東京メトロと東京都などが、東京五輪・パラリンピックが開かれる2020年までに、港区虎ノ門地区に地下鉄日比谷線の新駅を開設する。 新駅付近には、五輪会場になる湾岸地区とを結ぶバスターミナルが整備される計画で、新駅は都心と五輪会場をつなぐ拠点になる。来週にも発表する。 都心で営業中の地下鉄に新駅が開設されるのは、1997年の銀座線溜池山王駅以来となる。 新駅が開設されるのは、日比谷線の霞ヶ関―神谷町間(約1・3キロ・メートル)の中間地点で、6月に開業した複合ビル「虎ノ門ヒルズ」の西側になる。総事業費は約240億円の見込みで、75%程度を周辺の開発事業者が、残りを主に東京都が、それぞれ負担する見込みだ。