大阪市立桜宮高校でバスケットボール部の男子生徒(当時17歳)が自殺した問題を受け、市の外部監察チームが同校の全生徒約840人にアンケートを行った結果、8%にあたる約70人が体罰を受けたことがある、と回答したことが分かった。体罰を受けた生徒が、大半の運動部に及んでいたことも判明。同校で部活動中の体罰がはびこっていた実態が浮き彫りになった。【津久井達】 関係者によると、アンケートは先月18日、弁護士らでつくる外部監察チームが市教委の依頼で実施。部活動や授業中に体罰を受けたと回答した生徒は計約70人で、体育系2科(約360人)の約9%、普通科(約480人)の約7%だった。 多くの生徒は部活動中に顧問の教諭から体罰を受けたと回答。活動していた12運動部の大半に及び、バスケ部、バレーボール部の順に多かった。同校が昨年12月、バスケ部員のみを対象にした調査では、21人が体罰を受けたことがある、と回