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  • 発表練習のやり方がわからない人向け簡易講座 - 発声練習

    卒業論文や修士論文の発表が近いのに練習のやり方がわからない人向けの簡易講座です。 練習で何を達成すべきか? 練習で達成すべきは次の2点です。 発表時間以内に発表が終了できるようにする 原稿なしで、スライドをちらちら読みながら発表できるようにする 質疑応答時に5秒以上黙らないようにする 卒業論文や修士論文の発表で特徴的な点は、学術会議や講演会での口頭発表と異なり、発表時間が非常に短いこと(長くとも20分程度。短くて5分程度)と試験であるという点です。発表時間のオーバーは、大幅な減点の原因になるので避けましょう。また、発表時間を越えてしまうと精神的にアップアップになってしまうことも多いため、質疑応答にも響きます。その点にも留意しましょう。 初心者は原稿を用意して、自分の発表を頭からお尻まで把握できるようにしたほうが無難だと思います。ただし、番では、原稿を読み上げてはいけません。原稿読み上げは

    発表練習のやり方がわからない人向け簡易講座 - 発声練習
    min2-fly
    min2-fly 2010/02/08
    来年から後輩に紹介する。
  • 「名称みたいな重箱の隅を突っついて内容を議論してくれない」問題 - 発声練習

    修士ぐらいまで私もこう考えていた。 若だんなの新宿通信:科学者のあり方を考える団体が かと思えば、ツイッターで変な盛り上がりをしているのが、コミックサイエンス問題。 関連エントリ:コミックサイエンスなんかいらない つぶやきがまとまっている。 【話題】Togetter - まとめ「「コミックサイエンス」撲滅委員会に用語は適切かと聞いてみた」 がアップされました@S&C >帰省している間に話題沸騰の,「コミックサイエンス」撲滅委員会の用語についての 議論に関するまとめがアップされているのを見つけました こちら。 「コミックサイエンス」撲滅委員会に用語は適切かと聞いてみた@トギャッター 内容への問題意識ではなく、ネーミングへのツッコミというか揚げ足取りになっているのが悲しい。 論文、研究費の申請書やブログを書くようになってから「名称はとても重要」という考えに変わった。 端的に言うと、情報があふれ

    「名称みたいな重箱の隅を突っついて内容を議論してくれない」問題 - 発声練習
    min2-fly
    min2-fly 2010/01/22
    "「タイトルが悪いからまともに読んでもらえなかった」というのは著者の責任で読者の責任ではない"
  • 研究者データベース - 発声練習

    いろいろあって住み分けがいまいち分からない。でも、頻繁に更新されているようで重畳。担当者のみなさまはぜひがんばって欲しい。でも、入力の手間は省いてね。 J-GLOBAL:科学技術振興機構(JST)が作っている学術ポータルサイト。研究者データベースのReaDはこれに統合された。2005年から大学教員しているのに未だにデータがほとんどない(確か、去年までは私の名前すらなかった)。所属大学から求められているデータは毎年提出しているのに・・・。 研究者人材データベース JREC-IN:求職用データベース。運営は科学技術振興機構。 研究者リゾルバ:国立情報学研究所(NII)が作っている研究者データベース。ReaDは研究者自身に情報の提供を求めているが、こちらは、科研費番号などから公開済み情報を統合してデータベースを作っている。 Researchmap:研究者データベースじゃないけど、似たような働きな

    研究者データベース - 発声練習
  • 学位論文のサマリーを公開して社会還元をするのはいかが? - 発声練習

    平成22年度予算案も出て、ちょっと忘れられた間がある事業仕分け。でも、質的な問題である科学コミュニティーとその外部との乖離は当然のことながらそんな簡単には治らない。 そこで、3月に卒業・修了予定のみなさまにご提案。あなたの卒業論文/修士論文/博士論文のサマリー(A42ページ程度)をMy Open Archiveなどで公開してから卒業・修了してみませんか? 国立大学法人のみならず、私立にも国の税金が投入されていますので、みなさんが一生懸命行った研究成果を社会に還元するのは筋が通った話(もちろん、特許がらみで公開できないこともあると思うけど)。 お父さんやお母さんを始めとする知り合いに、大学や大学院で学んだ成果を知ってもらうのにも使い勝手が良いと思う(論文全部は読むのいやだろうけど、A4 1〜2枚ならば読んでくれるかもしれない)。就職先がある程度の文章を書けることが求められる職種ならば、卒業

    学位論文のサマリーを公開して社会還元をするのはいかが? - 発声練習
    min2-fly
    min2-fly 2010/01/13
    修士論文のサマリーは確か大学のページでも公開されるが、あんなところにあっても誰も読んでくれなさそうだしMyOAにアップしようかな。
  • 論文において自作用語を使うときに注意すべきこと - 発声練習

    まとめ 自作用語を使うときに注意すべき点 ルール1:必ず定義してから自作用語を用いる(定義なしでは使わない) ルール2:自分が述べたい概念や事象を表す言葉が既にあるのならば、それを使い、新たに定義しない ルール3:既に別の概念や事象を表す言葉はできる限り避ける ルール4:自分が伝えたい概念や事象を用語から簡単にイメージできるようにする ルール5:カタカナ表記はさける 自己流自作用語定義手順 自分が定義したい概念や事象に関連する有名どころの論文やを読み、類似の用語の定義を収集する 日語なら広辞苑、英語ならOxford English Dictionaryから使いたい単語を引っ張ってくる 自作用語案を「ベースとなる単語の意味の範囲を限定する」という定義の仕方という方針でいくつか用意する 自作用語をGoogleで検索し、既に別の用途で使われていないかどうかをチェックする 指導教員や研究室の仲

    論文において自作用語を使うときに注意すべきこと - 発声練習
  • 科学と技術の違い? - 発声練習

    ノーベル賞受賞者じゃない研究者の緊急討論会へのはてなブックマークへコメントいただいたことにつき、以下のようにshowgotchさんへお伺いした。 > showgotch 科学のモノ的価値、人文社会的価値="技術テクノロジー"でしょうに。言葉をもっと整理しないと当の問題は見えてこない気がする もし、showgotchさんにお時間があるのでしたら、上記コメントに関してもうすこし解説をいただきたいです。たぶん、私が書いた科学の定義「獲得した知識を後世に整理した形で残していく営み」が不適切であるという指摘なのだと思いますが、私の定義はどういう観点からみると不適切であるのか、また、showgotchさんの定義はどうして、私の定義よりも適切であるとお考えなのか、ご教示いただければさいわいです。 そして、以下の返答エントリーをいただいた。 技術教師ブログ:科学研究費事業仕分け問題を教育で解決する現時

    科学と技術の違い? - 発声練習
  • ライブハウスとしての図書館? - 発声練習

    丸山高弘の日々是電網 The First. : 公共図書館の財源または資金調達 公共図書館が、いわゆる民業圧迫を注意しながらも、図書館ならではのビジネスモデルを考え、実施することが重要だと考えている。自主事業にはいろいろな種類が考えられるが例えば… ライブラリー・ショップ:物品販売 ライブラリー・カフェ :飲販売 広告媒体事業 :公式サイトへのバナー広告、館内掲示場所の広告料、図書館グッズへの広告掲載など アフィリエイト:公式サイトやブログなどを用いた、販売紹介料収入 有料講座/有料セミナー:有料の学習講座やセミナー、体験学習プログラム。もちろん無料のプログラムも公共サービスとして実施することを忘れないこと。 入出力サービス:プリントアウト、スキャナ入力など 製作代行 :ホームページやブログ、動画などの製作代行業(デザインを含む) 出版事業 :印刷製書籍や電子書籍の出版事業 製装備 

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  • トラブル発生時の原因切り分け手順 - 発声練習

    「あの、〜が***で困っているんですけど」という助力要請が学生からくるんだけど、余裕がないときにはこういう助力要請はきつい。ある程度、原因を切り分けて、自分が対処できないことが判明してから助力を請うて欲しい(なお、切り分け自体に助力を請うのはOK。なぜならば、二回目は以降は切り分けてから助力を請うてくることが予想できるから)。 最低限3つに分類して欲しい。 ハードウェア的環境に起因するトラブル 実験なら、実験機器自体が壊れているかいないか?実験機器同士が適切に接続されているかどうか? 計算機なら、そもそも電源が入っているか?ケーブル類ははずれかけていないか? ソフトウェア的環境に起因するトラブル 実験なら、実験環境(温度、湿度、明度など)が実験計画どおりか? 計算機なら、使用しているOSやコンパイラー、各種ソフトウェアのバージョンは適切かどうか?設定が適切かどうか? 自分が行なった行為に起

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  • 物書きで生きたい人がいて、ネタを提供したい人がいて - 発声練習

    私が眺めている範囲で似たような要望が人文科学系と自然科学系からでてくるのはとっても面白い。 Togetter:自然科学のネーミングから,「若手理系研究者にとっての理想の科学啓蒙」へ ひすとり!〜歴史ごった煮闇鍋マガジン〜 娯楽がたくさんあり、収入が減り、時間は有限で、やることはたくさんある現代において、面白いと分かっていないものに時間を費やしたい人はいない。そんな状況で新たなコンテンツを埋め込んでいくにはどうすればよいのだろう? 私が子供のころの娯楽の王様であったTVゲームは、ライト層と昔ゲームをやっていて今は時間がとれない層に注目し、「どこでもできる」「短い時間で楽しめる」「コミュニケーションの道具として使える」「ゲームをしながら何かを学べる or 鍛えられる」という方向へ進んでいるように思える(もちろん、ゲーマー用のゲームもでているが)。 小説は、若手向けには「短い話」「さくさく読め

    物書きで生きたい人がいて、ネタを提供したい人がいて - 発声練習
    min2-fly
    min2-fly 2009/12/17
    「自分で書いといて何だけど、これを満たすものはあるのか?」
  • 締切前に「ヴァァァーーーー」となってしまったとき - 発声練習

    「もうすぐ締切なのに全然おわらねぇ。何やっていいのか頭が真っ白になってきて分からねぇ!!」というときは以下の手順で乗り切ります。 周りに人がいないかどうかを確かめます 自分の周囲に危険物が無いかを確かめます 「ヴァァァーーーー」とします 印刷用紙の裏紙(A4サイズ)とボールペン1を持ち書き物机へ移動します(物が置いてなく十分なスペースがある机がオススメです) 提出物が最低限の品質を満たしているといえる条件を列挙します 「ヴァァァーーーー」とします 最低限の品質を満たすためにやらなければならないことを思いつくままに列挙します 「ヴァァァーーーー」とします 列挙した作業を残り時間と今いる場所、今使える道具・資源を勘案して、最短時間で効率良く成し遂げられる順番に並べ替えます(できるかぎり頭を使わない作業から始めるのがコツです) 並べ替えた作業を清書します(これが、作業リストになります) 「ヴァ

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  • ノーベル賞受賞者じゃない研究者の緊急討論会 - 発声練習

    12月6日に行なわれたノーベル賞受賞者じゃない研究者の緊急討論会に参加してきた。主催者のみなさま、参加者のみなさまお疲れ様でした。討論会の内容はTwitterで中継されており、それをまとめたものが作成されている。 Toggter:ノーベル賞受賞者じゃない研究者の緊急討論会 40名近くが参加し、多種多様な背景を持つ人が集まっていた。所属としては、学生、ポスドク、大学教職員・旧国研職員、会社員、マスコミ。分野としては、人文系と自然科学系、医療系。年齢としては20代前半から60代まで。この多様な面子がメーリングリスト、ブログ、Twitter経由の呼びかけで集まったのだから、ネットの情報伝達能力はあなどれない。討論会の内容についてはTwitterによる中継を読んでいただきたい。 今回、非研究者の方と長く話さしていただいたり、同じ研究者でも大学以外の研究者の方と話させていただいたりして思ったのは、誰

    ノーベル賞受賞者じゃない研究者の緊急討論会 - 発声練習
  • 当事者同士で資源の取り合いをしなければならないとき - 発声練習

    Togetter:田口さんとの議論 政治と科学にまとめられていた主に榎木さんと田口さんの議論がおもしろい。議論の中で展開されている科学者のジレンマはとても良く分かる。 大前提として、科学者は自分の研究しているテーマに関して多大なコストをかけて(場合によっては人生をかけて)取り組んでいる 現在、事業仕分けで問われているのは「科学研究が大切なのはわかる。しかし、将来性のない無駄な分野に予算が投入されているのではないか?」ということ 科学者が国民に直に科学予算の必要性を説明するとき、国民から投げ返されるのは「じゃあ、予算総額はこれぐらいとして、投入する分野を自分で決めてくれ!」というもの 科学者は自分で必要性を訴えたのだから、自分のテーマが無駄なテーマであると判定されたならば、研究を止めなければならない でも、人生をかけて取り組んでいるテーマなので研究は止めたくない 矛盾が生じて、科学者コミュニ

    当事者同士で資源の取り合いをしなければならないとき - 発声練習
  • 科学予算についてどう見られているかを常に意識した方が良い。 - 発声練習

    昨日のノーベル賞受賞者・フィールズ賞受賞者の「事業仕分けに対する緊急声明」は基的に素晴らしいことだったと思う。企画した人と参加された方々に素直に讃辞を述べたい。 ノーベル賞受賞者・フィールズ賞受賞者、「事業仕分けに対する緊急声明」 ノーベル賞・フィールズ賞受賞者による事業仕分けに対する緊急声明 事業仕分けに対する緊急声明と科学技術予算をめぐる緊急討論会:Tsudaりログ ただ、一方で、この「事業仕分けに対する緊急声明」に対しては強い反発がでることも覚悟しておかないといけないと思う。たとえば、以下の記事をあなたはどう感じるだろうか? 日刊スポーツ:仕分け人に斬られた JOC補助金縮減 産経新聞:【事業仕分け】JOC、強化費削減に反対 スポーツが好きな方はこちらの意見にも賛成するかもしれないけれども、それほどスポーツに興味ない方は「不景気なんだし削減されてもしょうがないのでは?」「確かにマイ

    科学予算についてどう見られているかを常に意識した方が良い。 - 発声練習
  • 異分野の成果があなたの分野の発展に役立った事例はありますか? - 発声練習

    事業番号13:競争的資金(若手研究育成)についての仕分け人の疑問や行政刷新会議事業仕分け対象事業に対してのパブリックコメントを書こう!、参加記(2):明日から始める情報発信に関連して。 日国民の大半が「科学、スポーツ、芸術などは余裕があるときに行うことであり、不況で余裕がない現在はこれらをやる必要がない」と考えていると仮定したとき、「科学研究は科学技術立国のために必要不可欠だ」という主張は、何かしらの共感や理屈付けが伴っていない限りまったく届かない主張になってしまう。 子ども手当てや高校の授業料無償化は、明らかに科学研究やスポーツ・芸術振興と同じような投資なのだけれども、「未来を担う子ども達に選択の可能性を増やそう」という多くの人が納得する(全ての人ではないところに注意!)物語を持っているため、支持率が高い。 これを真似て、基礎研究や応用研究の必要性をアピールするためには、今まで無駄と思

    異分野の成果があなたの分野の発展に役立った事例はありますか? - 発声練習
  • 事業番号13:競争的資金(若手研究育成)についての仕分け人の疑問 - 発声練習

    文部科学省:行政刷新会議事業仕分け対象事業についてご意見をお寄せくださいに送るためにまず何を返事したら良いのかを考えてみる。 参考にしたサイトは#shiwake3 wiki - 若手研究育成テキスト(文字おこししてくださったかた、どうもありがとう)。以下の引用は特に断りが無い限りここから行う。 3制度とも若手研究者の生活費と研究費に当てられる経費ではないか? 大きくわけて若手研究ということで3事業ございます。 まず総論でございます。いずれの制度も若手研究者の生活費と研究費に当てられる経費であり、 重複があるのではないかと、厳しくチェックべきではないかという点でございます。 若手研究者の生活費と研究費を支援するべきという前提の上で、制度に重複があるのが何故悪いのかよくわからない。重複してはいけないのは支援される人間である(一人の人間が複数の支援を受けてはいけない)。事務的経費を問題にするの

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  • 参加記(4):飲み会&まとめ - 発声練習

    参加記(3):歴史研究の成果を世間に還元するには?の続き。 飲み会 16:00くらいから始まったグループ別ディスカッションもあっという間に18:00の終了の時間へ。今回もグループ別ディスカッションは盛り上がった。普段、ひっこみ事案な大学学部生を見ていると、今回の参加者の積極性は当にすごいと思う。 18:30から前回同様、飲み会というなの二次会場へ移動。飲み会の席では、福耳コラムのfuku33さんの隣だったので、fuku33さんのいろいろなお話を聞かせていただいた。かなり、刺激的な話だったし、とても勉強になった。でも、この話を今まとめる気力がないのでまた後日。 席替えのあとは、サイコムの富田さんたちとおしゃべり。その話の中で大道100人発表会 〜青空の下で研究をネタにおしゃべりしよう20XX〜が面白そうだという話になり「サイコムが協力するので、やってみません?」とお誘いを受けた。妄想が現実

    参加記(4):飲み会&まとめ - 発声練習
  • 参加記(3):歴史研究の成果を世間に還元するには? - 発声練習

    参加記(2):明日から始める情報発信の続き。 「明日から始める情報発信」のセッションが早くまとまったので、岡さんとミュンスター再洗礼派研究日誌のsaisenreihaさんの雑談「暦女歴女ブームなのに、日歴史学会はなんで歴女を学会に取り込まないの?300人の女子が学会にいればそれだけでいろいろとアピールできるのに」を聞きつけ、歴史研究の成果を世間に還元する話は面白そうだと考えてsaisenreihaさんにセッションをお願いした。セッションタイトルは「歴史研究の成果を世間に還元するには?」 まずは、saisenreihaさんの研究内容を説明してもらう。saisenreihaさんのブログタイトルにあるとおり、研究対象はミュンスター再洗礼派について(参考:wikipedia.ja:ミュンスターの反乱)。これが、ヨーロッパでも屈指の奇妙な事件とのこと。時系列だけを追っていってもかなり面白いストー

    参加記(3):歴史研究の成果を世間に還元するには? - 発声練習
  • 参加記(2):明日から始める情報発信

    第2回 博士ネットワーク・ミーティング@つくば参加記の続き このテーマを宣言したのは私。理由は、昨日の事業仕分けワーキンググループ3の結果とTwitterの#shiwake3での発言を見て、いろいろと危機感を覚えたため。 何に危機感を覚えたのかというと以下の2点。 研究者・研究賛同者とその他の人たちとの間に思いっきり溝がある 研究者と研究賛同者があれほどまでに盛り上がって憤慨していたのに、それに対する何かしらの行動がすぐに行われなければ、研究者と研究賛同者は「口先だけのヤツラ」とみなされかねない 科学研究が神聖不可侵の特権的地位にあったのははるかな昔。今や、科学研究の存在価値が非研究関連者からは全くわからなくなっており、「なぜ、不況の今、科学研究を行わなければならないのか」という素朴な疑問に研究関連者は誠実に答えなければならない時代となっている(みたい)。 どうして、研究者と研究賛同者以外

    参加記(2):明日から始める情報発信
  • 第2回 博士ネットワーク・ミーティング@つくば参加記 - 発声練習

    第2回 博士ネットワーク・ミーティング@つくばに参加してきました。参加者のみなさま、運営のみなさま、お疲れ様でした。 参加者へのお願い:Webでは匿名で行動していますので、私が誰だかを言わないようにお願いいたします。コメントはnext49宛にお願いします。 今回は、つくば駅から会場まで1時間ほどかかってしまったたため冒頭のパネルディスカッションは参加できず(前回と同じ会場なのに盛大に迷ってしまった。危うく筑波大学まで歩いていってしまうところだった)。 パネルディスカッションあとの自己紹介から参加。前回指摘していた点が改善されておりよかった。参加者は33人。前回から引き続き参加していたのは3分の1程度。大学教員、大学院生(修士、博士)、ポスドク、研究所の研究員、企業の方などバラエティにとんだ構成だった。 その後は、オープンテクノロジーを用いたフリーディスカッション(やり方についてはこちらを参

    第2回 博士ネットワーク・ミーティング@つくば参加記 - 発声練習
  • 今の私たちが計算機で扱えている問題と計算機の性能の話 - 発声練習

    産経新聞:【事業仕分け】最先端科学も“敗北” 「スパコン世界一」を否定 ノーベル賞受賞の野依氏憤慨 上のはてなブックマークコメント TOP500:スパコン世界ランキングに見る「あすの日」 事業仕分けWS3 まとめウィキ 上を受けて、計算機科学系研究者の端くれとして、どうして計算機の性能向上が必要なのかを説明してみる。 計算複雑さの話と私たちが計算機で扱えている問題 計算機科学系の学科へ進学すると、最初の方に教えられるのが計算複雑さの話。すっごく大雑把な言い方をすると以下のことが教えられる。 世の中には、四則演算から世界平和の実現法まで多岐にわたるさまざまな問題が存在している。世の中に存在する問題には計算ができる問題と計算ができない問題が存在する。ある問題が何百年、何千年、何億年かかっても良いから有限の処理工程で解決できることを示せたとき、その問題を計算できたという。理論上、計算機で扱うこ

    今の私たちが計算機で扱えている問題と計算機の性能の話 - 発声練習