伊藤計劃の遺した『屍者の帝国』の設定をもとに、いわゆるシェアード・ワールドものとして編まれたアンソロジー。 ここまでこういう作品ばかりが集まってると知らなかったので、「みんな好き勝手やりすぎww」と思いながら読んでた。 まあ、元々の伊藤計劃版からして、ワトソンやヘルシングが出てくるので、そりゃそうなるわって感じではあるんだけども。 好き放題やってるなーって感じで読んでて楽しかったのは、高野、北原のそれぞれの作品。 仁木のも結構好き。 話として一番まとまっていて面白いのは藤井か。 以下、各作品のあらすじを書いていく際に、主な元ネタ作品などについても言及するので、ネタバレ気になる人は注意。 藤井太洋「従卒トム」 主人公は元黒人奴隷のトム、舞台は江戸城総攻撃直前で江戸湾に待機する薩摩の軍艦 トムは、元々アメリカ南部の奴隷だが、才覚があり、例えば綿花農場の効率的な収穫のための方法を編み出しそれを採
読んだ奴だけ ツイートでわかる所得区分 自分の所得について直接話すということは普通ないけど、普段話している話題から、その人の所得が分かるのではないかという研究 話題をクラスタリングしてみたら、高所得者層がよく話している話題と、低所得者層がよく話している話題が分けれたよというような内容か。ちなみに、政治とか環境問題とか話しているのが公職者層で身近な人間関係とかを話しているのが低所得者層らしいよw どうやって、所得の答え合わせしたのかは書いてなかった PLOS ONE掲載論文らしい 覆る定説 ピラミッドを築いた人々 Z. ゾーリッチ クフ王のピラミッドについて、どうやってピラミッドを建築したか、土木面からの研究が多かったが、実は社会学的な側面も注目に値するという話 ピラミッドを作るために、交易網を構築した。この社会的インフラが、ピラミッド建築後にもエジプト繁栄に役立った、とか 心を持つロボット
2015年11月26日から28日までの3日間にわたり、筆者の赴任先であるデリーの経済成長研究所を会場として、COLLNET主催、Society for Library ProfessionalsとAsian Chapter, Special Library Associationの共催の「 COLLNET 2015 (11 th International Conference on Webometrics, Informetrics and Scientometrics (WIS) and the 16 th COLLNET Meeting 2015 26 th -28 th November 2015, Delhi, India)」という計量情報学関連の国際会議が開かれた。世界26カ国から約300名の参加があり、日本の国立情報学研究所からも参加があった。開催国であるインドからの参加者が
トムソン・ロイター社のWeb of Scienceからダウンロードした、参考文献の情報を含む論文データを分析するための新たなソフトウェア”CRExplorer”が公開されています。開発に携わったのは独ライプツィヒ応用科学大学のAndreas Thor氏、マックスプランク研究所のWerner Marx氏、アムステルダム大学のLoet Leydesdorff氏、マックスプランク協会のLutz Bornmann氏です。ツールの公開にあわせ、ツールの使用方法や使用例等を示した論文もarXivで公開されています。 CRExplorer本体は無料ですが、使用するデータはWeb of Scienceを用いて分析対象とする論文グループのデータをダウンロードする必要があります。ダウンロードしたデータを読み込むと、グループ内でよく引用されている論文を特定したり、引用数の経年変化をグラフ化すること等ができるとの
2016年1月7日、オープンアクセスジャーナルのディレクトリであるDOAJ(Directory of Open Access Journals)は新たにウェブサイト等に埋め込んで使えるウィジェットの提供を開始しました。 提供が開始されたのは検索結果ウィジェットと検索ボックスウィジェットです。検索結果ウィジェットは自身が関係する論文のリストや、ある出版者の論文のリスト等をウェブサイトに埋め込む際等に使えるもので、DOAJで論文を検索した後に、検索結果一覧の上部に表示される”share | embed”ボタンをクリックすると埋め込み用のコードが生成されます。検索ボックスウィジェットはDOAJの検索ボックスそのものをウェブサイト等に埋め込むためのものです。 Widgets! Embed DOAJ directly into your site(DOAJ News Service、2016/1/7
2016年1月4日、東邦大学メディアセンターはWiley社の電子ジャーナル761タイトルについて、契約を中止することを発表しました。急激な円安と値上がりによる予算不足が理由とのことです。同社の電子ジャーナルの中でも利用の多い62タイトルについては契約が継続されます。 契約が中止されたタイトルについてはPPV(Pay-per-view)により対応するとのことで、メディアセンターに申し込むことで利用者は費用負担なく論文を利用できるようにするとされています。 Wiley社の電子ジャーナルに対する当面の対応について(通知)(東邦大学メディアセンター電子リソース情報、2016/1/4付け) http://tohoej.blogspot.jp/2016/01/wiley.html 参考: 名古屋大学、Elsevier社の電子ジャーナルの契約を個別タイトルの契約に変更 Posted 2014年1月31日
ビューワ閲覧数合計 28,204,069 ダウンロード数合計 11,891,831 総作品数 2,271 総ページ数 418,575 ランキング
2016年1月23日(土)から2016年3月27日(日)まで、高知県高知市の「高知県立美術館」にて「マリメッコ展ーデザイン、ファブリック、ライフスタイル 布からはじまる北欧のくらし」が開催されます。 北欧ブランドの中でもトップクラスの人気を誇るmarimekko(マリメッコ)。ブランドアイコンとなっている大きなフラワーモチーフをはじめ、大胆でカラフル、抽象化されたモチーフは一度見たら忘れられないものばかりです。 本展はマリメッコに関する国内初の大規模展覧会。1951年に創業して以来、世界的なブランドへと成長してきたマリメッコ60年の歴史を、ファブリック約50点、ヴィンテージドレス約60点の豊富な資料を通して振り返ります。 会場は「INTRODUCTION」「TIMELINE」「THE ART OF DESIGN」の3部構成。ブランドを代表する柄のファブリック展示や、ライフスタイルグッズ全般
米マイクロソフトがビッグデータ解析プラットフォーム「Microsoft R Server」(正式名称は「Revolution R Enterprise」、略称はRRE)のダウンロード提供を開始している学生、教員、および教育機関はDreamSpark経由でダウンロードできる。2016年1月6日(英国時間)、英マイクロソフトのテクニカルエバンジェリスト Lee Stott氏が公式ブログで情報を発信している。 Microsoft R Serverは、同社が買収したRevolution Analyticsの統計用オープンソースソフトウェア「R」のエンタープライズ版。R言語のソースコードをクラスタ並列処理で実行でき、探査型データ解析(Exploratory Data Analysis:EDA)、モデル構築などの多様な解析機能を備える。 同プラットフォームが稼働する環境は以下の通り。 Windows
ナチス・ドイツの総統だったヒトラーの著書「わが闘争」の著作権が消滅したことに伴い、ドイツの現代史研究所が、戦後初めて、ドイツ国内で批判的な解説をつけた「わが闘争」の出版に踏み切りましたが、ユダヤ人団体が懸念を示すなど大きな議論となっています。 しかし、ヒトラーの死から70年となった去年末で本の著作権が消滅し、地元の公立の現代史研究所は8日、批判的な解説をつけた「わが闘争」の出版に踏み切りました。出版された本は2巻からなり、ページ数で原版を上回る学術的な解説がつけられていて、現代史研究所はまず、およそ4000冊を出版するとしています。 研究所は記者会見で、「ナチズムや人種差別主義について批判的な解説をつけた本の出版は社会のために必要だ」と述べて、出版の意義を強調しました。 一方、去年100万人を超える難民や移民が到着したドイツでは難民の受け入れ施設が相次いで放火されるなど排他的な動きも活発化
ニューヨーク公共図書館のデジタルコレクションに収められている67万点を超えるデジタル画像のうち、パブリック・ドメイン(著作権保護期間切れ)である18万点の高解像度データが、ウェブ経由で簡単にダウンロード&再利用できるようになりました。そのことを伝える今年1月5日付の同図書館のブログ記事には、こうあります。 Today we are proud to announce that out-of-copyright materials in NYPL Digital Collections are now available as high-resolution downloads. No permission required, no hoops to jump through: just go forth and reuse! ニューヨーク公共図書館では以前より、コレクションの低解像度データ
For the second year in a row, the number of research papers published in PLOS ONE fell, from a peak of 31,509 in 2013 to 28,107 in 2015 — a decline of 3,402 papers or 11%. PLOS ONE is still huge, mind you. Indeed, it is the largest journal the world has ever seen. In contrast, output from other PLOS journals looks minuscule by comparison. Taken together, articles published by all other Public Libr
Receiving credit for your work on a research article is important for academic recognition. Scientific research and collaboration is now a global endeavor and while exciting, consistently identifying who has worked on what, and to what degree, is challenging. Given the current research environment, attributing appropriate credit to authors is complicated. In an effort to help disambiguate author
そのうち詳しいことが発表されるのかもしれないけど、Mendeleyのブログに超気になることが書いてあったのでメモ。 #MDOD15 というイベントのレポートのなかに、 Heliyon Submission Channel Mendeley is launching the first journal on it’s new submission channel. “Heliyon is the perfect journal to introduce this new pillar of Mendeley. It’s innovative in every sense, cross-discipline and, most importantly, open access” says Paul Foeckler, Co-founder and Integration Director of
欧州のScience-Metrix社からスピンオフした[*1]、1Scienceというカナダのスタートアップがあり、学術機関向けにoaFindr、oaFoldr、oaFigrという3種類のオープンアクセス関連のサービスを提供している。なかなかうまく昨今のニーズを突いてくるなあと(10月末に……)思ったので簡単に紹介したい。具体的な情報が少ないので想像まじりだけど……(間違っていたらすみません)。 oaFindr 「世界最大の」オープンアクセスな査読論文の検索データベース(グリーンもゴールドも) FAQ[*2]ではGoogle Scholarとの違いを査読論文に限っていることとしているが、oaFindrの意義は他の2サービスの土台であることだろう oaFoldr クラウドなリポジトリサービス FAQ[*3]などによると、導入機関の研究者のオープンアクセスな査読論文を、オープンアクセスジャーナ
https://kaken.nii.ac.jp/p?qf=on&qh=(%E5%9B%B3%E6%9B%B8%20AND%20(%E8%81%B7%E5%93%A1%20OR%20%E5%8F%B8%E6%9B%B8))%20OR%20%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E5%93%A1%20OR%20%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%9B%BD%E4%BC%9A%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8&c=50 そういえば科研を取ってる図書館員ってたまにいるんだよねえ、と調べてみたら思ったよりたくさんいてびっくりした。リポジトリ界隈や京大・筑波の関係者が目立つせいか、知ってるひとのほうが多いかもしれない。今年度も3名いらっしゃる。 トライアンドエラーでクエリを組み立てて(筑波や司書課程の教員を除くために工夫)、代表研究者だけに絞って、とりあえず
http://www.rluk.ac.uk/news/guide-published-to-help-institutions-implement-open-access/https://www.jisc.ac.uk/blog/unpicking-the-open-access-lock-07-sep-2015 http://repository.jisc.ac.uk/6143/1/oa-top-tips.pdf 昨年9月という古いネタなんだけど、英国のJisc(とARMA、RLUK、SCONUL、UKCoRR)が“Implementing Open Access: some practical steps your institution can take”という16ページの短いガイドを出していた。タイトルにあるとおり、各研究機関でオープンアクセスを実現していくに当たっての具体的なステッ
平成27年度学術情報リテラシー教育担当者研修に参加しました - 猫に夢研究所の最後に少しだけ触れた「学術情報リテラシー教育メーリングリスト」のご案内です。 ゆるく広く(横道にもそれつつ)つながるMLに育てていければと思っています。参加資格は特にありませんので、ぜひお気軽にご参加ください。2016年1月6日時点で、全国の大学図書館職員を中心に55名のメンバーがいます! 目次: 名称 目的 例 想定するメンバー 例 URL 管理者 参加と退会 開始日時 広報 注意事項 運用方法の変更 背景 名称 学術情報リテラシー教育メーリングリスト 目的 学術情報リテラシー教育メーリングリスト(以下「本ML」という。)は、主に学術情報リテラシー教育について、自由に情報交換・意見交換することを目的とします。 例 学術情報リテラシー教育のポイントや疑問点などを整理する。 自館の事例を紹介する。 自館の課題につい
アマゾンが11月の初めにシアトル郊外のショッピングモールの片隅に「アマゾン・ブックス」という本屋をオープンして2ヶ月が経つ。「出版社との関係構築が目的」とだけ発表したアマゾンは、誰とどんな関係を築こうとしているのか。 日本ではアマゾンが意図する「中抜き」は、出版社ではなく、取次のようだ。大手には甘い取引条件なのに対して、これまではなにごとも後回しにされがちだった中小出版社に対し、アマゾンは「うちに直接おたくの本を卸せば六・六掛け(正味66%)にするよ」などと説明しているとか。 アメリカではそのへんはどうなのか? アメリカでは独禁法により、取次業者が大手出版社に対する取引条件を優遇することが禁じられている。また、どんなに小さな本屋さんでも、ホールセラー(日本の取次に相当する流通業者)から最大手のバーンズ&ノーブルと同じ条件で本を調達できる。書店の規模によって違うのは注文数に応じたディスカウン
世界の人文学の現況をまとめたレポート”Humanities World Report 2015″が刊行されている。 Poul Holm, Arne Jarrick and Dominic Scott . (November 2014). Humanities World Report 2015 . [Online] Available at: http://www.palgraveconnect.com/pc/doifinder/10.1057/9781137500281.0001. (Accessed: 7 January 2016). Poul Holm, Arne Jarrick, Dominic Scottの3人による同名プロジェクトの成果で、2014年11月の刊行の模様。紙は有料だが、電子書籍であればCC BYでオープンアクセスとなっている。発行元のPalgraveの紹介は以下の
2022年9月5日 追記 状況調査中ですが、本記事で公開していたスプレッドシートに、関係ないアンケート結果が添付されておりました。 なぜそのような状況が起きたのかは不明ですが、一旦当該スプレッドシートの公開を停止しております。 システムリプレイスを控えているので、国立大学法人の図書館システムの状況を調査しました。 図書館システムベンダー(2016年1月現在と2010年4月)・WebサイトのCMSの利用状況・電子ジャーナルのリスト(≒リンクリゾルバ)・ディスカバリーサービスの導入状況などをまとめています。 誰でも閲覧・編集できるように設定です。 図書館システムは蔵書OPACを元に確認、CMSについてはChromeエクステンションのWappalyzerをもとに判定しています。というわけで、当然間違いなどあるかと思いますので、何かあればコメントをお願いします。 chrome.google.com
日時:2016年1月9日(土) 発表者: 夏 翠娟 氏(中国・上海図書館システム・ネットワークセンター) 「中国における書誌コントロールの現状:特にBIBFRAMEとLODに注目して」 朴 志英 氏(韓国・漢城大学知識情報学部) 「韓国における書誌コントロールの動向:RDA, BIBFRAME, LODを中心に」 渡邊 隆弘 氏(日本・帝塚山学院大学) 「日本における書誌コントロールの動向:目録規則を中心に」 パネルディスカッション「東アジア地域における書誌コントロールの動向と今後」 パネリスト:夏 翠娟 氏,朴 志英 氏,渡邊 隆弘 氏 コメンテータ: 木村 麻衣子 氏(学習院女子大学) ※追記あり http://josoken.digick.jp/meeting/2016/201601forum_flyer.pdf 日中韓の3名から各国の書誌コントロールの現況を紹介いただいた。 各発表
カーリルでは、2014年9月から名古屋大学附属図書館での実証実験を開始するなど、屋内位置情報を活用した図書館サービスの研究・開発に取り組んできました。 2016年1月6日から、これらの技術を初めて公共図書館向けに本格的に導入した「さばとマップ」の運用が始まりました。 [youtube https://www.youtube.com/watch?v=EyucY63RVRg] 福井県の鯖江市図書館の公式キャラクター「れさのすけ・れさたろう」が本棚を案内します。 同アプリはGoogle Playストア及びApp Storeより無料でダウンロードできます。 「さばとマップ」は鯖江市図書館が公開したオープンデータを活用する形で、カーリルが開発したiPhone、Android向けアプリです。同アプリのソースコードはGitHub上でオープンソースとして公開しています。 屋内測位にはBLEビーコン(iBe
2016年1月15日、国立国会図書館は、海外日本研究司書研修の一科目として行う特別講義「日本文化研究とデジタルアーカイブ-大英博物館の事例を中心として」を、一般の方々にも公開します。 国際日本文化研究センター特任助教の石上阿希氏に、ご自身の携わった大英博物館のプロジェクトを踏まえつつ、海外における日本文化研究の動向についてお話しいただきます。 募集人数は40名、参加費は無料です。 日時:2016年1月15日(金) 14時00分~16時00分 会場:国立国会図書館 関西館 1階 第一研修室 海外日本研究司書研修 特別講義「日本文化研究とデジタルアーカイブ-大英博物館の事例を中心として」一般公開 http://www.ndl.go.jp/jp/event/events/nihonkenkyu_ippan.html 申込フォーム https://www.ndl.go.jp/jp/event/ap
2015年12月21日、北見市立図書館は、電子図書館サービス「図書館電子分室(電子図書館)」の提供を開始しました。 「青空文庫」とも連携したサービスとなっており、同館によれば国内初とのことです。 なお、北見市立図書館では、12月23日に中央図書館の新館もオープンしています。 北見市立図書館電子分室(電子図書館)オープン!(北見市立図書館電子分室, 2015/12/21) https://www.d-library.jp/kitami/g0108/infodetail/?iid=1 12月23日(水・祝)北見市立中央図書館・新館がオープンしました!(北見市, 2015/12/24) https://www.city.kitami.lg.jp/docs/2015120700028/
2015年12月17日付で、国際日本文化研究センターは、「国際日本文化研究センターオープンアクセス方針」を採択しました。 ・出版社や学会等が発行した学術雑誌に掲載された国際日本文化研究センターの教職員等の研究成果及び国際日本文化研究センターが発行した出版物に掲載された研究成果を「国際日本文化研究センター学術情報リポジトリ」で公開する ・研究成果の著作権は国際日本文化研究センターには移転しない ・著作権等の理由で「国際日本文化研究センター学術情報リポジトリ」による公開が不適切であると著者である教職員等が判断した場合、国際日本文化研究センターは研究成果を公開しない などといったことが示されています。 国際日本文化研究センターオープンアクセス方針(国際日本文化研究センター, 2015/12/17) https://nichibun.repo.nii.ac.jp/index.php?page_id
2016年2月8日に、東京大学伊藤謝恩ホールにおいて、情報システム研究機構シンポジウム「オープンサイエンスにおける研究データのオープン化~大学のデータ駆動型学術研究を加速するために~」が開催されるとのことです。 以下のような内容で実施されるとのことです。 ・基調講演:「オープン化による新たなサイエンスの展開」/有川節夫 ・講演:「極域科学とオープンデータ」/村山泰啓 ・講演:「生命科学とオープンデータ」/高木利久 ・講演:「データの再現性と再利用を促進するデータジャーナル~Scientific Dataを例に~」/新谷洋子 ・パネル討論:「研究現場におけるオープンデータの進め方」 参加には申し込みが必要です。 オープンサイエンスにおける研究データのオープン化(情報システム研究機構) http://www.rois.ac.jp/sympo/2015/index.html 参加申し込み画面 h
2015年11月27日、立命館大学アート・リサーチセンターのウェブサイトで「平安京オーバレイマップ」が公開されていました。 「平安京オーバレイマップ」は、同会議が実施している「京都歴史散策マップ刊行事業」において2014年8月に発行された、「平安京跡イメージマップ」を、現在の京都の地図(Googleマップ)にレイヤ表示させ、ウェブサイト上で閲覧できるようにしたものです。画面右上にあるスライダーによって、透明度を任意に変更できます。 「平安京跡イメージマップ」は京都市中京区にある博物館である京都市平安京創生館で公開されており、同館に常設展示されている平安京復元模型への理解を深めるために作成されたものとのことです。平安時代(平安京跡)に関連する事項を表示させつつ、豊臣秀吉の京都大改造や、現在設置されている石碑・説明版等が示されており、京都渡来文化ネットワーク会議のウェブサイトでも、25枚の画像
2016年1月6日付のJewish Press紙によると、イスラエル国立図書館は、貴重な200点のエルサレムの高精細の地図をWikimedia Israelと連携してウィキメディアコモンズで公開したとのことです。 イスラエル・ハイファの運送会社の経営者Eran Laor氏が没後国立図書館に寄贈した地図のコレクションの一部で、1486年から1947年までの、様々な形式や言語の地図が含まれるとのことです。 National Library Posts 220 High Resolution Jerusalem Maps on Wikimedia(The Jewish Press,2016/1/6付け記事) http://www.jewishpress.com/news/national-library-posts-220-high-resolution-jerusalem-maps-on-wi
2016年1月5日、国立情報学研究所(NII)のディジタル・シルクロード・プロジェクト(Digital Silk Road Project)による「『東洋文庫所蔵』貴重書デジタルアーカイブ」が更新され、収録ページ数が7万ページを超えました。 このプロジェクトは、情報学と人文学の協働に基づき文化遺産のデジタルアーカイブを構築する、デジタル・ヒューマニティーズの研究プロジェクトとのことです。 今回の更新では、新たに34冊の本が加わり、合計で237冊、7万898ページとなりました。 NIIの北本朝展准教授によると、このデジタルアーカイブは、学術的な価値を優先させ、価値の高い本だけを選書して丁寧に撮影した「厳選型」である点に最大の特徴があるとのことです。また、最初のバージョンが公開されたのは2004年であり、今回の更新は2013年2月以来、約3年ぶりであるとのことです。 ニュース(国立情報学研究所
2016年1月6日、米・コーネル大学図書館は、次の統合図書館システムとして、オープンソースの図書館システム“Kuali OLE”を導入すると発表しています。 コーネル大学は現在、Ex LibrisのVoyagerを採用しており、2016年に実装作業を開始し、2017年7月1日から“Kuali OLEのシステムで業務を開始するとのことです。 Cornell University Library to Implement Kuali Open Library Environment(Cornell University Library,2016/1/6) https://www.library.cornell.edu/about/news/archive/cornell-university-library-implement-kuali-open-library-environment 参考
2016年1月6日、福井県の鯖江市図書館は、図書館内で図書を検索し、施設内での現在地と検索図書の場所を表示するアプリ「さばとマップ」の提供を開始しました。Bluetoothの使用が必要なようです。 株式会社カーリルとの共同開発によるもので、日本の公共図書館で初めてのサービスとのことです。 館内マップなどのデータやソースコードはGitHubにおいて公開されています。 本の場所を簡単に探せるアプリ“さばとマップ”ができました!(鯖江市, 2016/1/6) http://www.city.sabae.fukui.jp/pageview.html?id=17461 http://www.city.sabae.fukui.jp/bin/017461-08-1.pdf ※2つ目のリンクは使い方の資料です。 館内案内アプリ「さばとマップ」を公開しました(カーリルのブログ, 2016/1/7) http
2016年1月4日、米・テキサス大学オースチン校の人文科学図書館・博物館であるハリーランサムセンターは、図書館情報資源振興財団(CLIR)の「隠れた特別コレクションのデジタル化助成プログラム」から12万6,730ドルの助成金を得て、コロンビアの作家・小説家でノーベル文学賞を受賞したガブリエル・ガルシア・マルケスのアーカイブから24,000ページ以上をデジタル化すると発表しています。 2016年6月から、18か月間のプロジェクトとして開始し、1950年から2013年までのコレクションから手稿・ノート・スクラップブック・写真・切符がデジタル化されオンラインで公開されるとのことです。 Award Supports Digitization of More Than 24,000 Images from the Gabriel Garcia Marquez Archive(Harry Ransom
2016年2月13日、大学図書館支援機構事務所(東京都豊島区)で、大学図書館支援機構(IAAL)が「ラーニングコモンズの設計」の研修を開催します。 アクティブラーニングを促進するラーニングコモンズのあり方を再認識するとともに、それぞれの大学の状況に応じた学習環境の設計について、共同討議を通じて学び合うもの、とのことです。 講師はIAAL理事でもある、東北大学附属図書館の米澤誠氏とのことです。 10名が定員となっており、講師の音声を録音して、投影資料とともに後日DVDとして頒布する予定とのことです。 IAAL主催研修「ラーニングコモンズの設計」開催のご案内(IAAL) http://www.iaal.jp/news/65_list_detail.shtml NEWS(IAAL ※2016/1/7付で「IAAL主催研修「ラーニングコモンズの設計」開催のご案内」とあります。) http://ww
2016年1月6日、米・スタンフォード大学図書館の運営するHighWire Pressが、連邦政府資金による研究へのパブリック・アクセスを容易にするための出版社の努力を支援するため、出版社・学協会が公的助成研究成果のパブリックアクセス拡大に向けて組織した官民イニシアティブであるCHORUSに参加すると発表しています。 HighWire joins CHORUS, supporting publishers’ efforts to facilitate public access to federally funded research (HighWire Press,2016/1/6) http://home.highwire.org/news/highwire-joins-chorus-supporting-publishers%E2%80%99-efforts-facilitate-p
Springer Nature社は、2015年11月に、Springer社とPalgrave Macmillan社の出版物の書籍の著者、各章の執筆者、編集者にORCID iDを付与すると発表していましたが、付与したORCID iDの数が、2016年1月1日に20万を超えたと発表しています。 Springer Nature hits milestone of 200,000 ORCID identifiers(Springer Nature,2016/1/7) http://www.springernature.com/us/group/media/press-releases/springer-nature-hits-milestone-of-200-000-orcid-identifiers/6966244 参考: Springer Nature社、自社の出版物にORCID iDを付与
被災により臨時休館している常総市立図書館は、3月にプレハブ建屋で約3万冊を貸出す予定とされていましたが、2016年1月5日、その具体的な内容が発表されました。 開設場所は図書館南側の駐車場で、開設期間は、2016年3月1日から8月31日までを予定しているとのことです。 開館時間は、月曜日を除く午前10時から午後5時まで(月曜日が祝日の場合は,翌日が休館日)で、仮設図書館では,図書の貸出・返却のみ行い、閲覧席はないとのことです。 貸出する本は,次のとおりとのことです(団体貸出は未対応とのこと)。 ○一般書…日本の小説・エッセイ約1万冊 ○児童書…日本の読み物・絵本約2万冊(紙芝居はなし) 常総市立図書館の現況についてお知らせします。(平成28年1月5日現在)(茨城県立図書館,2016/1/5) http://www.lib.pref.ibaraki.jp/information/news/2
英国王立協会及び米国地球物理学連合(AGU)、eLife、EMBO、Hindawi、米国電気電子学会(IEEE)、PLOS の7つの出版社は、2016年の間、著作物を出版する際に著者がORCID iDを利用するように要求すると発表しています。 From January you’ll need an ORCID(The Royal Society,2016/1/7) https://blogs.royalsociety.org/publishing/from-january-youll-need-an-orcid/ Publishers to Start Requiring ORCID iDs(ORCID,2016/1/7) http://orcid.org/blog/2016/01/07/publishers-start-requiring-orcid-id s Requiring ORC
2015年1月7日、TPP政府対策本部は、「TPP交渉参加国との間で作成する文書(暫定仮訳)」を公開しました。2015年12月末時点の調整中の案文に基づき作成されたものであり、最終的な文書に基づくものではないとのことです。 TPP交渉参加国との間で作成する文書(暫定仮訳) http://www.cas.go.jp/jp/tpp/naiyou/tpp_sl_zanteikariyaku.html 著作権の保護期間に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の書簡 http://www.cas.go.jp/jp/tpp/naiyou/tpp_sl_zanteikariyaku.html 著作権の保護期間に関する日本国政府とカナダ政府との間の書簡 http://www.cas.go.jp/jp/tpp/naiyou/pdf/sl_zanteikariyaku/160107_sl_zanteika
2016年1月11日、EBSCO社が、太陽光発電を導入する図書館へ助成プログラムの実施を発表しました。“EBSCO Solar initiative”の一環であるようです。 助成額は、合計15万ドルまでとなっています。 光熱費が削減されるだけでなく、助成金を獲得した図書館がある州で規制が設けられていなければ、余剰電力の売却も行える、としています。 専用のウェブサイト“EBSCO Solar”が設けられ、FAQなどが公開されており、EBSCO社が初期設置費用を全額負担しその後の費用は、図書館や町、大学などが維持管理することなどが掲載されています。 2月29日まで関心のある図書館からの質問を受け付けており、4月29日が応募締切で、6月24日、米国図書館協会(ALA)年次大会において助成対象を発表するとのことです。 EBSCO Solar https://www.ebsco.com/solar
英・Jiscが、研究データ管理についての入門ガイドを公表しています。 研究データ管理に従事するための入門書であり、大学の研究者や、研究データの保存、管理、公開、アーカイブについて研究者に助言する責任を持つ研究データ管理の支援スタッフを対象にしているとのことです。 Jisc公式Twitter(2016/1/11付け) https://twitter.com/Jisc/status/686354950453084160 How and why you should manage your research data: a guide for researchers(Jisc) https://www.jisc.ac.uk/guides/how-and-why-you-should-manage-your-research-data
2015年11月25日に開催された、デジタルアーカイブの連携に関する実務者協議会の第1回の議事次第や配布資料が首相官邸のウェブサイトで公開されています。 実務者協議会は、国立情報学研究所の高野明彦氏を座長とし、文化庁や、国立国会図書館、日本放送協会、公益財団法人放送番組センター、東京国立博物館、東京国立近代美術館などの関係者や、筑波大学図書館情報メディア研究科の杉本重雄氏、秋田県立図書館の山崎博樹氏、東京大学の生貝直人氏などを構成員としています。 実務者協議会では、2015年度中に3回程度の協議会を開催することと、成果として、 ・デジタルアーカイブの構築及び利活用に関する各分野における現況と課題整理 ・デジタルアーカイブの連携方針(案) ・メタデータのオープン化及びコンテンツの利用条件表示に関するガイドライン(案) を「デジタルアーカイブの連携に関する関係省庁等連絡会」に報告することが想定
2016年1月8日、テキサスA&M大学図書館が、オープンソースの次世代型図書館業務システム“Kuali OLE”のコミュニティー及びKuali財団にパートナーとして参加する計画であると発表しています。 テキサスA&M大学図書館では、“Kuali OLE”の2017年の実装開始を計画しているとのことです。 Texas A&M Announces New Partnership with Kuali Open Library Environment(Kuali,2016/1/8) http://www.kuali.org/news/2016/01/08/texas-am-announces-new-partnership-kuali-open-library-environment 参考: 独の書誌ユーテリティhbzとGBVが“Kuali OLE”の開発パートナーに Posted 2015年1
by Tamaki Sono 「色とりどりのペンを使ってノートを取ると覚えやすいタイプ」「何度も読むことで内容を覚えるタイプ」など、人によって勉強法に向き不向きがあるという「学習スタイル」の考え方を自然と受け入れている人も多いはず。しかし、この「学習スタイル」という考え方はそもそも根拠の曖昧なニューロサイエンの迷信であることを、ニュースサイトのQuartzが報じています。 The concept of different “learning styles” is one of the greatest neuroscience myths - Quartz http://qz.com/585143/the-concept-of-different-learning-styles-is-one-of-the-greatest-neuroscience-myths/ 学習スタイルの考え方にはい
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