ブックマーク / smorky.hatenablog.com (18)

  • 国の研究資金の配分の男女差 - めごめも!

    大事な論文なんだけど、普段と経路が全く違うから、用語の使い方からしていいのかちょっと自信ないですね・・・。 どちらにしても、カナダの政府研究資金のデータを分析したら、女性研究者の応募の方が男性研究者の応募よりも採択される割合が低かったのとのこと。そしてその低さは、主任研究者としての女性の評価が低いことで、女性研究者が提案する研究の質が低いことではないとのこと。この結論を出すデータの議論が読んでも読んでもよくわからないのと、どのデータから出してるのかいまいちよくわからないのと、そもそも文中の「Success」とは何を示すのかがよくわからない(単に助成金が採択されることなのか、助成金採択後の研究成果の質まで含まれるのか)がよく読み取れないのと、カナダの公的資金の採択方法がよくわからないので、色々疑問だらけです。 ただ、日の科研費でもこういう研究できるんじゃないかなあと思ったりしました。あと

    国の研究資金の配分の男女差 - めごめも!
  • インドのジャーナル投稿 - めごめも!

    インド政府は、大学院生に特定のジャーナルに論文が掲載されると奨励金みたいなものを出すシステムを導入したそうで、不正などの温床になり、インドの科学の質の低下が科学者によって危惧されているようです。そもそもインドから出された論文は、中国アメリカから出された論文より、取り下げの割合が2倍近く高いらしく、引用される割合も低いそうで、こういったことが助長されてしまうのではないかという懸念が多くあるみたいです。研究の質の評価って難しいですね・・・。 Indian payment-for-papers proposal rattles scientists www.nature.com

    インドのジャーナル投稿 - めごめも!
  • 研究者の生存曲線 - めごめも!

    恐ろしいデータです。 大学の研究者が研究活動を継続できた年数を表した生存曲線とのこと。そもそも、何をもって研究活動の継続とするかは、web of scienceの論文著者へのリスティングで出してるみたいなんですが、それで生存でいいのか、とか、退職まで全うしてもなお名誉職で論文に名前乗る人もいるし、とか、そもそも開始は論文が出版されないとダメなのかとか、分野によって違うのではないだろうか。 ちなみに、昔は半数がドロップアウトするのがするのに35年だったのに、今はわずかに5年。うひーってかんじ。

    研究者の生存曲線 - めごめも!
  • 科学における多様性のメリット - めごめも!

    メリットって言うかベネフィットなんですけどね、原文は。私もある意味一律で、ある意味多様性に富む集団でイベント企画したりすることがかなりありました(まだ現在進行形、かなあ)が、多様性に富む集団で企画運営するとどういうことが起こるかっていうと、想像よりもはるかにいいものが出来上がるときがある・・・・ということなんですよね。ただし、いつもではないというのがポイントなんでしょうが。 いつも同じグループで企画すると、想像できる成功というか一定のクオリティには仕上がるんですが、それをこえる成功って言うのが出てこない。だから、どんなに板ばさみになって苦労して、締め切りに追われて自分ひとりが仕事をかぶることがあっても(←私いつもこの役割w)、はじめの企画初期段階では想像できなったようなはるかにすばらしい企画ができることがあるからやめられなかったりします。 ・・・・とはいえ、これをエビデンスにしろとかデータ

    科学における多様性のメリット - めごめも!
  • 不正を起こした科学者の再教育 - めごめも!

    東大で不正を起こした渡辺先生が、ロンドンで再教育を受けているとの事。内容はデータの取得、プレゼン方法、実験手技も含まれるとのこと。いつかまた研究のキャリアを再開したいとの事で、やってしまったことは科学者としてだめなことではあるけれど、その後のキャリアについて、コネでどこかにもぐりこむわけでもなく、ちゃんと再教育を受けて、それに対する取材も受けてというのは、これから不正が増えていく(そら増えてほしくはないけど多いですよね・・・・)中で、不正を起こしてしまった元科学者としてひとつの道筋を示したのではないかなと思います。 もちろん不正を起こしてしまったことは許されることではないし、渡辺先生のキャリアは厳しいものではあると思うし、じゃあまた彼が不正をしないのか?って考えるとどうなんだろうとか、教え子の処遇とか色々思うところはあるけれども、を出したりマスコミ上で弁明するよりも、こういう姿のほうが

    不正を起こした科学者の再教育 - めごめも!
  • 研究室における科学的リーダーシップの問題 - めごめも!

    世界中の研究者を対象として研究室のマネジメントなどについて質問した調査からの結果。 ちょっと笑ってしまったのが、PIと非PIの認識の差のグラフ。もちろん同一ラボのPIと非PIから聞き取りしているわけではないので、そこはなんともいえないんですが、非PIは生データをPIがチェックしてるかどうかでチェックしているが57%、PIは自分がラボメンバーの生データをチェックしていると答えたのが90%。このGAP約33%は一体何ぞやと。 あと非PIが「PIはマネジメントやメンタリングの研修を受けたほうがいい」と答えているのは納得。PI人がそう思っているかというと多分違うんだけど。気になるのはそういっている非PIが自分がPIになったときにじゃあどうなるかって話ですよね。どの国もマネジメントやメンタリングなんて余裕がないくらい科学に使われる予算は減少していて、競争的資金の争いは激化しているわけで。 でも、個

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  • 教育歴と収入が配偶者死亡後の死亡リスクにどう影響するか - めごめも!

    古い論文だけど読んだのでデータベースとして。著者らは教育歴の高いことや収入が高いことが死亡リスクを減らすというんですが、うーん・・・そんなに減っているようにも・・・・。しかも男女および年齢別にすると一律の傾向ともいえない・・・。 Do education and income buffer the effects of death of spouse on mortality? www.ncbi.nlm.nih.gov

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  • 税制改革と博士課程学生への影響 - めごめも!

    アメリカではトランプ氏の税制改革によって博士課程の学生が不利益を被るかもしれず、それによって、科学研究や経済に悪影響が及ぶだろうとのNature Newsです。 最新データによると、アメリカでは、2011年から2012年にかけて、大学院生の半分以上の収入が年間20,000ドル未満となっている(参考:子供のいない独身者の貧困ラインは12,060米ドル)。この額でのボストン、マサチューセッツ、カリフォルニアのサンフランシスコベイエリアなどの高価な地域での生活は特に厳しくなっている。これが、税制改革で授業料免除分も収入として組み込まれ、さらに税支出が増えることになりそうとのこと。 例として、マサチューセッツ工科大学(MIT)で、$ 23,844のNIHからの給料を受け取って、仮想の博士課程の学生になったとすると、現在の制度の下では、税金をほとんど支払う必要がないのに対し、税制改革後は49000ド

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  • コクランで使われるRCT論文の質は向上している - めごめも!

    コクランの論文作成するには色々登録手続きして、どうしてその論文を含めなかったとかグループでちゃんと議論して作成するわけですが、その作成の過程で色々な共有ツールを使って評価するんですよ。でその評価を集めてさらに分析してみたら、年々バイアスが多い論文が減ってきているという結果になったという論文。なんか見難いグラフとかあるけど、こうして科学は年々進歩していくんだなあと思わずにはいられない。 Evolution of poor reporting and inadequate methods over time in 20 920 randomised controlled trials included in Cochrane reviews: research on research study. www.ncbi.nlm.nih.gov Revew ManegerのDLサイト communi

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  • 文献管理ソフト比較 - めごめも!

    色々あって急遽、可及的速やかに、ワードの文書に参考文献挿入ができるソフトを使いこなさなければいけなくなりました。しかも数日以内に該当文書を仕上げるため、即使えるもの・・・。 GetARef 現在手元にあるのはGetARefなんですが、これがまた使いにくいインターフェースなんですね。慣れればいいのかもしれませんが、直感的に文献を管理して、データリストを作って・・・ということが、公開されている説明書を読んでもいまいちわからない。後述するEndNoteよりも1万円ほど安いのと、評判が悪くなさそうなので購入してみたものの、現在は失敗感が否めません。ああお金が・・・・。 EndNote 長所 みんなつかってる 文献管理の標準ソフト Citation形式も、かなり多くのジャーナルに対応*1 短所 マニュアルをひきひきやらないと使えない 1つ1つ論文をMedline形式でインポートしてアップロードとい

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  • これからホームページをつくる研究者のために―ウェブから学術情報を発信する実践ガイド - めごめも!

    これからホームページをつくる研究者のために―ウェブから学術情報を発信する実践ガイド (ACADEMIC RESOURCE GUIDE) 築地書館 2006-07 by G-Tools ようやく手にしました!自分も知っているページが結構出てきて「おお!」と思いました。こういうこそ、電子書籍にして、iPhoneとかiPodとかiPadとかで読めるようにして、そのまま出て来ているHPに即飛べればいいのに・・・とおもったりしました。 そして、このエントリを書くためにアマゾン行ってみて驚愕。評価悪い人もいるのねー。「そもそも研究者の研究業績は著書や論文という形で公開情報となっており、そうした公開情報を検索する多様なデータベースがネットでも公開されていることからも、書の社会的意義は無きに等しい。」うーん、だってそれ、サイエンスの世界じゃみんなほとんど英語じゃないですか・・・。いや、別に英語で頑張っ

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  • 2009年この10冊 - めごめも!

    毎年恒例。その年新しく読んだの中から、ベストテンを決めるもの。ちなみに昨年の2008年この10冊はこちら。昨年は新書や小説、エッセイが計48冊。漫画は121冊らしいです。今年は新書や小説、エッセイが51冊、漫画が27冊、となっていますが、漫画はシティー・ハンター一気読みとか何度もしているので、実数はもっと多いと思います。借りたもやしもんも何度も何度も読みましたしね。あと、基的にはやりのとかはあまりないです。毎年去年よりは!!と意気込むもののなかなか数を増やせないのですが、漫画以外が微増したということでまあまあ頑張ったかな。Twitterやりすぎないで、来年はもう少し時間をうまく使ってを読もう。読みたいたくさんありますからね。 ちなみにリンク先は書評(らしきもの)になっています。まだ完成していないものもあるのでそちらに関してはのちほど・・・。あと、基的には順位なんてつけがたい感じ

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  • 発信しなければ滅びる(博士ネットワークミーティング@つくば雑感) - めごめも!

    ということで遅ればせながら・・・。書こう書こうと思いつつ、まとまらなかったので(そして多分このエントリーもまとまらない)このタイミングとなりました。1ヶ月か・・・。 一番鮮烈だったのは「発信しなければ滅びる」「事業仕分けの結果は当然の帰結だ」という発言でした。発信しなければの発信の中には、単に自分の研究を発信するということだけではなく、つぶやいたり日常を発信することが、「博士や研究者も普通の人間なんだ」と身近に感じてもらえるのでは、というのに納得。もちろん「さすが博士、さすが研究者」と思ってもらうようなことを発信することも必要だと思いますが、分野外の人をよせつけないような高尚さや上から目線な感じは、発信しても受信してくれる人は少なくなるかもしれません。 なんというか、漠然と感じていたことに対する「理由」がクリアになったきがします。文系の方や、「え!?このブログはこの人が書いていたのか!」と

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  • Today is a gift(仕分け雑感その2) - めごめも!

    Yesterday is history. Tomorrow is a mystery. But today is a gift. That is why it is called the present. ―Master Oogway, Kung Fu Panda 私がよく見ている、ハーバード大学医学部留学・独立日記の「今日という日はギフトなのです」というエントリから。 ・・・どうやら部門別みたいですけどホッテントリしちゃったみたいです。自宅帰って、カウントみたらすごいんですけど・・・。ひとけた違うよ・・・。Twitterとはてブ恐るべし・・・。私は前のブログと合わせて5年ほどやってますが、弱小でやってきたのでなんというか一夜の変貌に「ひょえー」って感じです。見てくださる方ありがとうございます。そしてなんか申し訳ないなあ・・・。昨日のエントリみても、なんていうか、色々話飛んでるし・・・。

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  • 仕分け雑感 - めごめも!

    最先端の科学・技術のおこぼれにあずかっているのと、周りに研究者が多いこと、そしておのずと友人は「若手」と呼ばれるたちばなことが多いこともあって、今回の仕分け、仕事の休憩時間にテキスト実況中継サイトを覗いたりしています。喫煙者はタバコ吸いに10分外に出て、喫煙者同士の会話を楽しむんだから、10分間、無限大に広がる外の世界とつながることを許してほしい。 まあそれはさておき、仕分け自体がネット上で公開されたことは、非常に大きな意義があったと思う。マスコミを通さなくても一般人が見られたんだから、実況もできちゃうんだから、録音もできたんだから、あっという間にまとめサイトができちゃうんだから。 削減も、ある程度は仕方ないと思います。仕分けの項目をそもそもどうやって決めたのかとか、他にも無駄はあるんじゃないかとか思いますけど、日の財政が赤字なんだからある程度の予算削減は仕方のないことだと思う。ただ・・

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  • アゴラ雑感 - めごめも!

    10月31日から11月3日まで、何しに実家に戻っていたかというと、祖母の見舞い、両親への内視鏡検査の報告(+顔見せて安心させる)、と、このサイエンス・アゴラでした。 色々個々のイベントに対して感想はあるのですが、全体をまとめると「もったいないなあ・・・」というのが感想です。あ、もちろん面白かったですよ!面白いから3日間も行っちゃったんだし。以下長くなりますので気になる方だけどうぞ。 全体的な感想 もの凄く面白いシンポジウムとかあったし、しかも豪華ゲスト!!なんていうのが結構あったんですけど、プログラムが重複しているせいなのか、宣伝していないからなのか、がらがらなんですもの・・・。Twitterの中継である程度はフォローすることはできるのですが、携帯しか持っていけなかったし、プログラムの重複は当に困った。何度も重複みつけて「えー!!これこの時間だったの!?」という確率は高かったです。引っ張

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  • 研究者の社会性 - めごめも!

    数日前、Twitterでちょっとだけ話題になった。というか私が反応した話。「社会性がないから研究者をやっている」という研究者の発言を受けて。そして今日の出来事を受けて、読んだの感想も受けて。 「研究者の社会性の話。万に一人の大天才ならなくても許されると思う。が、そうじゃなければある程度の社会性は大切だし、身に付けるべき。私の持論。もとい恩師のひとこと。」 これは、恩師の教えでもあるし、私の持論でもある。それに、いわゆる「使えない」博士が大量に出来てしまう背景には、「研究だけやっていたら何をしても許される」という甘い考えを持つ博士号取得者を増産してしまったところにもあると思う。最近ビジネス関連の書籍をやたら読み漁るようになって、それは大前さんの書籍を読んでからさらに加速されているんだけど、博士号を取得するまでの5年って、ビジネスパーソンで言う自分の基礎を見つける5年なわけで・・・。時間にル

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    min2-fly
    min2-fly 2009/11/03
    TPOに合わせた服装は自分もまるで出来ていない・・・(大汗)/研究者として表に取り上げられる人にgiftedな人が多く、その逸話ばかり聞くからそうでいいんだと思う人が出るのではとかふと思う等
  • 第4回ARGカフェ&ARGフェスト@仙台 - めごめも!

    昨日、第4回ARGカフェ&ARGフェスト@仙台に参加してきました。何が何だかわからないけど、知り合いが出るし、毎日(というかたった今も)聞いているラジオをやっている詩人さんも出るし!!ということでお知らせが回ってきて速攻申込みです。知り合いの方より、詩人の方が出ることに飛びついたのはここだけの話(苦笑) 行ってみて「ああ、こういう集まりだったのか・・・」と薄ぼんやり趣旨がわかりました。ともかく何が何だか分からず行ったし、話題も正直自分の今の世界とはかけ離れているっちゃかけ離れているのですが、「ああ、こうしてこうやって人ってつながっていくんだな」とエネルギーをもらった数時間でした。オンラインでつながることで、世界中の人ともつながることはできるけど、こうやってオフラインでもフォローしてくことってやっぱり大事なんだなあと。 私にとっては、こっちにきて、偶然聞いてお気に入りだったラジオのDJを生で

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