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ブックマーク / wbuap.exblog.jp (11)

  • 点字に未来はあるか?その2 | WBUAP便り

    フランスからの点字に関する記事、長かったので2日に分けました(^^ゞ さて、「その1」には、ちょっと悲観的なことが列記されていましたが、著者は、点字に未来を見出しています。 「起承転結」ですかね。 1.情報の「自給」性。 平たく言えば、人の手を借りなくても、情報が入手できるということです。 欧州では2010年、医薬品に点字の表記を義務付けました。 勿論、視覚障害者自ら識別できるようにするためです。 エレベーターのボタンの点字表記も、アクセシビリティに関する基準に含まれました。 まあ、ボタンを押しても、その階に着いたかどうかは、他のアクセシビリティ仕様が無いと分かりませんが(~_~;) でも、東京の駅の手すりにある点字の行き先表示は、私も大変重宝しております(^o^) 医薬品以外でも、点字表記が付いている日用品が増えているようです。 私なんぞは缶ビールの上にある「おさけ」を最初に思い出します

    点字に未来はあるか?その2 | WBUAP便り
  • 世界防災会議での障害ステークホルダー | WBUAP便り

    仙台で開催されている第3回世界防災会議は、私にとって初めての国連の会議となりました。 参加申し込みが終わったのが会議の1ヶ月前で、宿泊先が判ったのが出発の5日前という、とにかく全てがギリギリになるまで分からない、中々スリルのある会議準備でした。 ただ、日から、日盲人福祉委員会の防災施策を担っているkさん、最近WBUへの国家代表になったtさん、国際関係を勉強しているnさんの4人での参加なので、心強く何処か安心しているところがあります。 普段は日人1人で行きますので。 会議が始まる前日、障害ステークホルダーの集まりがありました。 ここで出た内容を少しご紹介すると〜 ・防災に関するデータの収集には障害に関するデータも正しい分類で ・政府機関と障害者団体との橋渡しを ・権利条約11条を活用し、防災施策を権利条約実現の一環とさせて、国連障害者権利委員会への報告とモニタリングの対象とさせる ・

    世界防災会議での障害ステークホルダー | WBUAP便り
  • 2015年の世界点字の日に寄せて | WBUAP便り

    ご存知点字の父、ルイ・ブライユの誕生日、1月4日は、「世界点字の日」と、視覚障害者の世界では命名しています。 今年の世界点字の日に寄せたWBUの発表をご紹介します。 視覚障害者はここ200年程、点字を使って読み書きを学んできました。 3X2の6つの触れる点で出来た文字システムで、世界の殆どの言語に於いて文字や数字や記号を表すことが出来ます。 世界中の視覚障害者が生活でを読み仲間と勉学に励むのに、非常に重要です。 点字は15歳の若き視覚障害者、ルイ・ブライユが、1824年に発明しています。 当時、彼はパリの王立盲青年学校に学んでいました。 他の子どもたちのようにが読みたかった彼は、学び易く再生しやすく使い易い、触って分かる文字を考案しました。 視覚障害学生にとって点字は識字と就職への鍵を握っていますが、著作権法によって、学校が教科書を点字や拡大文字にする際、著作者の許可を得なければなりま

    2015年の世界点字の日に寄せて | WBUAP便り
  • WBU代表の北朝鮮訪問:朝鮮障害者保護連盟と盲人協会 | WBUAP便り

    昨年の夏頃から話が出ていた、北朝鮮の視覚障害者に国際社会にデビューしてもらう構想ですが、ようやく結実しそうな様子になってきました。 11月の香港での中期総会に、今の所、オブザーバーではありますが、初めて北朝鮮から視覚障害当事者をお招きすることが出来そうです。 このきっかけの1つが、今年の夏、WBU代表が北朝鮮を訪問したところからなのです。 ここでご報告できていなかった訪朝に関するお話をご報告します。 まづ第1弾。 元々、WBU会長のアーントさんが訪朝する予定でしたが、諸般の事情で急遽、介助者として準備していたノルウェー視覚障害者協会国際部部長のテリエさんが単独で訪朝。 北朝鮮の障害者支援をしているドイツのNGOからは、ファニーさんというやはり視覚障害当事者が一緒に訪朝しました。 ちなみに、北朝鮮へのビザには、観光と就労の中間のような「代表」という種類のビザがあります。 テリエさんはWBUの

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  • WBU代表の北朝鮮訪問その2:朝鮮障害者芸術協会(KAAD) | WBUAP便り

    北朝鮮の障害者も様々な芸術活動を行っています。 視覚障害者は主に音楽に、聴覚障害者は主に舞踊に。 WBUを代表して訪朝したテリエさんも、芸術協会(KAAD)を訪問し、北朝鮮の障害者の芸術活動を撮影した写真展を見学した後、アンサンブルを堪能。 聴覚障害の舞踊家や視覚障害の音楽家は、未だ学生だったり、卒業して芸術協会に所属したりしています。 そして、この聴覚障害者のアンサンブルメンバー、何と、朝鮮語の手話で視覚障害者と一緒に歌を歌ったそうです。 やはり、北朝鮮は、手話では頑張っているようですね。 機会があれば、このアンサンブルも、海外公演をしてみたいとか。 既に2014年の終わりには、英国とカナダの公演が決まっています。 これから電子機器を使った視覚障害者のバンド結成も予定されています。 近い将来、アジアの各地で増えてきた視覚障害者の音楽フェスティバルに参加できると良いと思います。 旧共産圏同

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  • WBU代表の北朝鮮訪問その3:クワンミョン点字出版所 | WBUAP便り

    クワンミョン点字出版所は、ピョンヤンから30分ほどのところにあります。 設立は1962年と言いますから、予想以上に歴史の長い点字出版所です。 主な印刷物は、盲学校で使う教科書と、視覚障害者向けの雑誌。 雑誌は3種類あって、全て視覚障害当事者が編集しています。 視覚障害者の生活に密着した内容が多く、視覚障害者が働く所謂「福祉工場」に取材に行ったりするそうです。 また、一般の定期刊行物も12種類、点訳されています。 現在でも点字印刷は亜鉛版のようなものを使った手動式の印刷です。 スウェーデンのIndex Brailleというところが出しているエンボサーが1台ありましたが、ソフトが古くて使えない状態でした。 そこで、ご近所ノルウェーのテリエさんが、メーカーと橋渡しをしてくれています。 テリエさんの目には、新しい技術の導入に焦点が当たり、技術者やその技術の使い方を重視する必要があると映ったようです

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  • WBU代表の北朝鮮訪問その4:テドン盲学校 | WBUAP便り

    テドン盲学校は、3校ある北朝鮮の盲学校で一番大きい学校です。 ピョンヤンから車で30分ほどの所にあります。 1クラス5人の生徒が平均で、点字出版所が製作した教科書と、点字器を使って勉強していました。 点字タイプも一部あります。 生徒は10歳から18歳くらいだったとか。 寄宿舎は5人1部屋です。 朝鮮半島の床暖房、オンドルが設置された部屋にマットを敷いて就寝します。 生徒たちの事の助けにと、校庭で野菜を栽培しています。 テリエさんが出かけて翌日は、北朝鮮の子どもたちの全国組織が出来た記念日で、政府から大きな箱にトマトが3箱届きました。 この辺りは如何にも北朝鮮ですか。 校庭では、生徒たちが、欧米の視覚障害者が行う卓球の一種、ショーダウンを楽しんでいました。 ショーダウンの機材は、ドイツのNGOからの寄贈です。 以下、校長先生とのミーティングで出てきた情報です。 -盲学校は3校ともに1959

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    mitsugusakamoto
    mitsugusakamoto 2014/11/04
    "何歳でも入学は可能で、逆に、中途視覚障害者で何歳で入学しても、点字を勉強するために1年生から始めます。→点字習得後飛び級は可能。"
  • 10月15日、白杖の日に寄せて | WBUAP便り

    では10月10日が「目の愛護デー」として有名ですが、海外では、10月15日の白杖の日が大きく採り上げられ、途上国を含め各国でイベントが開催されます。 そこで、WBUでも記者発表を出しましたので、ご案内します。 10月15日の白杖の日を迎えるに当たり、世界の約2億8500万人の視覚障害者を代表するNGO、WBUは、アクセシブルなGPS等、視覚障害者が自分で移動できるようになるための昨今のデザインや技術を歓迎します。 ただ、視覚障害者の移動と自立に寄与するこうしたデザインや技術も、社会の人たちと同じ場を共有する際に生じる視覚障害者のニーズを考慮した企画でなければ、視覚障害者にとって障壁となったり、新たな危険となることも事実です。 今日では、安全に自分自身で移動できるか否かが社会で重要な問題になっています。 誰でも目的地に安全に速く辿り着きたいものです。 視覚障害者とて同じこと。 実際、教育

    10月15日、白杖の日に寄せて | WBUAP便り
    mitsugusakamoto
    mitsugusakamoto 2014/10/09
    日本ではあまり話を聞かない「白杖の日」について。 "途上国の視覚障害者は殆ど、この最も基本的な歩行支援機器である白杖すら手にすることができません。"
  • 低価格帯の点字ディスプレイを目指して | WBUAP便り

    米国デラウェア州にOrbitという会社が http://www.orbitresearch.com/ 視覚障害者向け支援技術を比較的安価で提供するので有名なようですが、この国際的な起業が今般、安価な点字ディスプレイの研究・開発・生産に乗り出すとの発表がありました。 Transforming Braille Group LLCという、視覚障害当事者団体と支援団体の連合体が、このプロジェクトに百万ドルの投資をしています。 研究開発の目標は、スタンドアローンで動く20マスの点字ピンディスプレイを、300米ドル乃至は300ユーロ程度の安価な価格帯で生産することです。 これが実現すると、途上国の視覚障害者の手にも相当届き易くなりますし、先進国でももっともっと点字ディスプレイが普及し、図書館等では点字の紙のに取って代わることも現実味を帯びてきます。 スマホやタブレットとも、USBやブルートゥースで繋

    低価格帯の点字ディスプレイを目指して | WBUAP便り
  • 視覚障害者スポーツそろい踏み | WBUAP便り

    盲学校の先生に声を掛けて頂き、視覚障害者スポーツ関係者の情報交換会に初めて出かけました。 今年で既に3回目だそうです。 母校に久しぶりに行ったら、玄関のドアに鍵が掛かっているようで開きません。 会議の張り紙があるのに・・・と困っていると、後ろから来た人が「左右に開きますよ」と。 確かに、左右にあっさり開きました。苦笑 「だから卒業生がもっと来ないといけないんだよ」と、早速先生に指摘されました。 一番最初の呼びかけ人は、何と、眼科の先生だったそうです。 ロービジョン学会でも、眼科の先生が視覚障害者の就労や福祉制度に関する知識を少しでも持ってくれていると、中途で視力を落とした人たちが必ず接する眼科の先生のところで、既にリハビリの第1歩になるという話が出ていますが、併せて、スポーツの理解も深まっていれば、「生活の質(QOL)」向上に役立つのではないか、というのがことの発端です。 競技団体、沢山お

    視覚障害者スポーツそろい踏み | WBUAP便り
    mitsugusakamoto
    mitsugusakamoto 2014/04/29
    興味深い。
  • パソコン講習が変えるアジアの視覚障害者 | WBUAP便り

    2004年より、日点字図書館に寄託された池田輝子さんの基金を活用し、アジア太平洋の視覚障害者向けにWBUAPのICT研修が開催されています。 これまでの受講生は、18カ国から111名になります。 参加者には諸経費と併せ、スクリーンリーダーを搭載したラップトップが寄贈されます。 初級コースでは、文書の作り方、メール、インターネット等、基礎的な内容でした。 中級コースでは、ブログの立ち上げ方、Excel関数、検索エンジン等が含まれました。 そして、上級コースでは、プログラミング、ホームページの作り方、音声データの編集、ラジオのストリーミング等を学びました。 中には、帰国後、更に高度なプログラミングを学んだ研修生もいます。 修了生の中には、モンゴルの盲人連盟会長のゲレルさん、ベトナム盲人協会女性部長のアインさんもいます。 アインさんはベトナムでもパソコンを指導し、色々と工夫した教材を作っていま

    パソコン講習が変えるアジアの視覚障害者 | WBUAP便り
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