焼け焦げた「京都アニメーション」第1スタジオの1階部分。被害が拡大した一因とみられるらせん階段が見える(20日午後、京都市伏見区で)=吉野拓也撮影 京都市伏見区のアニメ制作会社「京都アニメーション」第1スタジオで34人が死亡した放火殺人事件で、京都府警は20日、現場検証の結果、火元は1階のらせん階段西側だったと発表した。死者の約8割の28人が一酸化炭素(CO)中毒で死亡した可能性が高いことも府警の調べで判明。うち半数以上は、火元から最も離れた屋上と3階をつなぐ階段に集中していた。ガソリンによる爆発的火災でCOが急速に充満し、逃げ切れなかった可能性がある。 府警は20日、殺人、現住建造物等放火両容疑で青葉真司容疑者(41)の逮捕状を取った。青葉容疑者は全身やけどで意識不明の重体。 府警によると、青葉容疑者は18日、1階玄関から侵入し、3階まで吹き抜けのらせん階段付近に、バケツのようなものに入