米オラクルは9月15日(米国時間)、データベース用アプライアンスの「Sun Oracle Database Machine」を発表した。特徴は、フラッシュメモリーを大量に搭載することで、データ・ウエアハウスに加え、OLTP(オンライントランザクション処理)用途でも利用できる点だ。「競合他社のアプライアンスは、データ・ウエアハウス用途だけしかない。しかも、既存のサーバーにデータベースソフトをインストールするより、性能は高い。他社は決してまねができないはずだ」とラリー・エリソンCEO(最高経営責任者)は自信を見せた。 同製品は、米オラクルが2008年9月に発表した、データ・ウエアハウス用アプライアンス「HP Oracle Database Machine」と同じアーキテクチャを採用。データベース・サーバーとストレージ・サーバー、ネットワーク装置が一つのきょう体に納まっている。このアーキテクチャ
Sun Microsystemsは米国時間7月16日、Oracleからの買収提案をめぐる投票が行われた臨時株主総会において、同社株主が買収提案を承認したとの発表を行った。 OracleがSunの普通株を1株あたり9.50ドルの現金、総額74億ドル(Sunの保有現金や負債を考慮した場合の実質的な買収額は56億ドル)で買収することについて、Sunの普通株を保有する約62%の投資家が賛成票を投じた。 OracleによるSunの買収は、Javaのライセンス方式に関する問題を争点に独占禁止法違反などの疑いがないかどうか、依然として米司法省による調査が継続中である。しかしながら、Oracleは、2009年夏の間に買収契約の締結を完了する見通しに変更はないとの見方を表明している。 Sunの2009年第4四半期(4-6月期)の決算は、世界不況の影響を厳しく受けて、売り上げは低迷し、純損失を計上すると見られ
米Sun Microsystemsが5月12日に米証券取引委員会(SEC)に提出した文書では、米Oracleの56億ドルでのSun買収の背景が詳細に説明されている。Sunはその中で、同社取締役が満場一致で承認したものの、一部株主の怒り――そして3件の集団訴訟――を呼んだ買収案のロジックについて説明している。 Sunは2000~2001年にハイエンドワークステーション・サーバが傾いて以来、10年間で数十億ドルの赤字を出している。同社は今後数年間を生き残る現実的なチャンスは、同社を補完する製品を持つ企業に買収されることだけだと信じていた。 SECの書類によると、Sunは3社の候補と話をした。だが書類にはOracleの名前しか出ていない。業界筋はeWEEKにオフレコで、ほかの2社は米IBMと米Hewlett-Packard(HP)だと話した。 このとき情報筋は、IBMが買収の準備をしており、送金
米Oracleによる米Sun Microsystems買収計画を巡り,Sunの個人株主が集団訴訟を起こしていたことが,Sunの米証券取引委員会 (SEC) への提出書類で明らかになった。買収案が不公正かつ不十分だとするもので,米国時間2009年4月20日に1件,4月30日に2件の訴訟が,カリフォルニア州サンタクララ地方裁判所に申請されたという。 この書類によると,申請された3件の内容はいずれも同様である。買収計画の差し止めを求めており,Sunと同社幹部および取締役の一部,そしてOracleを相手取り,信認義務違反,および信認義務違反をあおる行為があったとして非難している。 OracleとSunが買収計画の合意を発表したのは2009年4月20日(関連記事:[速報]オラクルが74億ドルでサンを買収)。Sun買収については米IBMも交渉していたが,4月5日に決裂したと米メディア各社が報じていた(
シリコンバレー在住。著書に『行動主義: レム・コールハース ドキュメント』『にほんの建築家: 伊東豊雄観察記』(共にTOTO出版)。7月に『なぜシリコンバレーではゴミを分別しないのか?世界一IQが高い町の「壁なし」思考習慣』(プレジデント)を刊行。 ビジネスモデルの破壊者たち シュンペーターの創造的破壊を地で行く世界の革新企業の最新動向と未来戦略を、シリコンバレー在住のジャーナリストがつぶさに分析します。 バックナンバー一覧 IBMによる買収交渉が破談に終わったサン・マイクロシステムズが、オラクルへの“身売り”を決めたことで、IT業界に波紋が広がっている。IBMによる買収話がお流れとなったのは、4月初めのこと。オラクルの発表は、その2週間後というスピーディーさだった。この間、サンの株価は下がり続け、経営破綻も免れないのではとの噂すら広がっていた。 オラクルによる買収額は、IBMの提示額(7
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン Aaron Ricadela (BusinessWeek誌記者、シリコンバレー) 米国時間2009年4月23日更新 「Oracle's Sun Deal: A Closer Look」 米オラクル(ORCL)は4月20日、米サン・マイクロシステムズ(JAVA)を74億ドル(約7200億円)で買収すると発表した。 同日、市場アナリスト向けに開催した電話会見では、ラリー・エリソンCEO(最高経営責任者)をはじめとする同社幹部らは、買収するハードウエア資産とソフトウエア資産の活用法について簡単な概略を述べるにとどまり、サンのスコット・マクニーリ会長も、事前に用意した声明を極めて事務的に読み上げるにとどまった(BusinessWeek.comの記事を
OracleによるSun買収ですが、ソフトウェアの領域についてはそれほど心配していません (MySQLはどうなるの等の話はありますが)。ソフトウェア企業の買収についてはOracleは相当の実績があります。問題は、Oracleにとって基 本的に初体験となるハードウェア事業、特にSPARC/Solarisサーバのビジネスです。 繰り返しになりますが、ベンダーが今までビジネスを行なっていたレイヤーを越えて別のレイヤーに進出する場合には、それによる市場拡大のメリットと、今までのパートナーとの競合増大によるデメリットのトレードオフを十分に考えることが必要です。 この点をふまえて、Oracleが取り得る選択肢について考えてみます。 1.SPARC/Solarisサーバを強力に推進し、Oracleソフトウェアとの統合ソリューションを追求する なんだかんだ言ってSolarisは現時点で最もスケーラブルなU
OracleがSunを買収するとの発表がありましたが、ネット上ではあまり好意的な意見がなかったので、一言コメントしたくなりました。(ディスクロージャ。。。というわけでもありませんが筆者は新卒で入社した会社がOracleだったこともあり、適当に割り引いてみてください) というのも、昔からシリコンバレーの「おしどり夫婦」と呼ばれるぐらい、互いが互いの成長を支え合ってきたOracleとSunのコンビなのだから、この二人がくっつくのは実にいい結末だと思っているのです。 時代がメインフレームからミニコン、UNIXへと向かい、ダウンサイジングが進んだ1980-1990年代、SunとOracleはともにUNIX世代の盟主として君臨していました。ところが2000年代以降、さらにUNIXからPCサーバへとダウンサイジングが進むにつれ、両者は典型的なイノベーションのジレンマに陥っていました。たまたま直接的なダ
OracleはSun Microsystemsを74億ドルで買収すると発表した。わたしが長年主張しているコンピュータ業界におけるパラダイムシフトそのものである。 4月20日、商用ソフトウェア最大手Oracleは、2008年来株価の低迷にあえいでいたSun Microsystemsを74億ドルで買収すると発表した。 1カ月前、IBMが65億ドルでSunを買収する意向を表明し、順調に進むと見られていた。だが、途中でIBMは買収価格を引き下げる提案をして、これが破談につながった。 OracleのSun買収は2008年から続いた同社買収に関する物語がすべて終わることを意味する。同時に世界のコンピュータ業界で新たな秩序が形作られる新たな物語(パラダイム)が始まることを意味する。 最近の米国の景気は、幾つかの指数で回復の兆しが見られるものの、全体的にはまだまだ不況を脱していない。Citiを代表とする金
昔、Ciscoのジョン・チェンバースが「ホリゾンタルは常にバーチカルに勝つ」という(趣旨の)発言をしたと記憶しています(ソース検索中)。このルールは、今日においても(原則的には)成り立つと思います。 ホリゾンタルなビジネスモデル、つまり、特定のレイヤーに特化したモデルはリソースを集中しやすいという点でも有利ですが、それ以上に、パートナーのエコシステムを構築しやすいという点で有利です。たとえば、Ciscoはネットワーク機器というレイヤーに特化したベンダーとしてどのサーバベンダーとも対等に付き合ってきたため、どのサーバベンダーとも補完的な存在になり、その顧客ベースにリーチできました。仮に特定のサーバベンダーのビジネスが傾いても、他のサーバベンダーの市場で勝負できるため大きな悪影響を受けません。 仮にCiscoがちょっとお金が余ったので特定のサーバベンダーを買って、そのベンダー専用のソリューショ
Expired:掲載期限切れです この記事は,ダウ・ジョーンズ・ジャパンとの契約の掲載期限(90日間)を過ぎましたので本サーバから削除しました。 このページは20秒後にNews トップページに自動的に切り替わります。
Oracle Database runs faster and more efficiently Oracle hardware lets IT teams deploy optimized solutions in customer data centers and easy-to-manage appliances in remote offices and edge environments. Solutions with full-stack integration and optimizations let customers run Oracle Database up to 10X faster with Oracle Exadata’s Smart Scan query offload. Watch NTT DOCOMO’s story (0:48) Easy integr
SunのオフィススイートStarOfficeが3年ぶりにバージョンアップし、Mac OS Xをネイティブサポートするようになった。 米Sun Microsystemsは11月17日、オープンソースのオフィススイート最新版「StarOffice 9」(日本名StarSuite 9)の提供を開始した。Intel版Mac OS Xをネイティブサポートする。価格は34.95ドル。企業で一括購入する場合は1ユーザー当たり25ドルから。日本語をはじめ、中国語、韓国語などのアジア言語では、Star Suite 9として提供する。価格は同じく34.95。 最新版では、PDFファイルのインポートと編集、報告書作成、ブログ作成、Wiki公開などの作業を簡易化する機能が強化された。またOpen Document Formatをサポートし、Microsoft Office 2007で作成したOpen XML形式の
米Sun Microsystemsは米国時間2008年11月14日,全従業員の15~18%に相当する5000~6000人規模の人員削減計画を発表した。ソフトウエア部門の組織再編も行い,「アプリケーション・プラットフォーム・ソフトウエア」「システム・プラットフォーム」「クラウド・コンピューティング&開発者プラットフォーム」という3部門を新設する。 世界的な経済危機に対応し,オープンソース事業も強化するという。リストラ策により,年間7億~8億ドルの経費削減効果を見込む。 人員削減は全世界で実施する。新たに設ける事業部門は,(1)Java,データベース「MySQL」,Javaアプリケーション・サーバー「GlassFish」,ID管理技術関連の開発を行うアプリケーション・プラットフォーム・ソフトウエア部門,(2)サーバー/ストレージ/ネットワークなどのIT基盤関連のシステム・プラットフォーム部門,
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