前回の連載からあっと言う間に一ヶ月ですね。その間、前回お伝えした起業の件でバタバタする毎日が続いています。ある企業のR&Dのお手伝いでMITメディアラボにも初めて行ってきました。普段ドッグイヤーな生活をしている身としては、10年・20年先を見越した様々な研究に触れ、大きな刺激をもらいました。いずれ何かのかたちでご紹介できればと思っています。 さて、前回は「メディア/機能のかけ算」という切り口で、なぜiPhoneは面白いのかというお話をしました。AppStoreというプラットフォームも含めた、iPhoneの可能性を改めて感じていただけたのではないでしょうか。 今回はお約束通り、私が友人と手がけるAudible Realitiesプロジェクトの実例をご紹介します。 Audible Reaitiesは、私とプログラマの永野哲久(Qosmo Inc.)、サウンドアーティストの城一裕(ニューカッスル