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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/idconsult (9)

  • 記者会見になぜ白衣か - 感染症診療の原則

    また未明会見のようですが、、あれこれ批判が出ていてもなかなか基的な指針は修正されないんですね。フェーズ4訓練で記者会見訓練を入れてしまったのが原因ですかね。 誰と誰が出るときめてしまったので、「やらねば!」となっているのかもしれません。 白衣をきた医師まで出て個人の状況をしゃべらせるに至っては、医療機関に対する不信につながりかねません。会見時になぜ白衣が必要なのでしょう。 来はサマリーを広報担当官がしゃべればいいだけですから。 今後、今の症例定義にあてはまらない(渡航歴無し)インフル症例が地域の定点医療機関を受診し、地方衛生研究所に通常のタイピングのために検体が送付され、そこで新型がたまたまみつかる、、というパターンは大いに予想されます。 そのときにどのような対応をするかを学ぶ事例となります。 日経ネット「新型インフル、渡航歴ない男性に疑い 神戸で陽性反応」 http://www.ni

    記者会見になぜ白衣か - 感染症診療の原則
    mitsugusakamoto
    mitsugusakamoto 2009/05/16
    "白衣をきた医師まで出て個人の状況をしゃべらせるに至っては、医療機関に対する不信につながりかねません。"
  • 男性約50万人の包皮切除 - 感染症診療の原則

    6月1週は日のHIV検査啓発週間です。しかし今回のインフル騒動のためか具体的に何をするのかという情報はまだあまりみかけません(人手不足でできないかも)。 たいていは夜間や週末の迅速検査を臨時で行い、そのよびかけを駅前でしています。 先進国の現状は、特定のリスク層以外では新規感染は安定・減少傾向にあります。 リスク層の筆頭は男性と性交をする男性=MSM(Men who have sex with Men)で、日では報告されるHIV感染症の95%前後が男性です。 このうち多くはMSMといわれています。 最も影響を受けている途上国にもこれまで様々なプログラム・予算が投入されましたが、期待する成果にはいたっていない(失敗している)と評価されています。 最大ドナーの米国がブッシュ時代に推進したABC(A=禁欲、B=パートナーへの忠誠、C=コンドーム)はアフリカでは難しいカルチャーがあり、若年層の

    男性約50万人の包皮切除 - 感染症診療の原則
    mitsugusakamoto
    mitsugusakamoto 2009/05/10
    "包皮切除を行った男性ではHIVに感染する確率が2倍から3倍低くなるとの一連の研究結果を受けたもの。"→ほ、ほんとですかそれw
  • ドイツの病院でのA/H1N1の経験(ユーロサーベイランス) - 感染症診療の原則

    金曜はユーロサベイランスの日。丁寧な疫学調査のサマリーがよく載ります。 最新号にはドイツのA/H1N1症例の報告記事が速報で載っています。 検査や病院の対応の情報は参考になります。 ------------------------------------------------------------------- (はしょったサマリー。検査の詳細は元の論文の表などでご確認ください) Eurosurveillance, Volume 14, Issue 18, 07 May 2009 Rapid communications First sequence-confirmed case of infection with the new influenza A(H1N1) strain in Germany(May 2009) 30代男性が4月24日にインフルエンザ症状で南部の病院の内科に入

    ドイツの病院でのA/H1N1の経験(ユーロサーベイランス) - 感染症診療の原則
  • 「シロクロ」「上陸」「敵」「地獄絵」そして「陰性記者会見」 - 感染症診療の原則

    先に紹介しました「学校閉鎖プラン→体調の悪い生徒の自宅安静」への切り替えの話は日語のメディアも扱うようになりました。 「米、新型インフルによる休校勧告を撤回」(読売) http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090507-OYT1T00771.htm (毎日新聞は誤情報がまじっていますが) 素朴な疑問ですが、なぜ米国・カナダ・メキシコ帰りだけが健康チェックの対象なんでしょう。 WHOのUpdate情報が各国での広がりを示しだしたら対象飛行機も増えるんでしょうか。7日の時点で24か国、2100名を数えています(検査していない人はもっとたくさんいる) 日で1人確定症例が出たとして、それは目をつりあげて水際阻止!と叫んでいる人たちから「失敗」とかいわれちゃうんでしょうか。 厚生労働省や検疫が何をやってもインフルエンザウイルスが入ってきても不思議はありません

    「シロクロ」「上陸」「敵」「地獄絵」そして「陰性記者会見」 - 感染症診療の原則
  • Little evidence that quarantine helps - 感染症診療の原則

    検疫で過労死しそうになっている関係者や、便乗商売でぼろもうけのマスク業者が聞いたら・・・・になるようなQ&Aがカナダのモントリオールのメディアにありました。よく聞かれる項目なので参考になります。 ※印は文中にない補足です。 ------------------------------------------- "Little evidence that quarantine helps:What you should know" (The GazetteMay 3, 2009、Q&AシリーズのPart 2) 「H1N1に感染した人は検疫下におかれるべきでしょうか?」 現時点ではカナダ政府は警察権を使っての検疫を行うことは検討していません。 (※お願いベースで協力してもらう) 検疫が有効であるというエビデンスはほとんどありません。 インフルエンザになる人の二人に一人は症状が出る1日前~2日前

    Little evidence that quarantine helps - 感染症診療の原則
  • 慌てた記者会見は必要か? - 感染症診療の原則

    昨年度の感染研/厚労省が開いた新型インフルの講習会ではリスクコミュニケーションの講義もありました。そこでは定時の記者会見をセットアップし、、という話でした。 「臨時」「緊急」の記者会見となると、そのことじたいが社会にすごいメッセージ性をもちますし、それで何か対応がかわるのか?ということも期待されます。 仮に対応を変えるのだとしたら発表を30分とか1時間をあせるよりも、その後必要な体制に混乱をきたさない準備をしてするべきです。 これまで2例の疑い例の記者会見のせいで、ネットには個人に関連する情報が流れていました。人やご家族に与える影響を発表する人たちは考えていないのでしょうね。 海外ではこの段階で居住地情報や年齢性別を含む情報をプレスリリースしていません。 改訂された感染症法の基理念に人権への配慮があるのに残念なことです。 このことを重視するとはどういうことかがわからないまま右往左往して

    慌てた記者会見は必要か? - 感染症診療の原則
  • 看護学生の質問 - 感染症診療の原則

    ニュースをききかじった学生からの質問。 くしゃみを肘の内側で覆うポーズをしたら「あい~ん!に見える」といった生徒です。 「先生、新型はいつ旧型になるんですか?」 ・・そういえばそうですね。調べておくわ。 「次に新しいのが出たら新型2号というんですか?」 「新型と旧型と両方に感染したら検査結果はどうなりますか?」 ・・なるほど。たしかにそういった情報はないわね(^^;) 「ウイルスのヘンイってなんですか」 ・・つきあっている男の子が心変わりをしたとしますね。 外見上はいつもと同じA君。しかし彼の内部で変化があるんですね。 問いただすと、少し前に別の女の子と出会って今までないキモチが生まれてきた。 「ひどい!」と涙するあなたにきっと彼はこういうはず 「もう前の僕とちがうんだ。いろいろな人との出会いがあるだろ?。ひとはずっと同じままじゃいられないんだよ・・・」 A君はA君だけど性質がかわっちゃっ

    看護学生の質問 - 感染症診療の原則
  • 怖いのは深夜の記者会見と報道 - 感染症診療の原則

    うわずった声が響くので起きてしまったら・・それはNHKの放送でした。 ウイルスよりも用語を間違えたどたどしくひきつった顔の大臣とてんぱった女子絵アナウンサーの読みが怖~い。 ぎょえ。なんでしょうね。この会見は。 パニック会見をしながら国民の皆さん冷静に、、、というのは・・(--#) うわずった声で「PCR」「疫学的調査」とかうろおぼえの言葉をふりまわし(聞いていると「よく知らないんだな」と納得しちゃいますが)、話の中で部分的にメモレベルで入っていることを加えながらなが~い一文をだらだらしゃべって。 フェーズ4以降訓練ではプレス発表訓練も入っていましたが、こういうのやっちゃだめですよ、というサンプルで示した記者会見そのものです。 (今後の研修会で教材として使えますので録画をお勧めします!!) まず、深夜に大臣が言うほどの内容か? それから、すごーーーーーく基的なことですが、感染症で「シロ」

    怖いのは深夜の記者会見と報道 - 感染症診療の原則
  • 共有資料 ブタインフルエンザの一般向け説明書 - 感染症診療の原則

    東京医大感染制御部の松永先生が一般向け資料を和訳してくださいました。 松永先生は米国で感染症の専門医となられたあと帰国し、東京医大でコンサルテーション等に関わられています。 共有する許可をいただきましたのでブログで紹介させていただきます。 (ご厚意でいただいたものです。ご利用にあたっては内容・方法についての判断・責任は各人・機関でおねがいします) ------------------------------------------------------------------------ CDCの豚インフルエンザ情報の和訳 http://www.cdc.gov/swineflu/swineflu_you.htm(2009/04/24発行 2009/04/25 訳) ■豚インフルエンザとは? 豚インフルエンザはA型インフルエンザウイルスによって起こる豚の呼吸器疾患です。豚の間ではアウトブレ

    共有資料 ブタインフルエンザの一般向け説明書 - 感染症診療の原則
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