(CNN) 最近、中国人乗客が旅客機内で騒ぎを起こしたというトラブルが相次いで伝えられている。この半月だけでも少なくとも4件の機内トラブルが報じられ、同国内外で大きな反響を呼んでいる。 習近平(シーチンピン)国家主席は9月にモルジブを公式訪問した際、中国人旅行客に対し外国旅行中は行動を慎むよう呼びかけを行った。また中国政府は昨年、「文明的な旅行者」を育てるため、外国での行動の注意点をまとめた長いリストを公表している。 だがそうした声もなかなか国民には届かないようだ。 最近特に大きな話題となったのは、11日にタイ・バンコク発中国・南京行きのエア・アジア機内で起きた「カップ麺事件」だろう。 発端は乗客の中国人男女が、離陸直後にカップ麺用の熱湯を持ってきて欲しいと客室乗務員に頼んだこと。客室乗務員が安全ルールに従って巡航高度に達するまで待つよう求めたところ、男女は怒ってナッツを床に投げて踏みつけ