阪神大震災で被災した神戸市民らがつくる「デザイン都市・神戸推進会議」などが東日本大震災を受け、被災地で活動するボランティア向けのゼッケンを考案、23日発表した。 「散髪」や「子どもの世話」など一人ひとりが得意なことを書き込めるようになっており、被災者がボランティアの「できること」を一目で分かるようになっている。 同市職員で同会議メンバーの本田亙さんは「ボランティアに気軽に手助けを頼んだり、話し掛けたりするきっかけになってほしい。私たちの被災の経験が少しでも役に立てば」と話す。 ゼッケンは「できますゼッケン」と名付けられ、色は、赤=医療・介護、青=ことば、緑=生活支援、黄=専門技能と分野ごとに分類。同会議のホームページ(HP)からダウンロードして印刷し、背中に張るなどして使う。 同会議によると、阪神大震災では、被災地に来たものの、何をしていいか分からず帰ってしまったボランティアも多か