールドに、ローカル起業を学ぶ現地スタディツアー 参加者募集!9/28~29 ローカル起業を学ぶふくしまツアー 学びの場が”街のリビング”に大変身! ハリファックス発、これからの図書館のあり方を提案する「Halifax Central Library」 2023.08.24 鬼頭 佳代 鬼頭 佳代 突然ですが、みなさん図書館は好きですか? 中には、新しい本が少ない、暗い、古い…もしかしたら、そんな印象を持っている方もいらっしゃるかもしれません。また、昔はよく図書館に行ったけど、今は電子書籍で十分、という方も。 今回ご紹介するのはカナダのハリファックス市で、2014年12月にオープンした「Halifax Central Library」。こちら、わたしたちの図書館に対する”イメージ”を大きく変えてくれる革新的な図書館プロジェ
NHK「おはよう日本」で、TRC本社ショールーム、データ部、また《受託館》神戸市立東灘図書館、三田市立図書館(兵庫県)が取材を受けました。 12月16日(火)朝の放映では、音や香り、電子図書館サービスが紹介されました。 川のせせらぎの音や野鳥の鳴き声を流すことで雑音が気にならなくなったり、集中しやすくする仕組み「KooNe」や、安全で空間に適した香りを提供する「air aroma」、図書館に来られない方でも本が借りられるようサービスを広げている、電子図書館サービス「TRC-DL」。 谷一「今までは利用している人だけがサービスの対象だったが、今は図書館に来られない方もお客さまとして対象になる。そういった方々のためにもサービスを開発していきたい」 利用者によりよいサービスを提供するTRCの試みは、これからも続きます。
そもそも『INGRESS』って何さ『INGRESS』とは、スマートフォンのGPS情報による位置情報を駆使したリアルタイム・オンラインゲームのこと。”レジスタンス”と”エンライテンド”というふたつの勢力のいずれかに所属し、地球規模でいわゆる”陣取りゲーム”を行っていくというもの。Googleの社内スタートアップ“ナイアンティック・ラボ”が開発・運営している。 AR(拡張現実)的な味付けが印象的で、世の中に実存するランドマーク(駅や郵便局、彫像、記念碑など)を”ポータル”として設定し、世界中のプレイヤーがそれぞれの陣営の勢力拡大のために、ポータルを奪い合う。これまでのゲームのように屋内でプレイするのではなく、実際に屋外に出て陣取りを楽しめちゃうという、とんでもない作品なのだ。 本作の詳しいルールは、幅 朝徳さんの「ひらけ!ブラックボックス」を参照してね! 史上最大規模のイベントでジョンとコンタ
以前、ある大学教授先生のレクチャーを聴く機会がありました。聴くこと全てが新鮮で大変勉強になったのですが、そのレクチャーの中で、教授先生が少し脱線して「最近の学生はレポートの参考文献にWikipediaなんかを引いてきて大変嘆かわしい。
2014年12月9日、米国Nielsenによる米国の書籍購入者に関する調査結果が報告されています。電子書籍を購入している13歳から17歳の若者は20%で、この数値は30歳から44歳の数値25%、18歳から29歳の数値23%よりも低いとのことです。報告では、年齢がより若い読者が、フォーマットとして電子書籍を取り入れている一方で、冊子体を好む理由として、冊子体を好む保護者の影響、オンライン購入のためのクレジットカードがないこと、10代は図書を購入するよりも貸借や共有する傾向があり、それには冊子体の方が容易であること等が考えられると指摘しています。 Don’t Judge a Book by its Cover: Tech-Savvy Teens Remain Fans of Print Books(Nielsen、2014/12/9付け) http://www.nielsen.com/us/e
johokanri.jp 2018 Copyright. All Rights Reserved. The Sponsored Listings displayed above are served automatically by a third party. Neither the service provider nor the domain owner maintain any relationship with the advertisers. In case of trademark issues please contact the domain owner directly (contact information can be found in whois). Privacy Policy
johokanri.jp 2018 Copyright. All Rights Reserved. The Sponsored Listings displayed above are served automatically by a third party. Neither the service provider nor the domain owner maintain any relationship with the advertisers. In case of trademark issues please contact the domain owner directly (contact information can be found in whois). Privacy Policy
johokanri.jp 2018 Copyright. All Rights Reserved. The Sponsored Listings displayed above are served automatically by a third party. Neither the service provider nor the domain owner maintain any relationship with the advertisers. In case of trademark issues please contact the domain owner directly (contact information can be found in whois). Privacy Policy
図書館向けのデジタルサービス開発を手掛けるために、オランダ教育・文化・科学省が公共図書館と連携して運営しているBibliotheek.nl等により、欧州と北米の公共図書館における電子書籍貸出モデルに関する報告書が公開されています。2014年始めに開始したオランダの電子書籍サービスを評価するため、15か国における18の異なる電子書籍貸出モデルのデータ等を収集、分析したとのことです。 A Review of Public Library E-Lending Models (PDF: 119ページ) http://stichting.bibliotheek.nl/content/dam/landelijk/stichting/bestanden/Rapporten-Public-Library-e-Lending-Models.pdf Bibliotheek.nl https://www.bib
2014年12月10日、国際図書館連盟(IFLA)は、パン・ギムン国際連合事務総長が発表した統合報告書(synthesis report)“The Road to Dignity by 2030: Ending Poverty, Transforming All Lives and Protecting the Planet”の先行版に対し、情報へのアクセスが報告書に盛り込まれたことを歓迎し、持続可能な開発において、情報へのアクセスやスキルの役割が不可欠な要素であることが認識されるよう、国際連合に働きかけていくとする声明を発表しました。 この統合報告書には、ポスト2015年アジェンダに関する交渉の進捗状況を確認し、ミレニアム開発目標の取り組みから得た教訓を見直すことで、今後の各国による議論を支援するねらいがあるとのことです。 IFLAは、国際連合やその加盟国に対して、ポスト2015年アジェ
2014年12月4日、OCLCが、米国議会図書館(LC)と連携し、図書館がLinked Dataを利用するにあたっての課題解決に取組むと発表しています。 2014年の8月から具体的に活動を始め、9月の会合では以下のようなテーマが話し合われたようです。 ・BIBFRAMEの試作レコードの構造や中身 ・WorldCatの所蔵情報のユースケース ・BIBFRAMEとSchema.orgの書誌拡張語彙(SchemaBibExtend vocabularies)の相違点 この成果は、特定の図書館のニーズと課題への対応方法を明らかにしたホワイトペーパーとして公開されるとのことです。また、2015年1月下旬に開催される、米国図書館協会(ALA)の冬季大会での発表も予定されているとのことです。 OCLC and the Library of Congress—working together to cla
英国のエディンバラ大学図書館(Edinburgh University Library)が、ネコに図書館カードを発行したことが報じられています。記事によると、同館の近くにあるSt Albert’s Catholic ChaplaincyのネコであるJordanは、少なくとも1年前から同館に毎日通うようになり、有効期限が2017年5月25日の図書館カードが写真付きで発行されているとのことです。 カードは発行されていますが、Jordanは入館時にカードを持っている必要はないとのことです。 Edinburgh University give library card to cat(Edinburgh News, 2014/12/11付け記事) http://www.edinburghnews.scotsman.com/news/edinburgh-university-give-library-
2014年12月11日、英国公認会計士協会(Chartered Institute of Public Finance and Accountancy:CIPFA)が、2013-2014年の公共図書館統計を発表しました。 英国の公共図書館は、昨年度の4,194館から、4,145館に減少したとのことです。図書館への来館回数は、昨年の2億8800万件から、2億8200万件に、図書館の実際の貸出者数は1,030万人から980万人に減少しているとのことです。また、図書の貸出数の落ち込みも顕著であったとのことです。 CIPFA librarysurvey shows continuing decline in buildings, books and borrowers as cuts continue to bite(CIPFA, 2014/12/11) http://www.cipfa.org/
文化施設(美術館 Galleries、図書館 Libraries、文書館 Archives、博物館 Museums:GLAM)とWikipediaの協力について報じているニュースレター“This month in GLAM”(2014年11月号)では、12件の国別の簡易なレポートを含む15件の記事が掲載されています。このうち、Wikimediaのプロジェクトで、Wikilediaのページの最下部にある“Authority Control”(日本語版では「典拠管理」)という項目にORCIDの識別子を入れる試みについて、紹介されています。 GLAM/Newsletter/November 2014/Contents/Special story http://outreach.wikimedia.org/wiki/GLAM/Newsletter/November_2014/Contents/Sp
米国図書館協会(ALA)等の呼びかけにより、2008年から毎年11月15日に各国の図書館で開催されている「図書館でゲームをする日」“International Games Day @ your library”(IGD)の2014年版Final Reportが、12月10日に公開されました。1257館の参加図書館のうち、421館から得たアンケートの回答結果を基にしたレポートとのことです。日本からは3館が参加したことが報告されています。 IGD14 final report (IGD, 2014/12/10) http://igd.ala.org/2014/12/10/igd14-final-report/ Another Great Year for International Games Day and Games in Libraries #igd14 (ALA, 2014/12/2)
オンライン資料の納本制度の現在(1)フランス ウェブサイトや電子書籍など,オンライン上の情報をどのように収集し,次世代に残していくのかは大きな課題である。『カレントアウェアネス-E』では,オンライン上の情報資源に関する納本制度や関連する取組みなどの現在の動向について,国別に紹介していきたい。 ●概要 フランスの法定納本制度は伝統的に国立図書館が担ってきたが,収集する資料の多様化(例えば1977年には映画フィルム,1992年にはラジオ・テレビ放送,1993年にはCD-ROM等の媒体に情報を固定した資料であるパッケージ系電子出版物が納本対象に加わっている)に伴い,現在は,図書をはじめとする刊行資料はフランス国立図書館(BnF),放送は国立視聴覚研究所(INA),映画フィルムは国立映画センター(CNC)という形で,分担して行われている。納本対象として最も新しく加わったインターネット上の情報資源に
図書館でティーンの学びを育む「ラーニングラボ」(米国) 米国の図書館や博物館では,ティーンの学びを育む新しい場である「ラーニングラボ(Learning Lab)」が注目を集めている。2012年から2年間,米国博物館・図書館情報サービス機構(IMLS)とジョン・D・アンド・キャサリン・T・マッカーサー財団(以下,マッカーサー財団)が行った助成プログラムがその普及を後押しした。American Libraries誌によれば,ラーニングラボとは,「図書館で得られる活動や興味と,学校や将来のキャリア形成において役立つスキルとの接続を支援する場」とされている。具体的には,サイエンスやテクノロジーに関わるプロジェクトやワークショップが行われたり,アニメーション動画を創作できたり,電子繊維(E-textile)で装飾品を作ったり,工作機械から3Dプリンタに至るまでの多様な機械を使って買い物カートを改善し
第62回日本図書館情報学会研究大会シンポジウム<報告> 2014年11月30日,梅花女子大学において,第62回日本図書館情報学会研究大会シンポジウムが,「学びの空間デザインとファシリテーション~図書館を活用した学習支援を考える~」とのテーマで開催された。このシンポジウムはテーマにあわせて,参加者も巻き込むアクティブで実験的な形式で行われ,参加者には『はい』を意味するピンクと『いいえ』を意味する水色の紙,『WoW!』や『Nice!』等といったコメントが書かれたメッセージカードが各1枚ずつ配布された。参加者は,それらを利用してシンポジウムの内容に対する積極的な意思表示を求められた。 シンポジウムの冒頭では,Pharrell Williamsの楽曲“Happy”にあわせて,同志社大学のラーニング・コモンズ(LC)での学生によるダンス映像が流れ,パネリストである同志社女子大学の上田信行氏,玉川大学
CrossRef×JaLC合同ワークショップ<報告> 2014年11月6日,第16回図書館総合展において,ジャパンリンクセンター(JaLC)運営委員会の主催により,CrossRefとの合同ワークショップ「識別子ワークショップ JaLC,CrossRef,DOI,ORCID,そして…」が開催された。当日は,JaLC運営委員会の委員長を務める国立情報学研究所(NII)の武田英明氏,CrossRefのペンツ(Ed Pentz)氏,欧州原子力研究開発機構(CERN)のメレ(Salvatore Mele)氏の3名による発表とフロアを交えた質疑応答が行われた。識別子が果たす役割と意義については,2014年11月4日に開催されたORCIDのアウトリーチミーティング(E1633参照)でも関心が集まったところである。本稿では,識別子の利活用の事例と可能性に関する話題を中心に報告する。 武田氏は,JaLCの概
ホームレビュー/プレビュートピックスシンポジウム「来たるべきアート・アーカイブ 大学と美術館の役割」 レポート:どこへどのように向かうのか? 芸術作品の資料の行方 2014年11月24日、東京・六本木の国立新美術館で、京都市立芸術大学芸術資源研究センター主催のシンポジウム「来たるべきアート・アーカイブ 大学と美術館の役割」が開催された。芸術家を目指す学生の多い芸術大学が、「創造のためのアーカイブ」を育む調査・研究機関として、今年4月に芸術資源研究センターを発足。東京でのお披露目を兼ね、アーカイブの芸術教育への活用や社会への還元方法の確立に向けて、アート・アーカイブの意義と役割について考察した。大学と美術館が果たす役割とは何か、組織の年史をアーカイブする大学アーカイブズとの違いはあるのか、アート・アーカイブとは何かなど、関心をもって参加した。 何を集めて保存するのか アート・アーカイブとは何
海外の日本図書館・日本研究、要は#本棚の中のニッポン的なトピックの中で、極私的にではありますが書きとどめておきたいものを、時系列でピックアップした感じです。 おもにはてなブックマークの「JLA短信」タグから。ちなみに今年だけでも800件近くあった・・・しんどかった・・・なのですが、自分の情報収集の下手さというか偏りを反省させられた感じです。こんな大事なことあったのに、が入ってないような危惧はあるのでまた追って更新するでしょう。 そのトピックがその後重要になっていくのか否か、っていうのは、その時点ではなかなか判断しがたいです。発生・発表された当時に★がつく/つかない、2014年12月時点で★がつく/つかない、5年後10年後ふりかえってみたときあの話はすごい重要だった、ってなるかも/ならないかもしれない。 でもまあこうやって毎年まとめていけば、そのうち点が線になりかたちができていくのでは。とい
2014年に国内で起こったオープンアクセス関係のできごと(主にイベント)をまとめてみます。網羅はできないでしょうが、主だったところということで……。 APC、マンデート、研究データ、の話が多かったですね。 1月 SCOAP3スタート http://www.nii.ac.jp/sparc/scoap3/index.html 2月 第5回SPARC Japanセミナー2013「アジアを吹き抜けるオープンアクセスの風―過去、現在、未来」 http://www.nii.ac.jp/sparc/event/2013/20140207.html ※資料、動画あり http://www.nii.ac.jp/sparc/publications/newsletter/PDF/sj-NewsLetter-21.pdf http://drf.lib.hokudai.ac.jp/drf/index.php?pl
今回は4本。うち外部原稿が2本。 ■E1634■ オンライン資料の納本制度の現在(1)フランス 期待の新シリーズ。日本スタートでもいいのではと思ったけどE1464があるからということなのかな。 第一弾はフランス。音楽映像資料課の大沼さん。E1498も書かれていたのでフランス語のエキスパートなんだろう……と思ってちょっと調べてみたらとんでもなくすごい方だった。。こういう人材を擁しているのがNDLのすごいところ。ほんとに。 フランスではインターネット資料の納本はBnFとINAの2機関で担当している、という。ざっくりいうとインターネット配信のテレビやラジオについてはINA、それ以外はBnFという役割分担か。INAはほんとにユニークな機関なのでぜひぜひこの本を(珍しく書籍紹介)。 世界最大デジタル映像アーカイブ INA (文庫クセジュ) 作者: エマニュエルオーグ,Emmanuel Hoog,西兼
今年いちばん衝撃を受けたのはこれだったりする。 DOI(Digital Object Identifier、デジタルオブジェクト識別子)という単語を知ったのは採用試験の勉強をしていた2005年ごろだったと思います。「デジタルオブジェクトに対して付与する識別子」だと紹介されていたので、そのまま鵜呑みにしていました。以降10年近く、そう思い込んでいました。が、違ったらしい。いや、間違ってはいないのですが。ただし、仕様上は別にデジタルじゃないオブジェクトに対しても付与できるらしい。8月の「ジャパンリンクセンター活用の為の対話・共創の場」に参加したときに、武田先生からタイトルのような発言がありびっくりしました。。 【追記(2014/12/14 13:30)】DOIの付与はRegistration Agency(CrossRefとかJaLCとか)を通して行います。各RAがDOIの付与対象となるコンテ
2014-12-13 クローズアップ現代「広がる“読書ゼロ”~日本人に何が~」視聴感想:知的劣化はスマホのせいか? クローズアップ現代 読書 図書館 広がる“読書ゼロ” ~日本人に何が~ 広がる“読書ゼロ” ~日本人に何が~ - NHK クローズアップ現代 クロ現大変面白く見たわけですが、 一言で感想を言わせてもらえれば、正直なところ、 「何を今更…」 でしたね。 番組は、大学生の読書量が減っている→スマホのみの人と読書ありの人の対比→知的劣化はスマホのせい→立花隆氏のちゃぶ台返し …と進んでいってこの構成は生放送ならではのもので、面白かった。 ただ、じゃあ立花隆氏の言い分はもっともなのかというと、実はそうでもないんじゃないかと思うわけです。 大学生の読書時間は減っているのか? また、それはスマホのせいなのか? そもそも、読書時間を定量的に把握しようとする調査はどれだけ信用できるのか、とい
日本で8月に最もよく売れたWiley(Wiley-Blackwell, Wiley-VCHを含む)の理工書トップ5をご紹介します。タイトルまたは表紙画像をクリックすると、目次やサンプル章(Read an Excerpt)など、詳しい内容をご覧いただけます。 1位 Sequence Stratigraphy Edited by Dominic Emery, Keith Myers ISBN: 978-0-632-03706-3 Paperback / 304 pages / August 1996 地層学の有力な手法として近年急速に重要性を増した「シーケンス層序学」に関する古典的教科書です。British Petroleum (BP) で使われた研修用教材を基に編纂されたもので、シーケンス層序学の基本的な概念とテクニック、応用法を解説します。 2位 Advanced Analysis of
鈴鹿医療科学大学学長、元国立大学財務・経営センター理事長、元三重大学学長の「つぶやき」と「ぼやき」のblog 国立大学協会の調査企画会議が1~2月開催される予定で、そこで報告をしなければならなくなりました。ぐずぐずしている場合ではなく、とにかく最終的なまとめを急がないといけません。いよいよお尻に火がつきました。でも、学長としてのいろんな仕事を片づけてから、この論文数分析の仕事にかかろうと思うと、いつまでたっても捗りません。論文数の分析を第一義の仕事にして、他の仕事はしばらくの間、手を抜かせてもらうことにしないとね。周囲の方には、ご迷惑をおかけしますが、しばらくご容赦ください。年賀状もできるだけ手を抜かせてもらいますね。 今日の国大協の報告は、主要7か国間の各分野の論文数の比較です。海外諸国との比較はすでに何回か書いているのですが、今回は、国立大学の論文数の分析をする上で、他の成熟国家の論文
これ(。・_・。)ノ 源流から辿る近代図書館: 日本図書館史話 作者: 石山洋出版社/メーカー: 日外アソシエーツ発売日: 2015/01/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 内容紹介 日本の近代図書館の源流として4つの流れ−「博物館からの流れ」「米国公共図書館の無料制からの流れ」「都市型公共施設からの流れ」「新聞縦覧所や地方の読書施設の発展からの流れ」−を提示し、時代に沿って並列的に記述することにより、公共・大学図書館の歴史を辿る。 著者について 1927年生まれ。東京大学理学部卒。国立国会図書館奉職。図書館・情報学に留まらず、科学史、地理学、博物学までも専門とする。同図書館研究所長を経て、東海大学教授、公益社団法人東京地学協会日本地学史委員長等を歴任。著書に『科学史研究入門』『日本の近代化をになった外国人』『目録作成の技法』(共著)など。ほか論文多数。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く