では、続き。前回は渡瀬眞悧の絶望世界理論を中心に書いた。 今回は高倉兄弟妹と夏芽兄妹弟と荻野目姉妹について書く。 18話の多蕗との闘争の時、簡易絵コンテや舞台図を書いたり、10話や14話にはレイアウト分析はしたけど、もはやそのネタは繰り返さなくても良いでしょう。 でも、素晴らしい構図、全てのカットに想いが込められていて、好きだ。 ピングドラムを手に入れられる資格を持つ高倉兄弟 10年前、高倉冠葉と高倉晶馬は箱の中で出会った。彼らはおそらくKIGAの球で記憶を消されたか何かの呪いを受けて、箱に閉じ込められ、その命を燃料としたテディドラム爆弾にされたんだろう。 だが、冠葉と晶馬は爆発できなかった。 だから、おそらく、夏芽の冠葉と真砂子とマリオの父親は冠葉に「私は家族を間違えた」と言ったんだろう。(憶測) 冠葉は恨みの爆弾になれなかった。 晶馬もそうなんだろう。 その理由は次週、最終回まで持ち越