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ブックマーク / kangaeruhito.jp (11)

  • 第1回 執筆中の『ジョン・フォード論』について | 映画の「現在」という名の最先端 ――蓮實重彦ロングインタビュー | 蓮實重彦 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

    韓国のインディペンデント映画誌「FILO」。世界各国のシネフィル(映画通)に直接原稿を依頼するという意欲的な編集方針で知られる同誌には、過去に日を代表する映画監督である黒沢清氏・諏訪敦彦氏、俳優の加瀬亮氏らも寄稿しています。そして、最新の第13号には、長年国内外の映画批評をリードし続けてきた蓮實重彦氏のメールインタビューが掲載。今回、蓮實氏と「FILO」編集部のご厚意により、「考える人」で特別にその日語版を公開することになりました。 今年84歳を迎えた「映画狂人」は、自らが体験した映画史、さらに最前線を見据えて何を語るのか? 映画時評から離れて久しい蓮實氏が現代の映画監督についても率直な評価を明かしたこのロングインタビュー、聞き手を務めたホ・ムニョン氏による充実した後記とあわせて、ぜひお楽しみください。 ――まず初めに私どものような小さな雑誌の書面インタビューに応じていただき、誠にあり

    第1回 執筆中の『ジョン・フォード論』について | 映画の「現在」という名の最先端 ――蓮實重彦ロングインタビュー | 蓮實重彦 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社
  • 第1回 私の中に「奇」はない | 橋本治+浅田彰 日本美術史を読み直す――『ひらがな日本美術史』完結を機に―― | 橋本治 , 浅田彰 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

    著者: 橋治 , 浅田彰 先日亡くなった橋治さんは、『ひらがな日美術史』全7巻完結後に、浅田彰さんと「新潮」2007年8月号にて対談をしました。浅田さんが『ひらがな日美術史』という仕事を高く評価していたことから実現したもので、活字になったの二人の対談はこれ一回のみです。二人の大ファンである私にとって、この対談は夢のような時間でした。今回、浅田彰さん、橋治さんご遺族のご厚意により、この「新潮」掲載版の対談を復刻掲載いたします。(編集長 松村正樹) 浅田 お久しぶりです。二十五年くらい前に、『広告批評』が紀伊國屋ホールで開いたシンポジウムで、オブザーヴァーと称して隣どうしに座らされて以来ですよね。 橋 あれは何だったんですかね。僕はオブザーヴァーになってくださいって言われた記憶もないんですよ。客席にいてくださいって言われて、何か最後に言ってくださいって言われて、すごく過激なことを言

    第1回 私の中に「奇」はない | 橋本治+浅田彰 日本美術史を読み直す――『ひらがな日本美術史』完結を機に―― | 橋本治 , 浅田彰 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社
  • 「文藝評論家」小川榮太郎氏の全著作を読んでおれは泣いた | 「文藝評論家」小川榮太郎氏の全著作を読んでおれは泣いた | 高橋源一郎 | Webでも考える人 | 新潮社

    9月21日・金曜日の夜、「新潮」編集部から電話がかかってきた。おかしいな、と思った。今月は締め切りがないはずなんだが。イヤな予感がした。おれは、少しの間ためらった後、電話に出た。案の定だ。「新潮45」問題について書いてくれ、というのである。確かに、おれは、その問題についてツイッター上で少しだけ発言をした。それだけだ。面倒くさいし、何のためにもならない。一晩考えさせてくれ、といっておれは電話を切った。でも、おれは引き受けることになるだろう、と思った。「面倒くさくて何のためにもならないことは引き受けろ」は、高橋家の家訓なのである。 書くことを引き受けてすぐ、「新潮45」の休刊が決まった。この問題については、考えなければならないことが多すぎる。休刊の是非、雑誌や出版社、あるいは著者のあるべき姿、休刊の直接的な原因となったであろう小川榮太郎氏の論文の問題点、当該特集号の各投稿それぞれが抱えている異

  • 『中動態の世界 ――意志と責任の考古学』國分功一郎 | 小林秀雄賞 | | 連載 | 考える人 | 新潮社

    受賞者の國分功一郎氏 受賞インタビュー 中動態との出会い ――「中動態」という言葉は、あまりなじみのない言葉です。國分さんご自身は大学生のときに初めて「中動態」という言葉に触れて、そのときに考えていたことと、どこか深いところでつながっていくような気持ちがしたそうですね。 僕の専門は今は哲学ですが、大学生のときは政治学科の学生でした。 僕が大学生だった90年代中頃は、「日にはどうして近代的な主体や責任主体といったものがはっきりと存在していないのか」という問題がまだ盛んに論じられていたんですね。それと同時に80年代のポストモダンブームを受けて、「日はプレモダンなのに、なぜそれがポストモダンと結びついてしまうのか」という議論も盛んでした。そうした状況の中で、僕自身は、近代的な主体や責任主体の次に行かなければいけないと、何となくぼんやり考えていたように思います。 近代的な主体とは、一言で言うと

    『中動態の世界 ――意志と責任の考古学』國分功一郎 | 小林秀雄賞 | | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • 第16回(2017年度)小林秀雄賞 受賞作決定のお知らせ | 小林秀雄賞 | | 連載 | 考える人 | 新潮社

    はじめまして。2021年2月1日よりウェブマガジン「考える人」の編集長をつとめることになりました、金寿煥と申します。いつもサイトにお立ち寄りいただきありがとうございます。 「考える人」との縁は、2002年の雑誌創刊まで遡ります。その前年、入社以来所属していた写真週刊誌が休刊となり、社内における進路があやふやとなっていた私は、2002年1月に部署異動を命じられ、創刊スタッフとして「考える人」の編集に携わることになりました。とはいえ、まだまだ駆け出しの入社3年目。「考える」どころか、右も左もわかりません。慌ただしく立ち働く諸先輩方の邪魔にならぬよう、ただただ気配を殺していました。 どうして自分が「考える人」なんだろう――。 手持ち無沙汰であった以上に、居心地の悪さを感じたのは、「考える人」というその“屋号”です。口はばったいというか、柄じゃないというか。どう見ても「1勝9敗」で名前負け。そんな

    第16回(2017年度)小林秀雄賞 受賞作決定のお知らせ | 小林秀雄賞 | | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • 人の物語ではなく自分の物語を作りたいと思った | しつもん、考える人 | Anthony Lucero , 考える人編集部 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社

    東京のアメリカンセンターで取材に応じるルセロ監督 カリフォルニア州オークランドを舞台とする『イーストサイド・寿司』は、フルーツの移動販売をしながら娘を育てていたシングルマザーのメキシコ系女性が、皿洗いとして職を得た寿司屋で寿司のおいしさ、美しさに魅了され、寿司職人を目指す物語。主人公のフアナは、女性であること、外見がアジア人でないこと、生ものを嫌う父親の理解を得られないなど様々な障害を乗り越えて、回りの人々の先入観を覆しながら夢の実現を目指す。監督は語る。 寿司に魅了されたフアナ(ディアナ・エリザベス・トーレス)は自宅で試作をはじめる 「まさに人種の坩堝であるオークランドで育った僕にとって、多様な背景を持つ人が一緒に暮らす環境は当たり前のものでした。この映画は地元へのオマージュであり、同時に、僕のテーマである『普通の人が特別なことをする』物語でもあります。 あるレストランで厨房の奥をながめ

    人の物語ではなく自分の物語を作りたいと思った | しつもん、考える人 | Anthony Lucero , 考える人編集部 | 対談・インタビュー | 考える人 | 新潮社
    minesweeper96
    minesweeper96 2017/07/19
    「リサーチを進めるうち、女性の寿司職人が見当たらないことに気づいたのです」
  • リズムをつなぐ | 地球の音 | 細野晴臣 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    ©Elliot Erwitt / Magnum Photos 写真提供:マグナム・フォト 太鼓は、あの世とこの世をつなぐ命綱みたいなもの。 アフリカやアマゾンで暮らす人々、あるいはネイティブアメリカンのシャーマン(呪術師)が祈ったり踊ったりしてトランス状態になるとき、誰かが必ず太鼓を叩いています。太鼓という現実の音がないと、魂が飛び出してあっちの世界に行ったきりになってしまうから。それを一の命綱のように、この世につないでいるのが太鼓の音。それはぼくの考えだけどね。 トランス、つまり半覚醒状態とは夢と目覚めの中間で、夢うつつ。金縛り状態といってもいい。金縛りは辛いけれど、音楽で体験できる「心地のいい金縛り」というのがある。この半覚醒をぼくは〝宙づり感覚〟と言ってるんだけれど、人間にはこれがとても大事。 それがどこにあるかというと、たとえば、徳島の阿波踊り。この世に一拍子という考え方はないけ

    リズムをつなぐ | 地球の音 | 細野晴臣 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • シュタイデル社で本を作れる賞 | 世界一美しい本を作る男 ゲルハルト・シュタイデルに聞く | 考える人編集部 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    直撃インタビューは、『Steidl Book Award Japan』(以下「シュタイデル・アワード」)の話から始まった。シュタイデル氏人が楽しそうに語り始めたのだ。今までに4000冊を世に生み出してきた、世界最高峰のアート出版社を率いるこの人、ゲルハルト・シュタイデル。 なんの賞かと思えば、この「世界一美しいを作る男」自らが応募作を審査し、その選んだ作品がシュタイデル社で刊行されるという、なんとも贅沢な企画だ。 「グランプリの受賞者は、ドイツのゲッティンゲンにあるSteidl社に招待され、ゲルハルト氏との共同作業を通してを制作し、Steidl社から正式に出版されることになります。なお、出版にかかるすべての制作費・印刷費はSteidl社が負担し、同社を訪問する際の渡航費はSteidl社によって全額補助され、 滞在期間中はSteidl社が提供するゲストルームに無料で宿泊が可能です。」と

    シュタイデル社で本を作れる賞 | 世界一美しい本を作る男 ゲルハルト・シュタイデルに聞く | 考える人編集部 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • クラウドファウンディングとしての雑誌 | 株式会社はてな・近藤淳也会長×「考える人」編集長・河野通和対談 | 近藤淳也 , 河野通和 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    河野 私は、雑誌のコアコンピタンス(核となる能力)は「コミュニティ・ビジネス」だと思っています。「はてな」がこのオフィス空間の中に、みんなが集う場を設けておられるように、雑誌の質は、広場性というか、同じ志向を持った人々が集うコミュニティだと思うからです。“紙に印刷されたもの”だけでは、まだ”雑誌”ではない。それを読む読者、そこに作品を発表している著者、それを媒介する編集者といった人たちの集合体、熱量の総和が“雑誌”だと思っているんです。 前回で近藤さんがご紹介下さった山極寿一さんのインタビュー記事のように、話者が情熱を傾けて語りかける。編集者がそれを聞き取る。その結果、「長っ!」と思われるような記事が生まれる。 熱量がそこにギュッと凝縮される。総和が可視化され、表現として物体化される。それが雑誌記事です。ところが、残念なことに、いまはその可視化された熱量の総和と読者とをつなげるチャンネル

    クラウドファウンディングとしての雑誌 | 株式会社はてな・近藤淳也会長×「考える人」編集長・河野通和対談 | 近藤淳也 , 河野通和 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • なぜ、いまさらながら「Webでも考える人」なのか | 株式会社はてな・近藤淳也会長×「考える人」編集長・河野通和対談 | 近藤淳也 , 河野通和 | 連載 | 考える人 | 新潮社

    河野 ちょうど「考える人」2015年春号で、ライターの近藤雄生(ゆうき)さんに「カウチサーフィンが開く出会いの扉」というエッセイを書いていただいたことがあります。「カウチサーフィン」というSNSサイト――世界各地の登録者が互いに無料で自宅に泊め合うことを目的とする――で知り合った外国人が、いきなり近藤雄生さんの家に来て泊まるんですね。すると、危ないんじゃないか、どんな人間がやって来るかわからないじゃないか。逆に訪ねて行く時は、どんな家に招き入れられるかわからないじゃないかとか、そういうリスクばかりが気になります。 ところが実際には、会った当人同士が互いにレビューを書いたりしているので、危険性はきわめて低く抑えられている。大きな事件はほとんど起きていないというんですね。むしろ予期せぬ出会いが魅力的だというのです。「1%のリスクを防ぐために、99%のいい出会いをあきらめるなんてもったいない」と

    なぜ、いまさらながら「Webでも考える人」なのか | 株式会社はてな・近藤淳也会長×「考える人」編集長・河野通和対談 | 近藤淳也 , 河野通和 | 連載 | 考える人 | 新潮社
  • 考える人| シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。知の楽しみにあふれたWebマガジン。 | 新潮社

    2024年6月19日 こころ くらし ことば エッセイ 8.「自分」を多面的にみる――わたしの中の鬼コーチ問題

    考える人| シンプルな暮らし、自分の頭で考える力。知の楽しみにあふれたWebマガジン。 | 新潮社
    minesweeper96
    minesweeper96 2016/04/04
    考える人、Webメディアも始まった
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