失恋してヤケ食いに走ったこと、またストレスが溜まって無性に食欲が増したこと、過去に一度くらいは経験ありませんか? 実はこれ、科学的にも至極まっとうな人間の生理的防衛反応だったようです。実は普段、理性で抑えられるチョコレートやアイスクリーム、ポテトチップスなど、脂肪たっぷりな誘惑食品がやたらに食べたくなってしまったら、もしかするとアナタの心がSOSを出しているのかもしれないのです。 イギリスのデイリーメール紙によると、ベルギーにあるルーバン大学の科学者チームによる研究の結果、人間はストレス下の環境に置かれると、“食べること”が分子レベルに作用して癒しに変わり、気分を高揚させたり、鬱を軽減させたりするということがわかりました。健康で標準体重の被験者12人に、『悲しい画像と音楽』、『普通の画像と音楽』の両方を見せ、脳波を計測しました。その時、被験者の胃に、『脂肪酸』または『生理食塩水』のどちらか